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2024 .03.29
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2011 .04.05

 先日、やまかん日記をまとめてみてはどうかというお話を頂きました。山形県環境技術専門校の活動記録についてこのブログに書き綴ってきましたが、卒業は目前に控えています。お話では、これまでの記事をピックアップしてと言うことでしたが、む…無理です。(笑)それで、この一年で撮りためた写真を元に書き下ろすことにしました。一部抜粋、引用した所もありますが、全体的に構成し直しです。お話を頂いてからしばらくイメージを練っていました。レイアウトやデザインに割く時間はほとんどないので、基本構成だけしてぽつぽつと書き始めました。まとまった時間が取れないと中途半端になるので時間を確保するのがなかなか難しいのです。それでも少しずつ書き進め、今日やっと時間が取れました。食事を作ったりしていると集中力が途切れるので朝食後にコーヒーを準備して後はひたすら執筆・編集です。ラジオをかけていたのですが、努めて明るい番組構成をしているようです。外は晴れているらしく、カーテンの隙間から陽射しが射し込んでいます。いつからかこの季節になると鉢植えのシクラメンが咲く様になっています。自然環境では、この時期が正しいのでしょうか。そう言えば、カタクリの花ももうすぐですね。

IMG_7731.jpg そんな当たり前の春がすぐそこまで来ているはずです。いや、そう思いたいものです。山形の短い春は、山菜や山野草、それから春から初夏の花が我先にと咲き乱れます。今年はまだ雪がちらつくことがあり、異常なのか毎年こんな感じだったのか感覚がおかしくなっているのは、自身の影響なのでしょうか。

 

 現在の専門校を選んだ理由の一つはステップアップの為の階段…新たに登る山の登山口とも言うべき入り口を探すことでした。その目的は達成できたのかと自問自答します。山形に来てから手近な山にいくつか登りましたが、まずは登山口を確認してから後日改めて装備を整えて出直すのが常でした。準備も出来ないままに登山することは素人にとって危険な事でしょう。ただ、事態は急を要していることも間違いないのです。山形はどうすべきなのか。東北はどうなるのか。日本は…。歴史に残る大きな転換点にいて何をすべきが…そして、出来ることをして行くしかないのです。

 

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2011 .04.04

IMG_4987.jpg 今日は受講生仲間にシェアハウスからの荷物の運び出しをお願いしていました。ついでにお手伝いをすることになっていたので、午前中に山形に電車で出かけました。震災以降、電車を利用するのは初めてになります。ダイヤを確認すると在来線は正常に戻っていましたが、駅に着く直前に電車が一本出てしまったので次の電車まで1時間くらいあります。自宅へ戻るのもどうかと思い、駅ビルの一階にあるハローワークを覗いてみました。数ヶ月ぶりに検索機に座るとちょっと勝手が違います。どうやら検索のプログラムが改良されたようで、以前より操作性が良くなった様です。期待せずに検索をかけてみると、意外に面白そうな求人が出ています。実はそう言った興味を惹かれる求人は、ほとんどが緊急雇用対策で1年間の期限付きなのでした。その他の求人はと見るとあまり変わりがない印象です。この際、緊急雇用対策でも…と求人票を確認し、プリントアウトしてハローワークを出ました。ホームに出て暫くすると電車がやってきました。空いていたので椅子に座ると、進行方向と逆向きの椅子は何だか少し旅行気分を感じさせます。春休みなのか乗客の雰囲気も和やかで震災のことはまるで別世界の出来事の様です。山形駅で下りて駅前通りに出ると、震災の日のことが脳裏を過りました。通りは日常を取り戻し車が当たり前に往来しています。


 受講生仲間と待ち合わせをして、とりあえず食事をした後にまずお手伝いなのですが、そもそも作業内容が何なのか聞いてなかったのです。現場に向かいながら話をしてみるとボランティアだと言う話でした。着いてみると某大学からの新聞や雑誌の引き取り…つまり廃品回収です。廃品回収となれば、取り敢えずは体力勝負です。量的には随分少なかったようですが、それでも雪のちらつく中を二人で汗をかきつつ新聞や雑誌を運びます。それから収集業者に運び込んで終了。一息ついてからシェアハウスに向かいました。現在の二人の住人がいて、荷物の運び出しを手伝ってくれました。使うものは置いてくれば新しい住人が使ってくれるだろうと思っていたのですが、予想以上に荷物が多くなってしまい、運んでみたら天童のアパートは以前に増して足の踏み場もない状況です。


