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午後から少し雲が出て来て紅葉の色も今ひとつですが、秋の町の彩りを記録してきました。真っ赤や黄色一色に染まる光景もきれいですが、緑色が少し混じっていると色が強調されますね。
空模様が怪しくなりつつある中、自転車を走らせると近所の公園を通りかかるとケヤキの木が落葉していました。ほんの数ヶ月前は蝉時雨が降り注いでいました。時の流れの速さと四季の変化が明確に見て取れます。
住宅地を流れている川ではカモが寄り合いをしていました。留鳥も結構いる様ですが、数が増えた様なので渡りのものも混じっているのでしょうか。先日、白黒模様のアヒルも1羽混じっているのを見かけました。仲間意識とかどうなっているのでしょうね。
美術館脇の歩道は色鮮やかな紅葉です。色の美しさももちろんですが、人間がその色の変化を美しいと感じる存在であることも不思議です。人間以外の動物が違う人間の可視領域とは違う光の波長を感じ取っていると言う話は聞きますが、美しいと感じられる光の波長が人間に限定されたものであるとすれば、この感動の源泉はどこにあるのでしょう。また眼を持たず、移動することも出来ない植物にとってこの世界はどんな風に感じられているのでしょう。眼に見えるもの。手に触れるもの。聴こえてくる音。感じられる匂い。そして、味わい。人間は、五感を駆使して結晶化した世界を現実として認識していますが、実はそれが真実であるとは限らないことになります。利己的で自己中心的になれば世界は限定され、その中にしか真実を見出せなくなります。情報過多な現代社会で如何に道を見つけだすのか問われているのでしょう。
雨が降り出したので、撮影を中断し帰宅しました。この雨が雪に変わるまでもう間もなくです。