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朝から良いお天気なので自転車で走るには申し分ありません。雪の心配がなさそうだったので、防寒具と衣類を一枚ずつ減らして自転車を走らせます。日の出が早くなったのでしょう。いつもの時間より早く自宅を出たのに朝陽は思ったより高くなっていました。黄金色の朝陽が空に輝き、雪原は蒼き眠りから目覚めようとしています。まるで絵画の中に暮らしているようです。通りかかった川辺には今朝も鴨や白鳥が眠りから覚め活動を始めようとしています。
今日の専門校。
1限目はOJTでした。久しぶりに窓辺のガガイモの芽が出て来ています。発芽まで1ヶ月近くかかる事を思えば、卒業までに収穫まで出来ないかも知れません。教室にある椎茸の菌床ブロックも目覚めないまま発芽しません。どう対応すべきか思案しています。
2限目は、川西町のきらりよしじまネットワークでご活躍の高橋由和先生の講義です。今日は2回目なのですが、DVDによる地域起こしの紹介から始まりました。DVDは鹿児島県鹿島市にある柳谷地区「やねだん」の紹介だったのですが、不覚にも見ていて目頭が熱くなってしまいました。その地区に暮らす方々の活き活きした様子が何だか昔の楽しかった子供時代を思い出させたのかも知れません。或いは地域の外から招き入れたアーティストとの関わりがとても温かかったからかも知れません。変化が加速し始めると地域が活性化するとともに熱を帯びて行く様子が伝わってくる様でした。
今日のお弁当
3限目は2限目に続いて高橋先生の講義です。チーム別になって地域起こしの為の企画の立て方をワークショップ形式で学びました。短時間でまとめるのがなかなか大変だったのと、どうしても全体の意識が似通った所に落ち着いてしまうのが残念な気がします。地域の活性化に繋がれば斬新さや奇抜である必要はないのですが、独自性はあった方が良いような気がします。二番煎じや二匹目のドジョウを狙うようでは、その地域への定住が期待できないと思えるのです。その事に関しては時間をかけて温めて行く必要があるかも知れません。
午後、仲間と少し話をしてから家路に就きました。冬を越える間に足の筋肉が増強されたのか、ペダルを踏むのが楽な様に感じます。陽は西に傾き、夕暮れを迎えようとしていました。葉山の向こうには月山が泰然と聳えています。ふいに山形で暮らしているのだと言う実感が湧いてきました。県外生活が長かった為か山形への郷愁も強かったのです。けれどそれも11年の間にすっかり慣れてしまいました。それで普段「山形」を意識する事は少なくなったのですが、何かの弾みに突然、郷愁のような満足感のような感覚が湧いてくる事があるのです。葉山と月山は、その象徴的な存在でもあります。暮れて行く空を鳥達の群が家路を急いでいる様でした。