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自宅にいたら電話が鳴って、本家のサイトの編集作業を依頼されました。これは大変に光栄なお話です。そもそもサイト構築には大して詳しくもないのですが、出来るだけのことはやりたいと思います。本家サイトも更新する事になりましたので受講生の方はチェックして頂く様お願いします。
さて、外の様子が気になったので外出する事にしました。自衛隊からの情報としてチェーンメールが回ってきましたが、最初の送り主はどこかで慌てる様子を見て笑っているのでしょうか。それにしては内容がリアルでした。時折、思い出した様に起きる余震に身構えながら、天童市内を自転車で走ります。天候は晴れ。しかし、その明るさには空虚さが感じられます。何とかガソリンを確保したいと並ぶ車列が近所の住宅地にずらりと並び、給油ができるかどうか解らないまま蛇が蜷局を巻く様に延々と待っています。「14時で終了です」と言う店員さんの声が聞こえました。到底その時間までにさばける量ではありません。昨日、談笑していた専門校の仲間が、仙台へ出かけて来たそうです。電気もガスも水道も食事もままならない娘さんの為にキャンプ用品と食糧を届けて来たとか。仙台は奥羽山脈を越えればすぐそことは言え、往復すれば燃料も使います。そして戻って来ても燃料は手に入りません。それでも行くしかないのが実際なのです。いかに普段恵まれた生活をしていたかと言う事が浮き彫りになります。
お昼頃、福島の原発が水素爆発を起こしたと報じられていました。つい先日までなら水素爆発等と聞けば一大事と思っていたでしょう。ところが、テレビでは想定内だと言っています。想定内…爆発も想定内なのでしょうか。何が本当なのかさっぱり解らなくなります。ひょっとして日本は第二次世界大戦と同じ過ちを犯しているのではないかと言う考えが頭を過りました。正しいのだと信じて突き進んだ挙げ句に計画は破綻し、それでもまだ非を認めないとは愚の骨頂ではないでしょうか。ふと、頭からすっぽりショールを被りマスクをした3人組の女性が小走りに走って行きました。チェーンメールの内容は「放射能に注意」でした。なかなか素早い対応です。
お世話になっている不動産屋さんを訪ねるといくらか住宅に不都合が出ているそうです。社長さんが対応に追われていました。
よく立ち寄るカメラ店では、照明を落として営業していましたが、店長さんはこんな時に営業してていいのかと恐縮していました。
ホームセンターに立ち寄ると自転車コーナーだけが繁盛していました。担当の方に声をかけるとほとほと疲れている様子でしたが、力を振り絞る様に声を出し、接客に追われていました。ホームセンターの自転車コーナーには1〜2万円程度で購入出来る自転車がまだまたたくさんありました。ホームセンターとしては想定外の需要かもしれません。
ホームセンターでは売り切れだったのですが、100円ショップでは乾電池やろうそくがまだ売っていました。東京電力に続いて東北電力も計画停電を検討していると言う事だったので一応購入しました。
宅急便で支援物資を送ろうとしても受け付けてもらえないそうです。
この変化の中で人の意識も変化し、願わくばそれが良い方向へパラダイムシフトできれば日本にはまだ未来があるかも知れません。たくさんの尊い命が失われたのですから、無駄にしてはいけないのだろうと思うのです。