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2024 .03.29
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 環境問題においては単純に環境保護を目的としたものばかりではなく、利潤を追求すると言う目的で様々にビジネス化しています。自然エネルギーを利用する事に関してもCO2削減と言うよりは経済的効果を狙っていたり、省エネを目的にしているのは表向きで実際には新商品を販売するのが目的だったり。まぁ、それはそれで資本主義社会では当然の成り行きとも言えますが、今回の東北関東大震災は「その程度では手ぬるい!」と一喝されたような趣があります。つまりCO2削減を謳い文句に原子力政策を推進した結果とんでもないダメージを被る事になってしまったからです。

 日本は非核三原則があって、核武装しない事になっています。しかし、今回の原発事故はまるで自爆行為の様相を呈しています。54基もの爆弾を身体に括り付けて武装していないと言い張っているのです。本音と建て前が裏腹な日本人ですが、ここまで来るとどうなのでしょう。


IMG_4323.jpg 今朝は冷え込んで小雪模様。3月19日から山形県内にもヨウ素131とセシウム137の放射性元素が微量ながら降下物として観測されているそうです。災害の少ない山形とは言え、大気中に放出された放射線は防ぎようがありません。いずれも人体に直接影響がないと報じられているので信じる他に選択肢はないのです。

 自転車で避難所に向かうと今日もガソリンスタンドに長蛇の列。まだ夢を見ているような非現実的な感覚に囚われます。しかし、やはり震災前の常識はもう通用しない世界に生きているのです。自転車で走る様になってほぼ1年。こんな理由で給油の渋滞を回避するとは思いもしませんでした。太平洋側の被災地には、太陽光パネルや電動バイクが投入され燃料不足を回避しようとしているとか。ひょっとしてこれを契機に東北地方はエネルギー的な独立をする方向へ動くかもしれません。灯油は100円/リットル。レギュラーガソリンは150円/リットルになっているそうです。太平洋側ではレギュラーガソリンが300円/リットルになっている所もあると聞きますから、電動バイクと太陽光パネルは有効かもしれません。今期の寒さは在庫で何とか凌ぐとして、来期の冬はどう凌いだらいいでしょう。薪ストーブ?アパートでは無理でしょう。これからは暖炉つきのアパートがいいかも知れないと不動産屋で冗談話をしましたが、冗談で済まないかもしれないのです。


IMG_4348.jpg さて、避難所に着くと、米沢在住の仲間が既に到着していました。話をしているうちに他の仲間達も集まり始め、理事長が持参されたおにぎりをご馳走になって、小雪の降る中を炊き出しの準備に取りかかりました。今日は豚汁を500人分と言う事でした。薪で火を起こしてお湯を沸かします。雪室で保存してあった食材を取り出し下ごしらえです。お湯が沸いた頃に肉を先に入れるか後にするかで意見が割れました。それぞれに哲学があってどちらにも言い分があります。こういうやり取りも大切なのかも知れません。何故ならそれぞれが美味しく作ろうと言う意識があればこその意見交換だからです。その間に小松菜を茹でたり白菜を切ったり…豚汁に白菜は入らないでしょうと言うツッコミがありましたが、豚汁ではなく豚汁風なのだと言う事で落ち着きました。問題は味噌の分量です。薄味好きの人もいれば、しっかり味が好みの人も居ます。結局しっかり味にする事にしたのですが、後で残り物を食べた感じではちょうど良く美味しい感じでした。

IMG_4394.jpg 豚汁風の汁物を作っていたら読売新聞の美人記者の取材が入りました。

 それから今日は、野菜を届けて下さった方がありました。貴重なガソリンを使って現地まで持ち込んで下さったのです。感謝です。


 合間を見て途中だった雪室制作に取りかかりました。始めはひとりでやっていたのですが、そのうち2人の仲間が手伝いに加わってくれて予定より立派になりつつあります。時間的には昼頃に気温が上がって残雪がやわらかくなるので加工しやすくなります。そして、午後になって気温が下がると自然に硬化すると言う計算です。どれだけ敵を作っても天にだけは逆らうべきではありません。お天道様のご機嫌を伺いながら雪室を作らせて頂くのです。

