[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今日は休講日です。専門校内で紹介されていた東北芸術工科大学のイベント「サスティナブルデザインアイデアコンペ2010最終審査」へ足を運びました。
午前10時開始で学生ならではの初々しい発想が次々に発表されました。プレゼンの短い時間の中にアイディアを詰め込むのですべてを表現するのはなかなかに難しいことなのですが、緊張しながらも一生懸命な様子は好感が持てます。
見学させて頂きながら「デザインとは何か」と言うことを改めて考えさせられました。都市機能・建築・プロダクト・ライフスタイルなどデザインする角度も着眼点も様々です。まとめられた内容はパソコンのプレゼンソフトでスマートにまとめられ時代を感じさせられます。便利な時代だからこそのスマートさなのだろうと思いましたが、未完成でも荒削りでもまとまりがなくても「サスティナブル」と言う核になるテーマと正面から取り組んだ汗がもう少し見たかった様な気がします。
その昔、少年漫画雑誌の表紙には、21世紀の自動車とか電車とか夢を描いた未来像がイラストで紹介されていました。漫画家は未来を描くことがとても重要な仕事であった様に思います。その21世紀を迎え、これから100年の時代をどんな未来像として思い描くのか若いデザイナーの卵達も大きな使命を担っています。これから一層の活躍を期待したいと思います。
サスティナブルとは持続可能な社会を実現すると言う理念だとか。高度経済成長期とは違った未来を描く必要があるかも知れません。そう言った時代背景を考慮している為か少しおとなしい印象がありました。逆に言えば、生活に密着した身近なアイディアが印象的でした。持続可能な社会を実現するには、身近なことから取り組まなくてはならないと言う意識が働いているのかも知れません。世間に溢れる製品はひとつとしてプロダクトデザインと無縁なものはないでしょう。だからこそ重要な役割を担っているとも言えるでしょう。環境に関わる勉強をさせて頂いている立場から、コンペを興味深く拝見しました。
今日の昼食♪芸工大の学食の坦々麺です。
プレゼンが終了して芸工大近くのエコハウスを見学させて頂きました。自然エネルギーの有効利用に加えて木質チップを利用したバイオマスボイラーや高機密・高断熱構造の説明がありました。
芸工大を後にして山形市総合スポーツセンターへ足を運びました。「たんぽぽ」で専門校の受講生仲間と合流し情報交換しました。
天童に戻って舞鶴山の夜景です。美しい町の輝きは即ちエネルギーの輝きです。持続可能な社会にする為、どんな取り組みが必要であるのか、考えることも続けて行かなくてはならないでしょう。