[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
道端にフキノトウが出ていました。もうそんな季節なのです。例年より雪が多いような気がしますが、季節は着実に動いています。雪は、様々なものを白一色に染め尽くします。そして雪解けと同時に隠されていたものが姿を見せ始めるのです。大震災後、時も間もないこの時期には、隠されているものが雪解けとともに姿を見せ始めるでしょう。
原発事故の余波は、山形の様々な分野に影響する事が予想できます。既に燃料の不足や物資の不足が顕在化しています。それは山間の自然の中で営業している観光施設等に直接的なダメージを与えているでしょうし、海外からの観光客も少なくなる事が予想されます。農業はどこまで影響を受けるか今後の推移を見守る必要があるかも知れませんが、どこまでの風評被害にさらされるかがポイントでしょうか。意図せずして地産地消を推進する事になるかも知れません。福島県が、東京と山形を結ぶ重要な位置にある事や福島より南の栃木県・茨城県が既に大きなダメージを被っている事を考慮すれば、人的交流が減ずる可能性もあります。であれば、工業への影響も避けられないでしょう。
しばらくは復興の為の活性化が期待出来る部分はありますが、既に蚊帳の外になっている人もあるでしょう。避難して来た方々も山形で仕事を探そうとした時、また障害に直面するかもしれません。文化・風習の違いがまだ顕在化していないのです。山形在住の県民と新たに県民になろうとする方々が融合して行くには長い時間を必要とする事になるでしょう。
このダメージは、お互いが新しい山形の為に良い方向へ向けようとすれば障害ではなく新生山形を作る為の材料になるのです。
さて、今日もボランティアへ。献立はお麩と野菜のお味噌汁です。とても美味しく出来たのですが、結構残っちゃったみたいです。
炊き出しとは別に雪室を制作する事になりました。これぞ山形県環境技術専門校の真骨頂(?)とか。数日前から準備が進められていたのですが、3人の主要メンバーが慣れた手つきで慣れないものを作ります。250mmの発泡スチロールを組み合わせ、中に圧し固めた雪を詰め込みました。完成した雪室に最初作った雪室に保存してあった野菜等を移動して完成です。さて、この雪がどれくらいの期間残るか。実証試験の開始です。自転車でいくらか改善していた腰にはダメージが残った様です。
帰ろうと自転車にまたがった所へ強風が吹き始め、炊き出しに使っていたテントが大きく煽られました。風は収まる気配を見せないどころか雪を伴って荒れ始めました。目の前でテントの足が傾き始め、一部は曲がり今にも潰れそうな様相です。取りまとめをしている仲間に連絡するとテント周りの覆いの紐をほどいて風を抜く様に指示がありました。まだ吹き止まぬ強風の中、理事長と仲間が戻って来てくれて手伝ってくれたので何とか無事に済みました。そういえば、今日はどんどん焼きのテントも風で吹き飛びそうになって仲間が押さえていたのでした。
ボランティアの経験は、様々な形で記憶に残るでしょう。良い経験をさせて頂いていると思います。
明日は何だか久しぶりの休みです。