 そうこうするうちに豚汁風の汁物ができあがり配膳の時間になりました。今日はホテルの従業員の方々もボランティアに参加すると言う事でなかなかに手強いライバルでした。ボランティア活動も6日目を数え、顔馴染みになりつつあります。手分けして配膳となりました。


 配膳が終わる頃、差し入れのおにぎりと残った汁物で食事になりました。いや、残り物でも美味しいのです。片づけを終えてから解散になりましたが、その後一人残って雪室を作ります。子供達が中に入って遊ぶと危険ではないかと言う心配があります。入れない様に中に何か入れて置いた方がいいでしょうか。帰り際、写真を撮ろうとしたらバッテリーが無くなって撮れませんでした。ここまで動画込みで114ショットです…撮り過ぎ。(笑)

IMG_4441.jpg

 寄り道しながら帰宅する途中、光柱のような夕陽だったので再びカメラを取り出したらバッテリーが復活して2ショットだけ撮れました。


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 東北関東大震災は、折しも雪解け間近のまだ暖房の必要な時期。地元の路地野菜が出回るまでにはまだまだ時間がかかります。しかも、野菜高騰・燃料高騰と困難は重なっています。しかし、現在ボランティアで出かけている山形市総合スポーツセンターには1,000人を超える避難して来た方々が違います。この状況をどう乗り切ればいいのでしょう。頼みの綱の東北以南の近隣他県は軒並み原発の影響を受けています。さらに南方と言う事になれば、今度は燃料の問題。エネルギーを使って植物工場を手掛けるには費用対効果が望めません。避難されて来た方々の中にはお年を召した方もあればまだ首も座らないような小さな子も居ます。


IMG_4254.jpg 朝、現地に到着して、昨日作った雪の保冷庫を確認してびっくり。昨日作って行った時よりしっかりした作りになっています。夜中に小人でも来たのかと思ってしまいました。不思議な出来事です。持参した温度計を設置して雪の温度を確認すると開口部が大きいためか6度くらいです。一方、ブルーシートで覆った方は3度から段々下がって1度になりました。保冷には絶好の温度でしょう。


IMG_4268.jpg 今日の炊き出しは500人分の野菜チキンスープです。最初は沸騰したお湯で小松菜を茹で、その間に大鍋のお湯を沸かします。コンソメスープをベースにしてチキンを茹でる予定でしたが、なんとチキンは骨付きの状態でした。骨が刺さったりしては危ないので一旦アク取りと旨味を抽出する為に一煮立ち茹でて、それから骨を外す作業に移りました。その間に衛生手袋や洗剤の買い出しに行きました。しかし、予定していた安価で使いやすいゴムの衛生手袋が売り切れていました。現在、山形市総合スポーツセンターでは、食材に関わる方が多く居るため当然衛生手袋の使用も多くなります。出かけたホームセンターは最も近いホームセンターであるため、売り切れてしまったものと思われました。仕方なく薄手のビニール手袋を購入し、ホウキ・チリトリ・洗剤を購入して戻りました。時間はそろそろ食事提供時間…ふと見ると、雪の保冷庫周辺で遊ぶ子供達…嫌な予感がして行ってみると時既に遅し、設置してあった温度計はどこかへ行ってしまい、保冷庫内はさらに奥行きが深く広くなっていました。あ〜…居心地は良さそうですが、保冷庫としては機能低下です。そうなのです。前日の小人は2人の子供達でした。彼等にしてみたら自分達で作ったんだと得意気でしたが、事情を話すと事態が飲み込めたらしく「ごめんなさい」と言います。

「いやいや、いいんだ。ごめんねぇ。かまくらだと思うよねぇ。」

 温度計は行方知れず。まぁ、100円ショップで買ったもので目安程度に考えていたので惜しくはないのですが、計画がダメになった事での落胆が大きいのでした。すると彼等は言います。

