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まるで全速力で走った後、ゴールテープを駆け抜ける様に2011年4月9日から一週間が過ぎました。遅ればせながらやっと修了生としての自覚も出て来た様です。これからどうしようと考える事もあります。専門校で顔を会わせる一期生はこれから1年間の予定は決まっています。この1週間で他の一期生は行く当てが見つかったでしょうか。
今日の専門校は、昨日に引き続いて荒井幸司先生の講義でした。昨日の試験問題の解説を中心に講義は進められましたが、さすがに幸司先生の試験問題は奥が深いです。ただ単に計算して回答を求めるのではありません。今回もフェルミ推定と言う方法を用いた問題が用意されていたのでした。フェルミ推定とは、奇しくも世界初の原子炉を開発した物理学者エンリコ・フェルミが考案した手法で、途方もない問題を如何に推定するかと言う学問として現在も採用される事があるそうです。ネットで検索してみるとフェルミ推定の例題が見つかりますのでご興味のある方は検索してみて下さい。
午前中は試験問題の解説が進められ、午後はDVDによる学習となりました。
差し入れて頂いたお弁当を食べて午後からは専門校を出ました。いつまでも専門校にぶら下がったままではいけないのだと言う想いと、それでも環境の事にかじりついていたいと言う想いが錯綜します。幸司先生の生物と物理の講義が聞きたいので理事長に「もう一年お願いします。」と冗談を言うと「お〜。留年しろ。」と笑ってくれます。しかし、そうしたくても出来ない現実に既に直面している事をやっと自覚し始めています。この一年本当に専門校一本で過ごしたから目が覚めるまで時間を要しているのでしょうか。或いは、受け売りは出来ても消化して自分のものに出来ていないからなのか、環境の事ですぐに取り組める事が手の届く所にない様に感じます。この一年、専門校ではそう言うテーマを手の届く所まで引き寄せてくれていたのでしょう。環境の事に関心を持ったのはいつ頃だったでしょう。小学生の教科書に公害の問題が紹介されていたのを記憶しています。自然とか緑化の事が仕事に出来ればと選んだ高校は測量や土木などの開発に関する事がメインでした。造園という教科もありましたが、就職先はゴルフ場か造園会社…それも、実家が造園業に従事している人が進む道と思えました。現在はどうなのでしょう。あれから流れた歳月の中で環境問題に取り組む機会はほとんどありませんでした。そして紆余曲折を経て辿り着いた環境の学校…。ここから離れれば、もう二度と戻れないかもしれない…直感的にそんなことを感じています。人生は無情。夢も想いも時間の彼方に押し流します。流れる歳月は願いを希薄にし、いつの間にか思い出と言う記憶の化石に変化させてしまうのです。
帰りに雪室の様子を確認すると、中の雪は随分解けた様です。
外気温度:16度 外気湿度:30%
雪室温度: 6度 雪室温度:48%
よく見ると雪室の扉が少し反っているため、そこから外気が入り込んでいるようです。こうした地道な取り組みが未来に繋がっているのでしょうか。
今日は風が少し冷たい日でした。何軒かの店に寄り道しながら家路を走ります。いくらか身体が重いのは精神的な影響でしょうか。取り敢えず明日はスイッチをOFFにしてみることにします。