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今日は自宅で引きこもりです。雨が降ったり晴れたりしていたのでしょうか。外の様子が分かりません。午後になって部屋の中にも陽射しが入って来たようです。専門校の年賀状を作っていたのですが、年齢のせいかなかなかアイディアが出てきません。(笑)昔はそれこそ沸き上がる様に思いついたものですが、今では搾って搾ってやっとエッセンスが数滴。それを膨らますしかないのです。
アイディアと言えば、環境ビジネスにおいてもアイディアは大切です。アイディアを盲信してあらぬ方向へ驀進してしまうケースも見かけますが、やっぱりアイディアは不可欠です。
そんな中、以前から注目しているアーティストのテオ・ヤンセン氏の展覧会がお台場で開催されていると言う報せが入りました。(会期:2010年12月9日(木)〜2011年2月14日(月))行きたいですねぇ〜。作品は、軽量化の工夫が施され、摩擦等によるエネルギー損失を極力抑えようとするばかりか一度獲得した駆動力を無駄にしない様配慮されている様です。それがまるで生き物の様な動きをさせるのでしょう。
昨日、エネルギーを変換する際の損失のお話をしましたが、テオ・ヤンセン氏の作品は風をそのまま駆動力源にしているわけですから、風力を駆動力に伝える際のエネルギーの変換による損失はとても少なくなっているのではないかと想像します。例えば、同様のからくりを電気で駆動させようとした場合の電力は、モーター等の重量を加算する必要がありますから、実験したわけではありませんが、同じ仕事をするのに何倍ものエネルギーを必要とすることになるでしょう。もちろんヤンセン氏の作品は文字通り風まかせであり、気まぐれと思うかもしれません。でも、とても大きな発想転換のポイントを提示している様に思うのです。エネルギーの変換の必要がなければ、変換による損失がなくなるわけで、これまで利用できなかった比較的小さなエネルギーを活用することが可能になります。
人類はあまりに電気至上主義に走り過ぎているのかもしれません。昔、小川の傍の水車小屋で粉を挽いた時代には、水力で得られたエネルギーを直接石臼に伝えるなどして利用していたわけです。
その昔、レオナルド・ダ・ビンチもまた芸術家としての創作活動と併せて科学者しての活動もしていたと言います。如何に発想し、そして想い描いたイメージを如何に具現化するか…とりあえず、目の前の年賀状を何とかせねば。