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今日の訓練校は、昨日に引き続き受験コースと実践コースに分かれて活動でした。実践コースはBDFの実験で固形化にチャレンジです。まずは純石鹸を細かくする所からスタートです。きっちり重さを量り、湯煎にかける為、お湯でBDFを温めます。温度を計測し、頃合いを見計らって細かくした石鹸を投入しました。それからしばらく石鹸が溶けやすい様にかき混ぜました。しかし、なかなか溶けません。さらに混ぜ続けます。でもやっぱり溶けません。これは俗に言う失敗でしょうか。
気を取り直して次は石鹸を先に練り石鹸状にしてからBDFに投入しました。そしてまた湯煎にかけてしばらく混ぜていたら今度は溶けてムース状になってきました。しばらくして完全に溶けたようだったので用意したアルミホイルの器に分けて入れると…なんと分離していました。ムース状のものに灯心を入れて着火実験をするとちゃんと火は点きます。ただ、若干煤が出る様です。半固形状のムースは熱で溶けると液化してアルミホイルの器にたまります。そこで実験は終了。貴重な実験失敗データを手に入れました。実験の検証をしつつ別の方法を試すことにして今日の実験は終了です。
BDF固形化にあたり、最適なものを再調査した所ミリスチン酸(C13H27COOH)とステアリン酸(C17H35COOH)と言う名前が浮上しました。どちらも飽和脂肪酸だそうです。ミリスチン酸は、ヤシ油やパーム油に多く石鹸成分として泡立ちを良くする働きがあるそうです。ステアリン酸(C17H35COOH)は石鹸を固める働きがあります。
興味深いのは分子式にするとCがとても多いことに気がつきます。二酸化炭素(CO2)など、とかく悪者にされがちなCですが、骨格として貴重な存在であることが解ります。Cは今後大切なキーワードになるかもしれません。