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朝、晴れた空に黄金色の稲穂が輝いていました。いよいよ稲刈りも本格化するでしょう。
いよいよ受験コースの試験も間近と言うことで、受験コースと実践コースに分かれての活動でした。
実践コースでは、BDFの実験やガガイモの生態に関する報告書作成、またハウスメンテナンスの打ち合わせなど、意見交換をしながらの活動となりました。
あっという間にお弁当の時間♪(笑)
午後も活動継続でした。その中で、食品に関する話題が出ました。山形は、その地域性の関係か野菜や山菜を干す文化があります。そして長期保存させた食品を冬場等に食して来たのではないでしょうか。しかし、思えば日本人は歴史の中で何を食して来たのでしょう。普段食事に利用する野菜は、その多くが海外から取り入れられたものです。
たとえばトマトについて改めて調べてみると、日本に入って来たのは江戸時代の寛文の頃(1661年〜1672年)だそうです。意外だったのは、日本では冬に枯れてしまうトマトも年間通して温暖な気候の地域では多年性の植物なのだとか。
そんな風に食卓に上がる野菜の多くが海外から伝えられたものであり、庶民の胃袋に辿り着くようになったのは日本上陸からさらに時間がかかったことでしょう。であれば、主食の米以外は一体何を食して来たのでしょう。先日のカガイモのように歴史の中に忘れられかけているものが食品の中にもあったりはしないでしょうか。近年、アトピー性皮膚炎や花粉症等のアレルギーが取沙汰されるようになりましたが、日本人がその歴史の中で取り入れて来た食品のバランスがどこかで崩れかけているのではないかと考えることがあります。縄文・弥生時代にはトチやドングリも食べていたようです。現代人は辛うじてトチの実を食す機会がある程度で積極的にドングリを食べることはまずありません。トチもドングリもそのままで食べることは出来ない為、その手間を惜しんで食べなくなったのでしょうか。それとも単に味の問題でしょうか。そんなことを考えていたらドングリを食べたくなりました。トチの実はドングリよりも多く利用されていると思います。栗拾いの時期に同じ様な場所に生育していることもありツヤツヤして丸々と充実したトチの実は如何にも美味しそうです。でも、実はトチの実には毒があって、アク抜き作業をしなくてはならないそうです。それがまた何日もかかったりするそうなので思いついたからとすぐに実行するのは難しいかもしれません。
でも、食欲の秋にそんな忘れられた食材に想いを馳せてみるのも一興ではないでしょうか。
そうですね。(^^)
そういう知恵を現代にも活かして行きたいものです。