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2025 .07.02
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 今日は、植物工場チームはOJTで現場集合です。基本構造の建築から出向くことが出来ていないので楽しみです。その後、忘年会となります。


 さて、昨日、専門校からの帰り道、周囲に広がる田園風景を眺めながら自転車を走らせていたら、田畑は食欲のデザインなのだなぁとふと思いました。植物を餌とする虫等が思うままに樹の葉を食べ進めた結果、それが虫喰いと言うテザインとして残ります。人間の食欲のデザインが虫のそれと違うのは、積極的に・前もって・計画してデザインされると言うことです。行き当たりばったり目の前のものを食べていては、人類はここまで発展しなかったでしょう。つまり大地は食べるものと食べないものにデザイン分けされているのです。土地の取得に関して計画的であったと言い切れませんが、それでも日照や降雨等の気象条件・土地の性質・作業性等を考慮しつつ田畑を整備して来たわけです。視線を山に転じると、山はまた別の条件で区画分けされ樹木の植栽も地主の意図によってデザインされます。これはまた田畑とは違ったタイムスケジュールが必要となるでしょう。環境はそんな風に日々デザインされ、季節が色を変えているのです。俯瞰で世界を捉える機会は少ないので、デザインの中に身を置いていることに気がつかずに暮らしていることになります。それでも、人類が積極的に・前もって・計画してデザインすることができる生命体である以上、場当たり的な開発行為は慎むべきではないかと思うのです。


 最近「でんぷんからプラスチック製品を作る」という技術が注目されている様です。既にじゃがいものでんぷんを利用した新製品が発表されています。しかし、トウモロコシやサトウキビ等から抽出されるバイオ燃料が食糧危機を引き起こすと言われていますから、でんぷんを使ってプラスチックを作ると言うことにはまだ問題がありそうです。例えば、遺伝子組み換えの作物を利用すると言う手はあるかも知れませんが、生分解性である為、製品としての役割を終えてからの動向も気になる所です。また、生分解して土に帰るのが良いのか、プラスチックとしてリサイクルするのが良いのかと言う点についても検証が必要であるでしょう。現在、食糧として利用する作物からではなく、草木のセルロースからを利用する方法が研究されているとか。今後の成果が期待されます。


 人類の環境デザインは、現在必要に応じて変化しています。必要とあれば原生林さえ伐り開きます。しかし、計画性を持った取り組みでなければ、植物の葉を無心に食べ尽くし、果ては枯らしてしまう虫と大差無くなってしまいます。


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