[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
朝から雨模様。雨と防寒対策をして訓練校へ自転車を走らせました。
今日の専門校。
1限目は理事長の講義です。これからの農業が取り組まなくてはならない問題についてのお話でした。
最近、TPP「環太平洋戦略的経済連携協定(Trans Pacific Partnership)」と言う言葉をよく耳にします。何でも参加各国の自由貿易協定と言うことですが、これが日本の農業に打撃を与えると言うのです。その為、農家に対して戸別所得補償すると言う事です。そのことそのものが問題と言うよりも、その政策が土地の有効活用に支障を生じさせる場合があると言うことです。
日本の農業は家族経営で引き継がれていることが多く、企業が参入することは難しいのが現実です。その問題の一つになっているのが農地の問題です。家族経営によって相続された土地は「先祖より守り継がれた土地」であり、おいそれと手放せる類のものではないのです。しかし、道路整備等の都合で農地が補償の対象になることがあります。それがまた農地の有効活用に妨げになる場合もあるわけです。
水資源の乏しいイスラエルが農業で成功している例を挙げて、これからの日本の農業がどう言う方向に向かうべきなのかというお話でした。そして植物工場の実験は、その事を心に留めて進める様にと言うことでした。
2限目は、農業の講義です。新潟から来て頂いている今井先生はヤギの専門家でもあります。今日はヤギの出産の様子を動画で紹介して頂きました。小学校で子供達や先生、そして父兄と地域ぐるみで参加するヤギの飼育とふれあいのお話を聞かせて頂きました。
いつもの「たんぽぽ」さんのお弁当ではありませんでしたが、なかなか美味しいお弁当でした。お味噌汁が格別においしかったです。
3限目は、肉牛に関する講義でした。近年、高級嗜好の影響か、ブランド化により庶民の手の届かない様な価格設定で販売されています。果たしてそれで良いのだろうかと言う問題提起でした。確かに、牛肉に関わらず豚肉や鶏肉…野菜や果物等、ブランドかによって高価格帯で販売されているものは、なかなか手の届かないものです。そこに着目して、庶民の手の届く価格帯の牛を育てることを考えようという動きがあるとのことでした。
講義の後、久しぶりに顔を合わせた仲間を交えてしばし歓談しました。
帰宅しようと自転車に乗ったら、なんとパンクしていました。自宅までは16kmの道程です。自転車を引っ張って歩くにはちょっとばかり大変です。すぐ近所の自転車屋さんに持ち込んで修理をお願いしました。店のご主人が修理中、環境の話をしました。修理の間、気持ち良く対応して頂き帰宅しました。運河良いのか悪いのか、人は一人では生きられないのです。