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今日は休講日。雨模様の様子なので、自宅でおとなしくしていました。おとなしくしていたと言ってもやらなくてはならないことはあって、課題に取り組んでいたわけですが、外に出なかったので様子が解りません。時折聞こえる雨垂れの音が辛うじて外の様子を伝えてくれます。
課題に取り組みながら、思い出した様にガガイモの綿毛を収集しています。ガガイモの綿毛を何に使うのかと言うと実は何も目的はなくて、集めながら何に使おうかと考えているわけです。一方で綿毛を取り除いた後の種は、滋養強壮に効くと言うのでこれまた集めています。暖房を入れた室内では袋果が乾燥して次々に綿毛を羽化させます。放置すると部屋中が綿毛だらけになってしまいます。しかしこの綿毛を集める作業は実に地味で繊細な作業なので機械化は難しいでしょうか。もっとも、使用目的次第では、荒っぽくドラム缶の様な物の中でガラガラと回転させたらあっさり種だけ集まる様な気もします。量産の必要があれば、そう言う手法もアリかもしれません。しかし、現時点では絹や綿と言った繊維より優位なメリットは見当たらないため、自己満足の域を出ることはありません。
それにしても、古事記に登場すると言うガガイモはスクナビコナ神を乗せる舟だったと言います。何故笹舟でなくガガイモの舟だったのかと考えることがあります。確かにガガイモは種を飛ばした後、小さな舟の様な形状になります。きちんと読んだことはないのですが、Wikipediaによれば「和銅5年(712年)太朝臣安萬侶(おほのあそみやすまろ、太安万侶(おおのやすまろ))によって献上された日本最古の歴史書。」とあります。
古事記に登場する植物は多種に渡り、図らずも当時の日本の植物相の記録を現代に伝える環境記録であると言う側面もあるでしょう。さらにこの712年を追ってみると「出羽国」が設置された年であるの記述があります。「712年(和銅5年)9月23日に出羽国に昇格。」何やら山形との因縁も感じさせる年です。
ガガイモについて調べるうちにガガイモの駆除研究に関する情報がありました。ガガイモは古くから知られ様々に利用されて来た経緯を持ちながら現代と言う時代に埋もれてしまったわけですが、その一方で繁殖力が強いことから農作物に絡みついてしまうと言うことで駆除対象になる地域もある様です。その為、畑に植えて育てると言うことは禁じ手と言うことになります。有益な植物と認識されているにも関わらず、同じく禁じ手とされているのが「ヨモギ」です。畑で栽培すると増え過ぎて手に追えなくなるのだとか。しかし春になれば「ヨモギの天ぷら」や「よもぎ餅」等楽しみにしている人もあるのではないでしょうか。販売されているヨモギ粉の生産国を確認すると輸入品であったりします。ネットで検索すると「国産品」も出回っている様ですが、「植えると殖えて手に追えないから輸入しましょう。」という論法だとしたらどこかおかしい感じがします。
家庭菜園レベルでも「イシミカワ」と言うツル性植物には刺もあるので若干閉口していますが、このイシミカワも調べてみると薬草として利用されると言います。そうやって考えて行くと、山形の様に自然豊かな土地では、辺り一面薬草なのではないかとさえ思います。つまり、キャベツの上で孵化した青虫の様に食べきれない程のごちそうの中で暮らしているのかも知れないのです。
ピーマン・キャベツ・トマト…。比較的日本での歴史の浅い野菜の事は良く知っていても、日本古来の歴史ある身近な植物のことをあまりにも知らないのです。
後世に伝えるべき知識を持ち得ているのでしょうか。
今日は休講日です。専門校内で紹介されていた東北芸術工科大学のイベント「サスティナブルデザインアイデアコンペ2010最終審査」へ足を運びました。
午前10時開始で学生ならではの初々しい発想が次々に発表されました。プレゼンの短い時間の中にアイディアを詰め込むのですべてを表現するのはなかなかに難しいことなのですが、緊張しながらも一生懸命な様子は好感が持てます。