「僕らにも手伝わして下さい!」

 これまた困惑…なにしろこちらも掛け持ちです。子供達に任せっきりと言うわけにも行きません。

「ん〜。頼もしいねぇ。でもごめんね。今日はあっちで料理の方をしなくちゃいけないんだ。」

 それでも尚、彼等は傍で名残惜しそうにしていましたが、やがてどこか別の場所へ遊びに行った様です。子供達のおもちゃを取り上げてしまったようで少し気が重いのでした。仲間の元へ戻ってみると、子供達が遊んでいる事に気がついていた様でした。

「もう、いいんじゃないですかぁ?」

 冷静になってみると確かにもう良かったかもしれないのです。大人気ないですよね。

 避難して来た子供達…きっと何か役に立ちたかったのでしょう。その気持ちに応えられないのが寂しくもあります。


IMG_4318.jpg スープの提供も終了し、片づけ後、空腹のまま自転車を走らせたらコンビニの前を通りかかったので寄ってみると何とおにぎりもパンもずらり棚に並んでいました。そのコンビニでは昨日あたりから流通が回復しているそうです。焼そばパンと缶コーヒーを購入して川沿いのベンチで食べました。ふと見るとガガイモの袋果が開いて中の種子を飛ばそうとしていました。



 帰り際、100円ショップに寄って立ち入り制限用の黄色いプラスチックチェーンを購入し、小さな天使か妖精達が立ち入らない様に考えなくてはならないのも少し寂しい気がします。いずれ彼等が大人になって震災後のこの時期の事をどんな風に思い出すのでしょう。何の責任もないのに故郷を出なくてはならない現実。山形は、彼等の第二の故郷になるのでしょうか。


 近所で灯油の宅配サービスカーを見かけました。声をかけてみると電話して頂ければ、限定ありで届けてくれるとの事でホッとしました。


 曇り空…肌寒い天候の中、自転車を山形市総合スポーツセンターへ向かいました。途中、道路左側に車列が出来ていました。案の定給油の為の順番待ちです。日に日に長くなっている様な気がします。

IMG_4213.jpg 現場に着くと意外な事に地元のスーパーの社員さんが勢揃いしていました。ずらりガスコンロと鍋が並び、装備も完璧、練習して来たのではないかと思うような光景でした。そして1,200食に対応すると言います。どうやらダブルブッキングだった様です。炊き出しも4日目で慣れて来た反面、少し疲れも見えて来ていたのでここは精鋭部隊にお願いして専門校生は別の事に取り組む事になりました。現場のスポーツセンターでは屋根から落ちた残雪がまだ山になっています。それを利用して雪室を作ろうと言う事になりました。せっかく頂いた食材を新鮮に保つ為の試みです。

IMG_4226.jpg そこへ昨日まで一緒に炊き出しをしていた職場チームが来ました。やっぱり今日はスーパーの精鋭部隊に譲る事になったのでせっかくの食材を譲ってもらう事になりました。これでまた雪室に意義が生まれます。そしてこれぞ環境技術専門校で学んで来た自然エネルギーの利用です…まぁ、ちょっと地味ですけどね。(笑)

IMG_4234.jpg 最初は少し大きめの雪室を制作したのですが、他にも作っておこうと言う事だったので、別の場所にほぼ単独制作です。

「好きにやれ」と言われると俄然やる気になります。(笑)

 急な事で道具が足りないので、粗大ゴミ等が集積されている所から壊れたスノーダンプ等をかき集めて来て使います。壊れていますが使えないわけではありません。

 一通り作ってみましたが、後は雨が降らない事を祈るばかりです。その場所の残雪がいつまで残るのか、融けてからはどうするのか、山から雪を持って来るには燃料がかかります。今は目の前の課題で精一杯なのですが、ひとつずつ解決して行くしかありません。

IMG_4235.jpg 夢中になって作っていると、先に作り始めた雪室が完成したと声がかかりました。ブルーシートで雨除けまでしてあります。これならしばらく大丈夫かもしれません。


IMG_4238.jpg 帰宅する途中、朝見かけた車列はさらに長くなっていました。そのまま眠ってしまっている様子の人もいます。


 これまでなかった異常事態はいつか異常では無くなるのでしょうか。スーパー等の流通は少しずつ回復している様です。燃料不足で大手のパンが入荷できないのに対してスーパーに入っている手作りパン屋さんは大忙しの様子でした。思えば、燃料は大切ですが、そのことによって地元の商店街は郊外型大型店舗の隆盛を許してしまっているとも言えます。街が疲弊し衰退するのは、ひょっとしたらガソリンのせいなのかも知れません。

