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今日は受講生仲間にシェアハウスからの荷物の運び出しをお願いしていました。ついでにお手伝いをすることになっていたので、午前中に山形に電車で出かけました。震災以降、電車を利用するのは初めてになります。ダイヤを確認すると在来線は正常に戻っていましたが、駅に着く直前に電車が一本出てしまったので次の電車まで1時間くらいあります。自宅へ戻るのもどうかと思い、駅ビルの一階にあるハローワークを覗いてみました。数ヶ月ぶりに検索機に座るとちょっと勝手が違います。どうやら検索のプログラムが改良されたようで、以前より操作性が良くなった様です。期待せずに検索をかけてみると、意外に面白そうな求人が出ています。実はそう言った興味を惹かれる求人は、ほとんどが緊急雇用対策で1年間の期限付きなのでした。その他の求人はと見るとあまり変わりがない印象です。この際、緊急雇用対策でも…と求人票を確認し、プリントアウトしてハローワークを出ました。ホームに出て暫くすると電車がやってきました。空いていたので椅子に座ると、進行方向と逆向きの椅子は何だか少し旅行気分を感じさせます。春休みなのか乗客の雰囲気も和やかで震災のことはまるで別世界の出来事の様です。山形駅で下りて駅前通りに出ると、震災の日のことが脳裏を過りました。通りは日常を取り戻し車が当たり前に往来しています。
受講生仲間と待ち合わせをして、とりあえず食事をした後にまずお手伝いなのですが、そもそも作業内容が何なのか聞いてなかったのです。現場に向かいながら話をしてみるとボランティアだと言う話でした。着いてみると某大学からの新聞や雑誌の引き取り…つまり廃品回収です。廃品回収となれば、取り敢えずは体力勝負です。量的には随分少なかったようですが、それでも雪のちらつく中を二人で汗をかきつつ新聞や雑誌を運びます。それから収集業者に運び込んで終了。一息ついてからシェアハウスに向かいました。現在の二人の住人がいて、荷物の運び出しを手伝ってくれました。使うものは置いてくれば新しい住人が使ってくれるだろうと思っていたのですが、予想以上に荷物が多くなってしまい、運んでみたら天童のアパートは以前に増して足の踏み場もない状況です。
専門校の終了式に一歩ずつ近付いています。この一年は、仲間にとってどんな一年だったのでしょう。満足しているでしょうか。個人的にはあと2年は受講したいと感じています。特にこの震災の影響で社会構造が変化することは避けられないでしょう。海外では日本からの生鮮食料品の輸入を禁じる動きがあるようです。国内ですら風評被害が懸念されているのですから諸外国の動きも無理ないと言わざるを得ません。ともすれば、日本は再度鎖国状態に陥ることになります。震災の直前にTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)が農産物に与える影響について問題視されていたことを思うと皮肉な話の様な気がします。