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環境問題への取り組むにはそれぞれに立場があってそれぞれの主張があります。
例えば、地球温暖化を取り上げ北極の氷が解けて異常気象が頻発する様になるという危機感を喚起する立場です。記録的な大雪も温暖化による異常気象の影響であると。そして、世界的な異常気象が食糧不足を生み、それが難民を生むと。当然食料価格は高騰し、同時にピークオイル後の世界は石油不足になり、それが食糧不足に拍車をかけるため石油製品ばかりでなく食糧も高騰すると。だから早く取り組まねばならないとする立場です。映画「不都合な真実」もまた同様の立場を取っているのではないかと思います。
一方、こんな楽しい事をすると自然に循環型社会に寄与することになるよ…という立場があります。例えば、古布を使って新しく衣類に生まれ変わらせると言うものです。単純にリサイクルショップで古着を購入するだけでもひとつの取り組みになるわけですが、それをさらに利用して新しい作品にする事によって楽しみと喜びを加えた幾重もの価値を生む事になります。調べてみるとファッションショーも行われている様です。そういう取り組みが様々なフィールドに広がる事で相対的に持続可能な循環型社会への移行を促せば、抵抗感も少なくスムーズなパラダイムシフトが可能かもしれません。
この両者を比較してどちらが良いとか悪いとかと言うことではないのです。事態は急を要しており強制的にでも転換を図らねばならない事態だとすれば、手段を選んでいる場合ではなく法律の改正等が必要になるかもしれません。しかし、その風当たりが強くなればなるほど猜疑心や抵抗感を誘発してしまうでしょう。それでは困ってしまいます。太陽と北風はどちらも必要でバランスが問題なのかもしれません。