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今日は休講日と言う事で、買い物ついでにと思い天童から山形方面へ出かけました。相変わらず遅刻気味の電車に乗り込み、漆山で下車。歩いてリサイクルショップへ向かいます。冷え込みが厳しく、動いていないと凍えてしまいそうです。
専門校では色んな事を学んで来ましたが、その中でも「熱」に関する事は、様々なことと密接に関係しています。省エネも然り、植物工場の温度管理にしても然り。そもそも熱とは何なのかと言う事が問題です。熱とは分子の運動エネルギーであるとか。つまり運動であると言う事は、蓄える事が出来ない性質のものです。そんなことを考えながら歩いていたら、ふと「音」も蓄えられない事を思い出しました。それで、専門校でお世話になっている先生にメールで質問してみました。
「音と熱は仲間ですか?」
すると、早速頂いたお返事にはこの様に書かれていました。
「どちらも分子の運動が源ですが、音は秩序を持った波で熱は乱雑な運動です。」
なるほど、どちらも分子の運動であると言う事は共通している様です。問題は、運動パターンが違うと言う事です。もうひとつ知られている分子の運動パターンとして電子レンジで利用される分子の回転運動があります。
熱を利用する上で無視できないのがエネルギー保存則です。
『ある閉じた系の中のエネルギーの総量は変化しない』
熱する場合。冷やす場合。分子の運動エネルギーである熱エネルギーを右へやったり左へやったり、まるで誰かの部屋掃除…あ、いやいやそうではなくて…はたまた断熱等の処置をしなければ、熱エネルギーはどんどん逃げます。これまた誰かの財布のような…あ、いやいや。つまりこれは熱エネルギーが熱エネルギーのままである事が問題なのではないでしょうか。熱エネルギーを別の形に置き代える事が出来れば、蓄熱が可能になったり、冷暖房が効率良くなったりしないでしょうか。電気はこの手法を利用しているのではないかと思うのです。風車によって発電された電気はどこから来たのでしょう。風が風車を回すことによって得た動力を電気に変換しているわけです…たぶん。(笑)であれば、熱エネルギーも何かに変換すればコントロールが容易になるのではないでしょうか。そこで、妄想力を使って熱と言う分子の運動エネルギーを音と言う分子の運動と相互変換できないかと考えてみます。音と熱…一見関係性を持たないような両者が実は分子の運動という共通項を持っている…ということは…。
〜妄想空間〜
とある夏の暑い日。南向きの部屋は蒸し風呂のような暑さとなっている。帰宅したばかりのN氏は、おもむろにオーディオの電源を入れる。すると、スピーカーから流れ出す軽やかな音楽。そしてその音楽が流れ始めると同時に部屋の気温がぐんぐん下がり始めたではないか。そう、N氏が電源を入れたオーディオが、熱エネルギーを音に代えてしまったのだ。
それから季節は流れ、厳しい冬になった。降り続く雪、曇りがちな空を眺めながらN氏は例のオーディオの電源を入れる。スピーカーから音楽が流れ出すと冷えきっていた部屋が少しずつ暖まり始めた。部屋の壁が分子の運動である音を熱としての分子の運動に変換してしまうのだ。
こうして、以前は考えられなかった機構を持つオーディオと壁によって快適な生活を得られる様になったのだった。
〜おしまい〜
一面の雪景色を眺めながら、どうすれば山形での暮らしを快適に出来るだろうと妄想の展開は続きます。