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2010年を振り返ると変化の歳だった様な気がします。リーマンショックの煽りをまともに被ってしまい、もがいてもあがいてもどうにもならない流れに呑まれていた時、現在の専門校と言う舟に拾い上げてもらった様なものです。
今年、山形県環境技術専門校が設立し、第一期生として迎えられ、これまでにない体験をたくさんさせていただきました。一度学校を卒業して社会に出ると、もう一度勉強する機会を得るのは意外と難しい事です。通信教育や文化教室も多忙な仕事の日々の中では続けて行く事がとても難しかったのです。会社員に求められているのは、目の前の仕事に没頭し余計な事を考えずに一心不乱に仕事に打ち込む事でした。それはそれで間違っているとも思いません。でも、社会との繋がりは断たれ、場合によっては家庭との繋がりも断たれてしまう様な毎日はまるで人間性も社会性も否定される様な日々です。
…それでいいのでしょうか。立ち直る機会のない社会は立ち直る事が出来るのでしょうか。是も否もなく、やがてそんな日々に戻らなくてはならないのかも知れません。それでも「環境」と言うテーマの下、学ぶ機会を得られたと言う事は、これからの人生にとってとても大きな財産になるでしょう。一緒に学んだ仲間もまたこれからの人生の大きな財産になるでしょう。小学校とも中学校とも高校とも違う世代を越えた仲間がとても貴重な存在に感じています。
先日、樽石大学の学長の松田先生がこうおっしゃいました。
「充実してますか?」
無論、答えは決まっています。
「はい!お陰さまで!」
苦しい時、たくさんの方々にご心配をおかけし、お世話になってきました。そうしてやっと辿り着いた山形県環境技術専門校と言う舟です。この舟が辿り着く港に新しい未来があるのか、それはまだ解りません。それでもこの充実した日々はひとりの力では到底実現できないものでした。そのことにまず感謝したいと思うのです。
2010年は、折れてしまった心を修復する日々でした。捨ててしまった夢をもう一度探す日々でした。専門校生活も残す所あと3ヶ月余り。不安や焦りがないと言えば嘘になります。それでも、留まる事をことを許されていない以上覚悟をきめるしかないのでしょう。
感謝を込めて関わった全ての方々の幸福を願いつつ、2011年を飛躍の歳にしたいものです。