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五里霧中とはこのことでしょうか。朝の道は霧で真っ白。自転車を走らせているうちに水滴がついて眼鏡も手袋も白くなって行きます。山形では、こんな日は良く晴れると言うジンクスがある様です。霧の中に佇む農業機械がこちらを見て笑っている様です。
霧の中を走りながらふと考えました。野菜を食べると言うことは土を食べると言うことなのではないでしょうか。もちろん土をそのまま食べると言うことではありません。肥料の三大栄養素は窒素・リン酸・カリウムだと聞きます。しかしそれだけで良いわけではなく他にも微量元素等様々な栄養素を吸収して育つわけです。生物学の講義を受けていると、植物の体内では太陽光のエネルギーを使って根から吸収した栄養素を化学的に分解・合成して組織を形成しています。つまり土は言うまでもなく植物の身体を作る材料なのです。そう考えれば、痩せた土地では野菜が良く育つことが難しいのも当然です。身体を作る材料のない所で成長出来るわけがありません。それで野菜作りは土作りと言われるのでしょう。無論、植物の身体を作る土壌に農薬で汚染したり化学肥料を撒いて薬漬けの様な野菜を作っては、美味しくないばかりか人間の身体にもいいわけはないのです。
ビオトープ管理士のテキストには「生物濃縮」と言う問題も取り上げられています。散布された薬剤を吸収した植物を小さな虫が摂取し、その小さな虫を別の虫が補食し、その虫をカエル等が食べます。そのカエルを水鳥等が食べると言う食物連鎖を繰り返しているうちに、薬剤は生体内で徐々に濃縮され最初に散布された薬剤より高濃度になってしまうというものです。何故安易な薬剤散布を避けなくてはならないか。それは土壌汚染とは即ち我が身を汚染することに繋がるからなのです。
今日の専門校。省エネ照明交換チームは朝早くから外出でした。風邪を引いて体調を崩している人もいましたが、仕事に取り組む気合いが伝わってきます。
1・2限は省エネ診断でした。
今日の事例紹介はスーパーマーケットです。スーパーは生鮮食料品を扱っていることもあって冷蔵庫や冷凍庫に電力がかかります。またお客さまが快適にお買い物出来る様な空調の配慮も必要です。もちろん商品をを並べるディスプレイの照明も忘れてはいけません。大きなスーパーになれば、コンピューターで集中管理することもあるとのことでした。ケチケチ運動になりがちだったこれまでの省エネ意識を切り替えて効率良いエネルギー消費に関心を持つべきなのでしょう。
今日のお弁当。
午後はOJT。
バイオ農業のチームは今後の方針確認とミーティングをしました。
ビオトープに関する提案書の素案が理事長より託され、ビオトープチームも本格始動となりそうです。
排水処理チームは外出して活動でした。
午後、朝霧のジンクスは当たった様です。空は晴れ渡り既に夕暮れの色をした西日を感じながら自転車を走らせました。やがて西の山に陽が沈み、東の空には月がぽっかりと浮かんでいました。今日も山形の自然に囲まれて日暮れを迎えられました。幸福な一日のエンディングです。