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人は時々、何も知らないと言うことを忘れています。知ったつもり、解っているつもり…そうでなければ、日常の生活すらままならないことも事実です。気がつけば、もう4月。野に咲く花は、何も知らないはずなのに春になり気温が上がれば花を咲かせます。教室で育てていたガガイモも芽を出して細い茎を伸ばしていました。ペットボトルの中なので外気よりはいくらか暖かいのでしょう。ボランティアで観察できなかった間にもすくすくと成長を続けていました。
今日は専門校に集まる様にと言うことだったので、久しぶりに仲間が集まりました。炊き出しのボランティアもそろそろ終わり、給食業者の方に引き継ぐことになりそうです。一年前と大きく違うのは、一年間かけて共に学んだ仲間が出来たと言うことです。様々な年齢層の仲間と専門校を出てからどんな関わりを持って行くのか、或いは次期受講生とどう繋がりを持てるのか…東日本大震災を経てエネルギーの重要性は多くのことが認識した所であり、必要とされる局面も多くなるかも知れません。
ただし、この一年で学んだ知識の多くは回答ではなく問題でした。その問題を如何に解決して行くかは受講生各々が取り組んで行かなくてはならないのです。そして問題はたくさんあります。詐欺まがいのビジネスも横行する業界でどんな役割を担って行けるのか、それも未知数です。しかし、恐らくやらなくてはならないのです。沈没しかかった日本が進むべき道を模索しなくてはならないのです。それは戦後の高度成長期の様な繁栄の時代ではなく、バブル期の様な狂乱の時代ではなく、様々な格差に苦しむ時代でもなく穏やかに当たり前の日々を送ることの出来る時代です。
回答はまだ解りません。あるのは問題意識だけです。
帰宅する途中、道端には春の花が咲き始めていました。ネコヤナギの花も咲こうとしていました。春が本番を迎える頃、どこでどうしているでしょう。