IMG_4240.jpg 道端にふきのとうが芽吹いていました。









 依然ガソリン不足が続いています。多くのガソリンスタンドは入荷まで休業となり、開いているスタンドは長蛇の列になります。こんな状況ではボランティアに向かうのも容易ではありません。電車は少しずつ復旧しつつあるようですが、今でも時々揺れが来るため完全復旧するにはまだ少し時間がかかるでしょう。

 今日も自転車で出発。少し早めに着いて避難所になっている山形市総合スポーツセンターの館内の状況を確認します。食事を提供する立場にあって、避難所の様子がどうなのかイメージしておきたいのです。体育館等の施設内は避難された方々が寝起きするスペースなので立ち入るにはまだ少し躊躇があります。しかし、本来であればそれではいけないのでしょう。まだどういう立場でいればいいのか自己消化出来ていないのです。

IMG_4090.jpgIMG_4091.jpg

IMG_4113.jpg ボランティアも3日目ともなると少しずつ流れが掴めて来ます。女性陣の包丁さばきも冴え、男性陣の火の番と運搬、そして提供して片付けに至るまで率先して動いてくれる受講生があり、そのサポートやそれ以外の作業に回る受講生等、暗黙の内に分担が決まって行きます。この辺りが一年に渡って同じ教室で学んで来た仲間だからこそなのかもしれません。そういう意味では、隣で炊き出しをしているチームは職場の仲間の様子で息もピッタリな感じです。

IMG_4169.jpg 途中、自転車での買い出しを頼まれましたが、歩いている人や自転車の人が増えました。多くは避難して来た人なのか、地元で車の燃料を節約している人なのか。スーパーに着くと、レジ前は行列が出来ていました。日曜日と言う事もあるのでしょうか。避難の方は長期的な避難生活を考える余地はあるのでしょうか。恐らくこれから地域的な差異が少しずつ見えてくるでしょう。そこにお互いが気がついて融和して行かなくてはならない事になります。受け入れ側は意図せずして仲間が増える事になります。少なくてもUターンやIターンに関する受け入れ態勢は充分ではないと感じていたので、果たして避難して行く事が出来るだけの態勢がとれていくのか難しい調整を必要とされるかもしれません。

IMG_4195.jpg 途中、館内を歩いてみたら、運動不足解消や精神状態の安定を目的としているのか、子供達を集めて運動をしているようでした。そのうち館内放送がかかり、ラジオ体操をすると言う事でした。様々な工夫と取り組みが見られます。廊下やロビーには支援物資が届けられています。本があったらいいかも知れないと思っていたのですが、段ボールにたくさんの本が用意されていました。こんな時、被災された皆さんは何をどんな風に思っているのでしょう。

 現在の専門校に入る前、1年半程の無職期間を経験しましたが、想いの内を説明するのはとても難しく理解を得られないことで孤独感を募らせたものでした。それは現在の立場でも大きく変わったわけではありませんが、どういう接し方や関わり方を持つのが相手の立場になる事なのかと考えます。

 昨日、食事を提供する際のトレーが必要ではないかと言う事で、仲間の一人が一晩でたくさんのトレーを作って来てくれました。このトレーを順次利用して頂く事によって運ぶのを楽にしようと言うことです。材料に関しては地元のホームセンターヤマケンさんがべニアを無償提供して下さったそうです。小さな子供達が家族の分まで運んだりしています。有効活用させて頂きます。ありがとうございました。ボランティアメンバーがある程度安定して来ると、分担にもルールが出来る様になります。その過程を間近に見る事が出来るのはとても貴重な体験ではないかと感じています。