 専門校の終了式に一歩ずつ近付いています。この一年は、仲間にとってどんな一年だったのでしょう。満足しているでしょうか。個人的にはあと2年は受講したいと感じています。特にこの震災の影響で社会構造が変化することは避けられないでしょう。海外では日本からの生鮮食料品の輸入を禁じる動きがあるようです。国内ですら風評被害が懸念されているのですから諸外国の動きも無理ないと言わざるを得ません。ともすれば、日本は再度鎖国状態に陥ることになります。震災の直前にTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)が農産物に与える影響について問題視されていたことを思うと皮肉な話の様な気がします。


2011 .03.28

 朝、緊急地震速報で目が覚めました。確かに余震としては大きな揺れでしたが、感覚がちょっと麻痺してしまっているのか、そのまま寝てました。(笑)

 少し身体を休めなきゃ。そんな意識が働いてしばらく布団の中にいました。身体を使えばそれなりに疲れるものですが、長時間パソコンに向かっているとそれとは違う疲労感が残ります。今日も少しそんな感覚があったのです。


 やっと起き出してまたパソコンに向かったのですが、たまったペットボトルを回収しているスーパーに持って行く事にしました。ゴミ収集にまだ制限があるので段々居場所が無くなります。(笑)洗ってあったペットボトルを大きめの袋に入れて自転車を走らせました。晴れていますが、風は冷たいです。某アパートの前を通りかかると角部屋が空いている様でした。現在のアパートに住む前と同じ不動産業者の建物で、住んでいた部屋と間取りも同じの様です。ロフトがあるので住んでいる間は冬も快適でした。ただ、住んでいた部屋が東向きだったのに対して新しく建てられたそのアパートは南向きで陽射しもよく入る様です。少し懐かしく、少し戻りたい様な気持ちになりつつスーパーへ向かいました。

 多くのコンビニは、まだゴミ箱が使えない様になっています。回収車の燃料の問題でしょうか。幸いスーパーのペットボトル回収ボックスは受け付けていました。それから近所のホームセンターに立ち寄ります。相変わらず自転車コーナーは忙しそうです。これでガソリンが行き渡る様になったら自転車が余るのでしょうか。そういえば、スーパーも空っぽの棚と過剰なほどに入荷している棚とムラがある様です。潤沢なものに囲まれた生活がまた再現されるのでしょう。それでいいのでしょうか。ホームセンター内を歩くとアウトドアコーナーに「たいまつ」と書かれた商品がありました。

 以前から、自動的に灌水する仕組みが出来ないかと考えています。それは現在の植物工場実験棟でも必要性を感じたのですが、頭の中であれこれ思い描いても具体的なものに出来ず悶々としています。同じ事を繰り返し考えては少しずつ改良しているつもりでも形にならなければ意味がないと言うものです。今日も使える材料がないかと眺めて回っただけでした。

 ホームセンターを2軒廻った感じでは、乾電池がかなり入荷して来ている様です。足りないと言う状況からの補充なのでやはり過剰感があります。


 東北地方はこれがきっかけで再編成の必要に迫られるのでしょうか。同様に日本はどうなのでしょう。


2011 .03.27

 空いていたスーパーやコンビニの棚にも少しずつ商品が並び始めています。まだ牛乳や乳製品は足りない様ですが、豆腐や納豆の品不足は解消された模様で過剰な程の入荷状態です。コンビニではおにぎりやパンが入荷しています。スーパーにはお菓子も並んでいるのにコンビニはまだ入っていない店もある様です。


 今日は、また植物工場実験棟へ自転車を走らせました。天候は晴れていましたが、雲が多く風も冷たい日でした。いつもなら大体50分程度で走るのですが、今はフキノトウを探しながら走るのでちょっと余計に時間がかかります。今晩のおかず用にいくつか採取しました。

