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着々と準備を進めて来た植物工場実験棟に棚を入れることになりました。専門校の仲間が準備してくれた棚を、いよいよ実験棟内へ運び込みます。経験者であるSさんが棚の設置作業の実務に当たり、リーダーのK君とIさんは、電気関係の作業、そしてプランターにする為のケースの加工をSさんとSさんと…と、とにかく手分けして作業に取り組んだわけです。(笑)
実験棟内では、限られたスペースでの作業なので限られた人数でこなすしかありません。棚の設置に当たって作業を進めていると実験棟内の室温は17℃程まで上がっていました。温泉熱を通している配管には既に温泉水が通っているものの、まだ植物の栽培までは気温が不足しています。そこで梱包用気泡緩衝材(いわゆるプチプチ)で、棚の周囲を包むことにしました。棚の設置と同時進行で温泉水をプランターに通す為の仕掛けを組み立てて行きます。こういう作業は、ほとんどが経験者の知恵と腕に委ねられています。目的を持って作業する時、個々の経験が集結するとこれまでの規格にない驚くべき成果を生むのだということを目の当たりにする想いです。
照明器具にLEDを導入するのですが、試しに点灯してみました。すると暗い実験棟内でまばゆい紫色の光が煌煌と輝いて幻想的な照明効果をもたらします。植物の光合成では光の波長の中で赤と青の光が最も効率良く利用されると言うことでLEDの光も選択的に利用する試みな訳です。もっとも青と赤の光だけでは期待した結果が得られないと言う報告も聞かれますので、それも実証実験と言うことになります。
実験棟では部屋をふたつに区切って1つは太陽光と温泉熱で熱帯植物の栽培実験。もう1つの部屋では、太陽光を遮断して人工光と温泉熱で野菜の栽培実験を行います。既に太陽光チームでは室温が30℃にもなる部屋で植物がスクスクと育っています。太陽光チームでは温泉熱配管だけでは期待温度が確保できなかった為、温泉熱でラジエーターを温め温風を送ることに因って効率良く室温を上げています。この方法は海老鶴温泉の社長さんのアイディアによるものです。
さて、人工光チームも棚とプランターの設置が完成し、土を入れて種を播く工程になりました。果たして結果はどうなるでしょう。乞うご期待。
海老鶴温泉名物ざるそばの大盛り♪
ガガイモ速報♪
専門校の仲間から3本のガガイモが発芽したという連絡が入りました。明日も海老鶴温泉に直行なので今週末には発芽した写真が撮れるのではないかと楽しみにしています。
各々がこれまでの経験を活かしてひとつの目的を達成するのは。
いろいろ大変な事もありますが、充実した時間を過ごせます。
この先、どんなことが出来るのかに想いを馳せつつ頑張りたいと思います。