見学させて頂きながら「デザインとは何か」と言うことを改めて考えさせられました。都市機能・建築・プロダクト・ライフスタイルなどデザインする角度も着眼点も様々です。まとめられた内容はパソコンのプレゼンソフトでスマートにまとめられ時代を感じさせられます。便利な時代だからこそのスマートさなのだろうと思いましたが、未完成でも荒削りでもまとまりがなくても「サスティナブル」と言う核になるテーマと正面から取り組んだ汗がもう少し見たかった様な気がします。
その昔、少年漫画雑誌の表紙には、21世紀の自動車とか電車とか夢を描いた未来像がイラストで紹介されていました。漫画家は未来を描くことがとても重要な仕事であった様に思います。その21世紀を迎え、これから100年の時代をどんな未来像として思い描くのか若いデザイナーの卵達も大きな使命を担っています。これから一層の活躍を期待したいと思います。
サスティナブルとは持続可能な社会を実現すると言う理念だとか。高度経済成長期とは違った未来を描く必要があるかも知れません。そう言った時代背景を考慮している為か少しおとなしい印象がありました。逆に言えば、生活に密着した身近なアイディアが印象的でした。持続可能な社会を実現するには、身近なことから取り組まなくてはならないと言う意識が働いているのかも知れません。世間に溢れる製品はひとつとしてプロダクトデザインと無縁なものはないでしょう。だからこそ重要な役割を担っているとも言えるでしょう。環境に関わる勉強をさせて頂いている立場から、コンペを興味深く拝見しました。
今日の昼食♪芸工大の学食の坦々麺です。
プレゼンが終了して芸工大近くのエコハウスを見学させて頂きました。自然エネルギーの有効利用に加えて木質チップを利用したバイオマスボイラーや高機密・高断熱構造の説明がありました。
芸工大を後にして山形市総合スポーツセンターへ足を運びました。「たんぽぽ」で専門校の受講生仲間と合流し情報交換しました。
天童に戻って舞鶴山の夜景です。美しい町の輝きは即ちエネルギーの輝きです。持続可能な社会にする為、どんな取り組みが必要であるのか、考えることも続けて行かなくてはならないでしょう。
今日は空には雲が立ちこめ、遠景のかすむ朝。それでも自転車はまだ汗ばむ程です。
今日は1日OJT。各々の活動です。バイオ農業チームは代表者が打ち合わせの為外出。省エネチームは書類やデータの整理をしていた様子です。
そんな中ビオトープの提出書類を作成していたら、BDFチームが実験していると言う知らせが入ったので取材に向かいました。実験内容は自作の蒸留装置の実証実験でした。専用の実験室がないので車庫での実験です。蒸留装置で煮詰めているのはカリンだそうです。辺りに良い香りが漂っていました。この実験を応用してBDFの精製に応用することを目論んでいる様です。
午後、バイオ農業のリーダーが専門校に戻って、打ち合わせの結果報告と方向性の確認がありました。現実的な取り組みが始まることになりそうです。
放課後、省エネチームと有志が残って各々の活動を続行しました。以前から休みも取らずに省エネ診断の実務に当たっている受講生が協力者を募っています。すると、ひとりの受講生が快く引き受けていました。こう言う根回しや手配も大切なことなのだと思います。
水は自由に形を変えられますが、水分子はクラスターと言う小さな集合体を作るのだそうです。今の専門校は、丁度そんな感じかもしれません。
とても天気の良い朝でした。路傍の農機具も朝日に映えています。
今日の専門校。
1限目はOJTです。それぞれがチーム別に活動していました。2限目に座学が入っていたので時間を有効に使う為、栽培実験をすることを考えていました。専門校の教室に新たに設備を作ることは難しいと思っていたので、廃物利用のペットボトルです。吸盤フックでぶら下げて出来上がりです。温室効果・省スペース・ペットボトル利用の発芽実験が目的です。夏場はサウナの様になってしまうでしょうから使えない手法ですが、秋冬の太陽光線を有効利用するには悪くないと考えました。しかし、予想以上にペットボトル内の気温が上がる様です。暫くするとペットボトル内に結露が始まりました。教室内は暖房を必要とするくらいの気温ですが、ペットボトル内は予想以上に温まる様です。少しキャップを緩めて膨張した空気を抜きました。果たして芽は出るでしょうか。
