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訓練校は休講日でした。
今年は、熊の出没騒ぎが相次いでいます。例年のことではありますが、年々増える傾向にあるとか。今年は、春の天候不順と夏の猛暑が祟ってドングリが不作なのではないかと推測される様です。猟師が少なくなったことも原因の一つと考えられる様ですが、ナラ枯れやブナ枯れも影響しているかもしれません。
野生生物によるトラブルは、熊ばかりではなく猿や猪が暴れている話も聞こえてきます。あまり表に出てきませんがシカの増加も問題になっているそうです。山の斜面の植物を食べてしまうため土砂崩れを引き起こしかねないと言うことです。野生動物の度を超した増加を抑制する為の方法として紹介されていたのが、オオカミの復活です。米国のイエローストーン国立公園では既に実証済みで、オオカミの存在自体がシカの増殖を抑制するとのことでした。そこで心配になるのが、人への危害は及ばないのかと言うことですが、そもそも人間を怖がるらしく、餌付けをするなどの行為がなければ、人に近付くことは少ないと言うお話でした。そもそも日本オオカミは絶滅したとされていますから、日本でそれを実行するには海外からオオカミを輸入する必要があります。こうなって来ると何が生態系の維持なのか解らなくなってきます。
以前、前森高原に出かけた際、偶然ニホンシカの出産に立ち会ってしまいました。前森高原のニホンシカは柵の中で管理放牧されている様ですが、人間を怖がる様子もなく出産も柵のそばで観光客が見られる距離でした。それは感動的なシーンでもありましたが、全国的に殖え続けている現状を考えると喜んでばかりはいられないのかも知れません。
さて、熊に対する防衛作戦の取り組みの一つで、ドングリを山へ届けると言う取り組みがあるそうです。これは何とも微笑ましい努力ですが、お互いが傷つかずに住み分けする為の方法として面白いかも知れません。