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今日は専門校の第一期生チームと仙台に出かける事になっていました。まずは、専門校へ向かいます。気温が上がって来ているので朝の自転車も走りやすくなりました。
1・2限目は荒井理事長の講義です。1年前に聞いているはずの内容ですが、1年間勉強した後で改めて聞くと、内容が違って聞こえたり、意味が解らず聞いていた事が少し理解出来る様になっている事に気がつきます。3・4限目が食に関する映画の鑑賞になっていたので、食や農業に関するお話が軸になっています。人類がある程度満たされた食生活をする様になるまで長い時間の経過があったわけですが、この時の飢餓感や欠乏感が過剰な食事の摂取につながり、農作物の肥料成分が欠乏していると思い込んで過剰な肥料を与えているのではないかと言うお話がありました。
一期生と待ち合わせしていたのでその後仙台へ向かいました。交通費を節約する為に5人乗り合わせです。目的は仙台駅周辺でしたが、ビルの壁には所々ヒビが走っていてタイル張りの外壁は剥がれ落ちている所が見られます。立体駐車場は再開していない所もあって開いている所はどこも満車です。やっと見つけてまずは目的の買い物をする事になりました。平日だと言うのに人が多く、街は賑わいを見せていました。春を感じさせるファッションに身を包み、都会らしさを演出しています。仙台に出向くのは久しぶりでしたが、街の賑わいは以前と同様か、あるいはそれ以上の様に感じます。メディアで報道される惨状はまるで無縁の様にさえ見えます。
仙台在住の一期生と待ち合わせしていたので合流して食事に行きました。最初に入ろうとした店は満席状態なので別の店を探しました。食事をしながら現地の情報を聞きました。最大の関心事は今後のボランティア活動の必要性でした。現地では徐々に復興が進められていて仮設トイレ等は随分行き渡っているそうなのですが、道路に亀裂や段差が出来ているため、車での移動が危険なのだそうです。車の整備工場がまだ動いていないので、現地入りして車が故障や事故に遭遇した場合、身動きが出来なくなります。現地のボランティア活動に関しては、災害ボランティアセンターが統制しており、登録する事によって派遣されるシステムになっています。独自の活動を展開しようとしても、地元住民の方の信頼を得られない可能性があるそうです。現在は、親戚やボランティアセンターから派遣された人の手助けによって家屋の片づけをしていると言う事でした。困っている事や必要な事はないかと訪ねると、大変だったのは、食事もままならない状態が続いた震災後1ヶ月間だったと言う話です。
食後、駅周辺を散策してみました。アーケード街の溢れ返る人の波を見ていると既に日常を取り戻している様に見えます。物資も充分に満たされている様です。宮城県外からの人も多いそうです。震災の影響を考慮して学生の春休みが長くなったので、大学生のボランティアが多いとか。このエネルギーを復興に向ければ、強力なマンパワーになる様に感じました。震災の影響で元気がなくなっている事を想像していたので若干圧倒されつつ、仙台は頑張っていますと言うメッセージを受け取って来た様な気がします。
恐らくは、仙台駅周辺と直接的な津波の被災現場では、温度差があるのだろうとは思います。県外からの多くの支援が支えていると言う事もあるかも知れません。やるべきこと、やらなくてはならないことを見極めなければ、的外れなことをしてしまう危険性も感じながら帰宅の途に就きました。