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今日の専門校。
1・2限目は急遽予定が変わって理事長の講義でした。
1限目は、不況の中でのNPOの役割のお話から始まりました。リーマンショックで顕在化した日本の社会構造の弱点。それはセーフティーネットの脆弱さでした。戦後の日本の混乱期を知らない世代にとってバブル期までの現代日本は常に登り坂をひた走っている印象だったのではないでしょうか。しかし、バブル崩壊によるショックも記憶に新しい時期にリーマンショックと言う世界的な不況の波を被ることになり、改めてこぼれ落ちてしまった立場の人を救う手立てを持たないことに気がついたわけです。それは恐らく今に始まったことではなく、これまでも人知れず社会の隙間に落ち込んでしまい立ち直れなくなってしまった人がいたはずです。現在の山形県環境技術専門校は、環境の勉強をしつつセーフティーネットの役割も担っているのです。つまずいてしまった人が再起するために新たな知識を提供し、新たな一歩を踏み出せるようにサポートするため、多くの講師の先生をお招きし専門分野の知識を享受していただいているわけです。10ヶ月と言う時間を過ごさせていただき、この学校の社会的存在意義は大きいと感じています。もっとたくさんの社会人学校があるべきだと思います。義務教育を終え、高校・大学を卒業すれば、一生やっていける等と言う単純な社会構造ではないのかもしれません。社会経験をして再び学ぶことの重要性は、日本と言う国の新たな前進につながるのではないかとさえ思います。
講義は、社会構造の変化と慣例に従順であることを見直さなくてはならない時期に来ていると言うことでした。
2限目は廃棄物に関する内容でした。
日々の生活でどうしても避け得ない廃棄物は、一体どのように処理されていくのか。昨年春より清掃工場や下水道施設を見学する機会がありましたが、その中では見通せなかったことがあります。それが、廃棄物の一部はセメントとしてリサイクルされ、コンクリートとして活用されていると言うことです。これは循環社会と言う見地から言えば素晴らしいことなのですが、コンクリートの経年劣化や酸性雨などの影響で成分が溶出する危険性を孕んでいます。また、コンクリート製品の需要が落ちているのに、廃棄物の量が減らなければ、廃棄物が余ってしまうと言うことになります。
廃棄物の処理がブラックボックス化され闇に葬り去られることのない様、関心を持ち続けることが大切なのです。
お弁当♪午後はOJTでした。
専門校の講義が終わってから集まろうと言う話が出ていました。専門校で用意してもらっている寮なのですが、暖房がコタツしかなかったので、少人数での飲み会となりました。けれど、どうしても寒いので、寮に住んでいる仲間にファンヒーターを提供してもらい、やっと一息つけました。近所のスーパーで買い出ししてキムチ鍋です。ワイワイ言ってやっているうちに出来上がった鍋をつつきながら飲んだり食べたりで楽しいひとときになりました。共に学び、時間を共有した仲間とは気心も知れています。普段聞けないような話も聞けます。大きな鍋一杯のキムチ鍋もいつの間にかほとんど食べてしまい、まだまだ話していたいような名残惜しい気持ちを感じつつ散会となりました。これから卒業まで何度集まれるでしょう。そして専門校と言う空母を離れてどこまで飛んでいけるでしょう。午前中の理事長の講義とリンクしているかと思うと不思議な感じがします。燃料切れになったらまた戻れるような場所になればいいのにとまだ見ぬ未来に想いを馳せたのでした。
まだMac環境が充分機能していないので、ネット活動もそこそこに限定されますが、ぼちぼち更新しますのでよろしくお願いします♪