 一日を終えて帰宅すると、自宅アパートの自転車置き場にも一台の真新しい自転車が増えていました。


IMG_4046.jpg ボランティア2日目。天気予報は曇りのち雨でしたが、快晴の朝を迎えました。まだ冷たい風の中を避難所へ向かいます。車のナンバーを見ると福島ナンバーが多い様です少し早く着いたので、避難所の様子を見て行く事にしました。体育館等の施設には多くのご家族が布団を敷いたりしながら休んでいますが、多くの人が一緒に生活する空間ですからプライバシー等守れ様はずもありません。それでも同じ様に避難して来た人たちですからお互いを許し合いながら生活しているのでしょう…まぁ、推測に過ぎませんね。避難されて来た方々の心情を少しでも汲み取れたらと思いながら集合場所へ向かいました。

 集合場所にはリーダーが来ていたので少し打ち合わせをして、ガソリンのない時期ですから自転車でホームセンターへ買い出しに行きました。野菜を洗った後水切りするザルがあった方が良いと思ったのです。その前に100円ショップへ寄った方が安いザルがあるかと思い、ホームセンターとは反対方向へ走ります。スーパーの二階にある100円ショップなのですが、時間前なのにスーパーは既に開店していました。これは好都合と思い二階へ行こうとしたらエスカレーターが止まっています。100円ショップはまだ早いのかと思いスーパーの店員さんに声をかけたらお休みだそうでした。そこへ電話が鳴って他にも追加で買って欲しいと言うことでした。慌ててホームセンターへ向かいます。車の方が速いのは解っているので何だか歯がゆい想いがしました。ガソリンスタンドは今日も長蛇の列。店によっては前から4番目なのに12時間待ちと言う人もいるとか。

 ホームセンターに着いて、必要なものを探します。ザルは金属のものだと1,500円くらいします。高くて困っていたらふとプラスチックの大きめのザルが500円くらいのものがありました。さらに大きいサイズもありましたが、そもそも予算がありません。それでそのザルで手を打って、その後包丁を買おうとしたら防犯対策なのか店員さんを呼ばないと外れない様になっていました。さらにプラスチック製の安いまな板を買って避難所へ戻ろうとしたら電話が鳴りました。

「トング買って来て」

IMG_4058.jpg また店に逆戻りです。やっと戻った頃には野菜もいい感じに煮えていてもう出来上がりじゃないかと思う程でした。無駄足だったのではないかとちょっとガッカリ。でも、時間もかかったので仕方ありません。明日に行かす事も出来ます。今日のメニューは肉野菜スープでした。肉が固くならない様にと最後に入れる事にしていた様です。今日の分担は500食。すぐそばで別のボランティアチームがクラムチャウダーと豚汁を用意していました。

IMG_4075.jpg お昼前にお待ちかねの肉を投入。火が通った頃にできるだけ熱々の状態で配膳コーナーへ行き、配膳開始です。2日目でもまだその人の多さに驚かされます。大盛りで提供したい気持ちは山々なのですが、全体量が把握できないのでどうしても控えめにするしかありません。クラムチャウダーチームも同時に提供していたのでいくらか分散したのですが、随分配膳したと思った頃に、これで1/3だと言われて唖然としてしまいました。その頃丁度豚汁チームが配膳開始。すると見る見る豚汁チームが人気を得て結果的に肉野菜チームはいくらか残ってしまいました。ちょっと切ないです。(笑)

 ボランティアチームは、みんなお昼ご飯は後回しで働いていますから、残ったスープで食事をしました。お互いの作ったものを味見する様に食べたのですが、クラムチャウターチームも豚汁チームも具がたっぷり入っていてとても美味しい仕上がりになっています。何やら鍋合戦の様相を呈してきました。(笑)その頃になって突然天候が崩れました。降りしきる雨に濡れながら食事を終えて解散となりました。今日のメンバーの中で自転車は二人。他は車なのですが、やっぱり燃料は悩みの種です。ボランティアが続けられるかどうかすらさえ危ぶまれます。


 右も左も解らない状態から取り組み始めたボランティアですが、考えなくてはならない事が少しずつ見えてきます。それは慣れた人であれば恐らく当然の事なのですが、被災者の方にとって何が不便で何が必要なのかと言う事は、こちらが勝手に推測するばかりでは不便さを増してしまう事もあるわけです。日々の積み重ねの中でボランティアに参加した専門校の受講生が少しずつ学ばせて頂いています。


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