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とうとう放射線が漏出すると言う事態に至り、日々刻々変化する事態に意識が追いつかなくなりそうです。現時点では山形県内の放射線量に異常な数値は観測されていないと言う事です。しかし、風向きによって微量ながら東京まで到達していると言う話もあります。放射線と言う実体のないものであるだけに正確な情報がないと不安になります。今回の地震で地球の地軸がズレたと報じられています。いかに大きなエネルギーだったかが伺い知れ、またその活動が収束したのかどうかすらさえ解らないのです。
地震直後に大停電はしましたが、ガスと水道が大丈夫だったと言う事が救いでした。しかし、よく考えてみるとガスはプロパンなのです。つまりの各戸に独立していたからこそ助かったとも言えます。そのプロパンガスは現在備蓄で対応しているとラジオが報じていました。その備蓄が底を尽きるとプロパンガスも入手困難になるわけです。
この一年、環境に関する事を様々に学んできましたが、日本はこういう専門校をあと10年早く設置すべきだったのではないかと思えます。先日、自然エネルギーの講義でオーストリアのお国事情とエネルギー政策について学びました。オーストリアはガスを外国に頼っていた為、非常に不安定なエネルギー事情だったと言う事です。しかし、今は雑草からガスを生成しているそうです。しかも、その雑草は近隣の農家からの買い取っているという話もあります。これなら日本でも休耕田を利用して可能ではないでしょうか。バイオガスを利用した発電も試験的な運用している所もある様です。
取り返しのつかない大きな失敗をして日本は方向転換出来るのでしょうか。それともこれまでの原発事故と同様に時間と共に忘れ去りさらに大きな失敗に突き進むのでしょうか。
ガソリン・軽油・灯油の不足。電車の不通。計画停電。食品の品薄。そして放射線の心配。たった5日前まではそんな心配の必要がなかったはずです。
ひとり悶々と引きこもっていてもどうかと思い外に出ました。空は曇って冷え冷えとしています。福島第一原発の放射線の影響が拡大傾向にあり、近隣に住む人は屋内に入る様に、雨に当たらない様にと報じられています。直接の影響はまだないだろうと思い、スーパーへ向かいました。するとスーパーの中は平日とは思えない人の数です。やっぱり買い出しでしょうか。昨日買えなかった納豆が入荷していました。どこかのオジサンが「納豆安いぞ。身体にいいぞ。」と頼まれもしないのに宣伝しています。買い物に出られなくなる可能性を考慮して3パック程買おうとレジへ持って行きました。これでも遠慮したつもりだったのですが、「2パックまでです」と言われてしまいました。どこかに書いてあったのを見落としたのかも知れません。その後、コンビニへ入ると商品棚はどこも空っぽです。ふと気がつくと友達の奥さんと子供がレジにいました。そう言えば、この子がお腹の中にいた時にも地震があったのです。心配して様子を見に行った事を思い出しました。彼はそんなことを知ってから知らずか何やら一生懸命訴えています。大きくなったなぁと感心して外に出ると雨が降り始めていました。傘もささずに家路を急ぐ母子の姿を複雑な想いで見送ったのです。