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今朝は降ったり止んだりの小雨模様。自転車で走りながら雨具を着ようかどうか迷っているうちに雨が上がり専門校に到着しました。雨模様の方が風が暖かいので寒さは少し楽です。
今日の専門校。
1限目は理事長の講義でした。
今日はバブル以降の時代の変遷と市場の変化の解説ら始まりました。売り手市場から買い手市場へ変遷したことがもの作りにどんな影響を与えているのか。そしてこれからはその買い手市場の時代を生きなくてはならないと言うお話でした。一見、無関係の様にちりばめられたキーワードが、いつの間にか身近な問題と繋がっていて、全体で意味を持つと言ういつもながら講義の構成に流れがあり、無駄話の様に聴いていると大切なことを聞き落としそうになります。それが話の中に引き込む力になっているのか、魔法の様な話術からも何か学べないものかと考えています。無論、話題は受講生のやる気と努力を喚起するもので方向性を指し示す内容になっています。それぞれが取り組んでいる課題にしっかり取り組むことで未来は開けるのだと繰り返し諭す様に語りかけます。それは強制的な威圧感を持って訴えるものではなく、飽くまでも大丈夫、大丈夫と笑っている様です。遠い昔、そんな風に語りかけられた時代があった様な、なかった様な…。
専門校のカリキュラムは多岐に渡っていますが、もちろん全て楽勝と言うわけには行きません。むしろ難しい講義の方が多かった様な気もします。難しい講義でもその難しさを楽しめる場合もあれば、努力してもさっぱり頭に入らず悶絶する場合もあります。しかし、今は好き嫌いを言わずできるだけ吸収しないともったいないわけです。それが解っていてもやっぱり悶絶する場合もあります。 …というわけで、2限目はノーコメントで。(笑)
今日のお弁当♪
3限目はスローフードの講義でした。思えば、春の「スローフードとは何ぞや?」という講義から始まって、実際に山形でスローフードを考えた場合の捉え方、そして手に取ってみたくなる、じっくりと練り上げられ熟成を待って作り上げられる食品の紹介まで、気がつけば、如何にショートカットして価格低下を追求した製品に囲まれているかとあきれてしまう程です。
振り返ってみると、このスローフードの講義もまた、じっくりと練り上げられ熟成を待っているかの様です。一朝一夕に促成させることが成功への道筋になるものではないのです。そう言うメッセージを幾つも織り重ねて熟成の大切さをも伝えようとしているかの様です。
就職出来るかとか、起業は難しい等と不安を煽る様な話を展開するよりも前向きで愛情のこもった講義で夢や希望を育もうとして下さる講師の先生方に感謝です。
ところで、昨夜、テレビ番組でガガイモが紹介されていたと言う話を聞いて少し驚いてしまいました。ずっと応援し続けた売れないバンドが急に脚光を浴びたかの様で、少し誇らしく、少し寂しい気がします。もっとも紹介されたのは一瞬だったので大きな変化があるわけでもないでしょう。
努力を怠らずに続けて行くことが何よりも、そして唯一出来ることなのかも知れません。今日も夕日が西の山に沈んで行きました。