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制御できない化け物を生んでしまう事…「風の谷のナウシカ」にもそんなことを描いたシーンがありました。「火の七日間」で世界を滅ぼした巨神兵です。怒りに我を忘れた王蟲が大海嘯となって津波の様に巨神兵に襲いかかります。生まれたばかりの巨神兵は未完成の身体を引きずりながら火を噴き、王蟲を攻撃しますが、やがてドロドロに腐った身体は崩れ落ちるのです。
まるで、今回の津波と原発事故の関係を予言しているかの様なシーンです。制御できないものを制御しようとして人類は何度も失敗を繰り返しています。火も電気もガスも同様かもしれません。しかし、どのテクノロジーも世界を滅ぼす程の事態に発展する事は考え難いものです。原発は違います。一歩間違えば世界を滅ぼすのです。そんなテクノロジーを利用するだけの資格を人類は持っているのでしょうか。
今日も専門校に出かけました。まだ余震の度にビクビクしています。
1限目は、荒井理事長の講義です。理事長の講義は揺るがない基本構造があり、その上で話題に応用が加わります。それがまるで抽象画の様な世界観を形成するらしく、聞く者に違った印象を与える様です。それは時間の経過や聞く者の心境や知識の変化によっても変わる様です。2年目の講義は聞き覚えのある内容に加えて時事の問題が変化をもたらします。昨年理解していた内容に深みが加わります。
例えば、菜の花が放射性物質を吸着すると言うお話があります。所謂「菜の花プロジェクト」です。昨年の理解ではそこまでですが、今年はふと思いました。菜の花が放射性物質を吸着出来るのに何故人間のテクノロジーでは出来ないのかと言う疑問です。ざっと調べてみるとゼオライトや炭が吸着するとか納豆がどうだとか説は様々で、信憑性はイマイチと言った印象です。
理事長のお話でも紹介される内容ですが、人類はまだ光合成すら模倣できていません。菜の花が放射性物質を吸着できるのに、何故模倣できないのか…考え方を変えれば、菜の花は吸着しているのではなく体内に蓄積していると見る事が出来るでしょう。そう考えれば、人間も体内に蓄積することが懸念されていますから同じ作用と言う事でしょう。恐らくは、様々な栄養素を取り込む時に同時に取り込んでしまった放射性物質が他の栄養素の様に循環経路を辿らない事によって選択的に残ってしまうのでしょうか。であれば、汚染された土壌等フィルタリングして放射性物質だけ残す事が可能である様にも思えます。
理事長の講義の後、北山形に出かけました。手ごろな公園で差し入れて頂いたお弁当を開いて頂きました。公園には二人の男の子がやって来て遊具で遊び始めました。食後なのでぼんやりしていると、ウグイスの声が聞こえて来ました。今年初のウグイスの声です。ふと、遊んでいた子供達がやってきました。
「何してんの?」
話しかけられると思っていなかったのでちょっと戸惑いながら答えます。
「あぁ、楽しそうだなぁと思って見てたの。」
すると子供達は言いました。
「じゃあ、遊ぼうよ。」
ちょっと躊躇しましたが、意を決して言いました。
「おっしゃ!解った遊ぼう!」
遊ぶと言っても子供達が遊具で遊ぶのを見守る係です。
しばらくするとお母さんがやって来ました。一応断ろうと思って声をかけます。
「遊んでもらってます。」(笑)
特に咎める様子もないのでしばらくそうしていました。
携帯にメールが入って専門校の仲間と合流する事になったので「バイバイ」と言って別れましたが、実はもうちょっと遊びたかったです。(笑)
それから自転車を走らせ仲間と合流しました。今日は二人の仲間が住宅の修繕をやっていました。これぞハウスメンテナンス!昨年軌道に乗らなかったOJTをあっさり実行している様な気がします。作業としては軒先の修繕なので省エネとは直接関係ありませんが、ハウスメンテナンスを事業化するのであれば、必要なメニューになっていた様な気がします。腕に覚えがある二人なので、必要なサポートをすることになりました。午後5時頃には終了ししばらく立ち話をしましたが、日暮れが迫っていたので解散となりました。
実質的な仕事はまだ決まっていないのですが、毎日色んな事があります。自宅でだらけてしまうより、専門校へ行った方がいいみたいな気がしています。(^^)