2限目は環境関連製品の企業から企業活動の紹介がありました。
専門校に学んで半年。環境ビジネスと言われるものは多種多様でひとつひとつの真贋を見極めることは大変に難しいことだと感じています。ただ誰かが開発した技術をそのまま鵜呑みにして流用することが如何に危険かと言うことを認識しなくてはなりません。斬新な技術と言われる発明の背景や成り立ちを理解せずして情報に飛びついていては、せっかくの信頼関係を壊すことになりかねないのです。またそれが環境ビジネス全体の盛衰に関わることなのです。確かな技術を手にするには、汗を流し、考えて、悩んで行かなくてはならないのだと思いました。
今日のお弁当♪
3限目は再びOJT。教室ではバイオ農業チームがミーティングしていました。なかなか難しい問題があり、来年4月までと言うタイムリミットとの調整もあります。無論、山形はこれから雪のシーズンになりますから、活動するのであれば温室が不可欠となるでしょう。大学の様に4年あれば…タイムリミットがなければ…焦燥感がにじみます。若きリーダーも取りまとめに苦慮しています。
帰宅する途中、田園風景の中に漂う煙が不思議にたなびいていました。
霧のない朝でした。でも、一日すっきりしない雲の多いお天気だったようです。
今日の専門校は、1限〜3限までOJTでした。チーム別の活動なので各々の様子を把握することは難しくなっています。
・省エネ診断チーム:省エネ診断及び省エネ製品に取り組んでいます。
・バイオ農業チーム:植物工場の研究・企画を進めています。
・BDFチーム:乾式のBDF製造を学んでいます。
・水処理チーム:山形県内外の水処理・排水処理を軸に活動しています。
・ビオトープ(チーム?):ビオトープ風の排水処理システムの企画立案中です。
どのチームも専門校で受講した内容を実際に体験するわけですが、百聞は一見に如かずと言った感じで次から次に立ちはだかる問題と向き合っています。
午後もOJTの継続です。パソコンに向かう人、書籍に集中する人…部屋を分かれたり外出して活動するチームもありで教室はしんと静まり返っていました。
紅葉の季節が過ぎ、並木の枯れ葉も道路沿いに舞い散っています。その枯れ葉を集める光景をあちこちで見かける様になりました。昔だったらそれで焼き芋でもする所だったはずですが、今では燃やせるゴミとして焼却処分されるだけでしょう。枯れ葉が焼却支分されずに放置されれば、分解されて土へ還り、再び動植物の成長に寄与することになるはずです。それが今のシステムでは焼却処分です。枯れ葉を集めて腐葉土を作り農業に活かして村起こしに成功した事例があるそうです。「棄てればゴミ 活かせば資源」とはこのことでしょうか。身の周りにあるものは当たり前になってしまいその価値を見出せなくなりがちです。簡単な問題ではありませんが関心を持っていることがまずは第一歩と言うことなのだと思います。
帰宅して渋抜きしてあった柿を2つ食べました。昨日は5つ。毎年のことですが、何しろ独りなので傷む前に次々食べないと間に合いません。県外に住んでいた頃、山形の親戚から送られてくる柿がとても楽しみでした。まさかそれをお腹いっぱい食べる日が来ようとは!でも、明朝には胃がもたれていることでしょう。(笑)
さて、少し前から日本ブログ村に参加させて頂いています。他の方の書いている環境関連のブログも興味深いものがたくさん見受けられます。専門校で取り組んでいるもの、取り組もうとしていること、気がつかなかったこと…同じ方向に向かって歩いている方が他にもいるのだと言うことを心強く思います。最近、日本ブログ村から遊びに来て下さっている方もある様ですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。