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早いですね。2011年も3月になりました。今日は休講日ですが、植物工場実験室へ観察記録に出かける約束になっていました。メンバーの一人が体調不良で参加できないと言う事で2人で出かける事になりました。野菜も椎茸も生き物ですから、基本的には人間の方が都合を合わせなくてはなりません。しかし、メンバーは遠方から参加しているので休日返上で都合をつけるのは難しい時もあります。もちろん人間も生き物です。体調が悪い時だってあるわけです。
さて、自宅を出た所に灯油の販売車が通りかかりました。いつも頼んでいる会社ではないのでちょっと迷いましたが、電話でわざわざ依頼するのも少しばかり億劫に感じたので車を追いかけて灯油を購入しました。今日から3月。気候も少しずつ良くなるでしょう。そうすれば少しずつ灯油の必要も無くなります。今回の購入が最後かな…と、購入する度に考えています。ピークオイル後の世界で灯油は既に貴重品になりつつあります。あと半年もすればまた灯油を必要とする季節になりますが、突発的な戦争等で灯油がストップする事がなくても徐々に少なくなって行く事は想像できます。新しい油田が見つかる事が大きく取り上げられる日が来るのかもしれません。そんなことを考えながら灯油を購入したのでした。
このブログも毎日更新し続けて半年を越えました。毎日大した情報が提供できているとも思いませんが、この半年の蓄積のせいか検索で辿り着いて下さる方が増えている様です。どんなキーワードで辿り着いたのかと言う事も興味深いものです。
昨日知ったのですが、マグネシウムを使って水だけをエネルギーにしたランプ【WAT】が発表された様です。どんなカラクリになっているのか実に興味深い所です。植物が光合成する際、主役になっているのがマグネシウムであると言う事を専門校の講義で知りました。光合成はマグネシウムが太陽光線によって励起する事がポイントです。植物はこの時取り出されたエネルギーを利用しているわけですが、電子がこの励起状態から元の基底状態へ戻る時に発生させるエネルギーが光エネルギーなのでしょうか。
さて、植物工場実験室では、小松菜が順調に成長していました。青々として濃い緑色をしています。光のない所では葉の色は白っぽくなるはずですから、これはLED照明が太陽光線の代役を務めたと考える事が出来ます。残された時間も残り少なくなってしまいましたので、別の種を播いて経過観察する事になりました。ひとつはハツカダイコン。根菜類の成長を観察する為です。それからサラダ系の野菜の種をミックスしたものを播種しました。同一環境で複数の種の成長の差異を観察する為です。小松菜で肥料の役割が大きい事は解りましたから、LEDの照明はそのまま使い、追肥する等の工夫で対応する事になります。
一方、椎茸の菌床は2期目の発生が止まったままです。栽培管理しているプラスチック容器の中の湿度は問題なさそうですが、菌床は乾燥が進んでしまっていました。呼吸と湿度のバランスを維持するのは難しい様です。変化が見られないので思いきって再度浸水する事にしました。前回の浸水は12時間程度でしたが、今回は長めに浸水します。それが上手く椎茸菌床の刺激になれば再発生を促す事になるでしょう。2個のうちのひとつは浸水しましたが、もうひとつは少し休眠させる事にしました。浸水した椎茸の経過を見ながら再度浸水するか検討したいと思います。
同行した仲間と随分長く話をしました。環境に関することは本当に範囲が広く、この1年で学んだ事によって世界観が広がりました。そして先日の芸工大でのサステナブルデザイン国際会議が良い刺激になった様です。お互いの考え方を確かめる様に暗くなるまで話し込んだのでした。