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2025 .07.02
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 深まる秋の日。ちょっと天候が崩れましたが、いかがお過ごしでしたか。

 そろそろ山は栗とかキノコとか山の幸の季節です。訓練校も休講日と言うことで山へ出かけたい気持ちはあれど、どうにも予定が組めません。例年、この季節になると出かける方向は決まっているので、この時樹にどんな様子なのか大体想像がつくだけにソワソワしてしまうのです。

 昨年の9月27日にはこんな写真を撮りました。

 まずは、猛毒で名を馳せるトリカブトの花です。造形の面白さが目を引きます。

IMG_6838.jpg











それから、判別つかない食毒不明のキノコです。

IMG_6852.jpgIMG_6859.jpgIMG_6861.jpg




他にも様々な植物や菌類が実りの季節を迎えて、山の幸を充実させているはずです。ご都合のつく方は、毒草や毒キノコ、クマやスズメバチに注意して無理のないアウトドアライフをお楽しみ下さい。

 さて、山形県環境技術専門校で学ぶようになって訓練校生活も半年を迎えようとしています。受験コースの人からは合格者も出ていますが、今後の進路についてはまだまだ思案のしどころかと思います。実際、環境に関する取り組みはとても範囲が広くどこから手を付ければ良いのか、何処へ向かえばいいのか、判断することが難しいのも事実です。この専門校に学ぶ機会に恵まれ、これまで以上に環境のことを学んで行く必要性も感じています。この分野において山形と言う地域性が優位にあることも感じます。しかし、多くの起業家もまた暗中模索の最中でありこれをやれば間違いないと言うものはないのだろうと思います。逆に言えば、何も環境ビジネスでなくとも間違いなく成功を約束されていること等ないのですから環境について学ぶことが出来ているだけ有利と考えるべきかもしれません。

 改めて環境ビジネスって何だろうと考えてみると、太陽光発電や風力発電ばかりではなく食品や健康に関することも該当するでしょうし、情報や出版も環境ビジネスの一環と捉えることが出来ます。受講生の多くは社会経験豊富ですから、その経験の中から環境について考えるのもいいでしょう。個人的には野山や川や海に関わることが出来ればいいなぁと漠然と考えたりしています。

 C.W.ニコルさんの「アファンの森」と言う森林再生保護の活動があります。傷ついた森を再生し保護して行くと言うことは、言葉で言う程容易ではなかろうと思います。

 山形には素晴らしい自然が今も息づいています。そのことに気がついている人はどれほどいるでしょう。経済活動の一環として新興住宅地の開拓や高速道路の整備などが黙々と進行し、もう一方では市街地の空洞化や過疎の問題を抱えています。大きな目で見れば、経済活動はまるで粘菌やカビのような広がりを見せ、留まる所を知らないかの様です。生物学の講義で学んでいるように、人間を含む好気性生物は、植物の光合成による酸素の生成との連係がとても大切です。その意味からも森林の存在は、大きな生命活動の一端と見ることも出来るのではないかと考えるのです。お隣の仙台市が「杜の都」をコンセプトにしていますが、山形も森林都市構想の様な街作りがあってもいいのではないかと思います。車社会の弊害か、日本の街作りは碁盤の目の様に整備される傾向にある様です。確かに建築物や交差点は直角に整備できますから何かと都合が良いことは解ります。でも、恐らく脳神経は碁盤の目のように発達はしていないでしょうし、目的地に辿り着くまでの間に脳にゆとりを与える様な街作りが地域文化を発展させることになるかも知れません。そうは言っても根こそぎ作り変えることは出来ないので、今後の都市計画を立てる上で利便性だけではない角度からのアプローチを期待したい所です。

 以前、米沢市の山形県と福島県境にほど近い地域にあるブナの原生林を紹介されました。ブナの樹であれば、天童から米沢まで足を運ばなくとも見られるのですが、原生林という言葉に惹かれて出かけたのでした。林道沿いに車を止めて川沿いに砂利道を登山口まで歩きます。登山口と言ってもそこからの上りは1時間程度ではなかったかと思います。息を切らせて登り切った所で唖然としてしまいました。まるで「風の谷のナウシカ」で描かれた「腐海の底」の様な光景です。太いブナの樹幹がグイグイ天に向かって伸びています。カメラは持っていましたが、35mm程度の広角レンズでは収まりきらないスケールでした。ブナの森は他にもありますが、これほどの原生林がある意味で手の届く距離にあると言うことが驚きでした。それから二度程足を運ぶ機会があったと思います。思い出したら、また出かけたくなってしまいました。

 深まり行く秋。ブナの森の風を思い出しています。


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