IMG_4648.jpgIMG_4653.jpg 実験室に到着して植物の状態を確認すると、水不足で萎れていた小松菜が復活。ミックスレタスも復活。そしてハツカダイコンも元気でした。少し追肥を施して潅水しました。それから椎茸菌床の方はと言うと変化なし。前回収穫した菌床を確認するとどうやら温泉水を使わなかった菌床の様です。温泉水が有効だと目玉商品になるのですが、そう簡単には行かない様ですね。乾燥が進んでいる様でしたのでたっぷりの水で洗い流しながら加湿して経過観察としました。諦めた頃に椎茸が出て来た様に植物とのつきあいは焦らない事、急がない事が大切なのかも知れません。

IMG_4658.jpg

 帰りにまたフキノトウを探します。山形の春は野に食材が溢れる季節です。この季節ならではのほろ苦い味を楽しもうと思います。


 始める事に必要なのは勇気でしょうか。では続ける事に必要なのは何でしょう。

 目が覚めると腰に鈍痛が残っていたので、そのまま安静にしていようかと思ったのですが、震災後、一度も様子を確認していない植物工場実験施設の様子が気になっていました。空は曇ってすっきりしない天候ですが、自転車で走るのに大きな障害はなさそうです。

「行くか。」

 目的が決まれば、腰痛は忘れられそうでした。

 目的地まで自転車で50分程。フキノトウはないかと見ていると、堤防沿いの道端に少し出ていました。まだ雪の深い所も多く、いざ探してみると意外と見つからないものです。近くを歩いていた老夫婦にフキノトウが出ている事を伝え、また自転車を走らせました。

IMG_4537.jpgIMG_4544.jpg 実は東北関東大震災の日、観察記録の予定でした。実験室内の黒板は3/9の日付のままでした。約15日間の間、栽培と記録が止まっていた事になります。室温を上げる工夫をして加湿の仕組みを組んでありましたが、当然ながら水はなくなっていて室内は乾燥し温度だけが上がっています。不安を感じながら状況を確認すると…。ありゃりゃりゃ…。案の定、野菜は萎れてしまっています。でも、よく見ると赤色LED近くの小松菜はまだ大丈夫そうです。レタスの芽は成長を止めてしまった様に小さいままですが、萎れずに葉が生きているものがあります。もちろんダメになってしまった苗もたくさんありましたが、水を与えればまた生気を取り戻す可能性があります。IMG_4547.jpgそしてハツカダイコンのプランターを見てびっくり。ピンピンしています。ただし、玉になるべき根のは細く太らないままの様です。でも、水なしの環境でよく頑張って生きていてくれたものです。IMG_4542.jpgそして驚きはもうひとつ。2回目の発生が上手く行かず苦労していた椎茸が巨大なサイズに成長していました。笠の径は125mmと115mmと63mmの3本です。重さが計れなかったのですが,手にもずっしり重さが伝わってきます。椎茸らしい香りがしてなかなか立派でした。あまりに間隔が空いたので記憶が曖昧になっていたのですが、記録を辿ってみるとどうやら温泉水を混入したもので浸水した椎茸の様です。もうひとつ温泉水の比率を変え浸水してLED照射した菌床も照明なしの菌床も変化は見られませんでした。となると、温泉水は有効と言う事になるのでしょうか。要確認です。

IMG_4558.jpg それから、自転車を村山市へ走らせました。片道約20kmです。北へ進むにつれて残雪は深くなり、フキノトウ探しどころでは無くなりました。雪が舞い始め、それはやがて雨になりました。目的地はまだ一面の残雪です。ただ、川岸だけが雪解けでフキノトウが3つだけ見つかりました。ご無沙汰していた喫茶店に立ち寄って雨宿りさせてもらう頃には既にずぶ濡れでした。雪が雨に変わったのです。震災以後、暖房を節約の為にミラー式のストーブと店の一角にコタツを出していると言う事でした。この状況ですからお客さんも来ないとか。支払いの請求に来られても払える状態ではないと言う事です。そんな所へお邪魔したのに残り物で良ければとお昼をご馳走になってしまいました。

 店を出る頃には雨も上がり、冷気の中を自転車で家路に就きました。英気を養い、明日からまたボランティアです。

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