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2024 .05.07
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 今日の専門校。

 1限と2限目は荒井理事長の講義でした。

 現代社会での生活を送っていると廃棄物と無縁ではいられません。何か買い物をすれば、必ず包装されていますし、食べ物であれば生ゴミが出ます。しかし、一旦ゴミ箱へ捨ててしまうとその先を想像することはあまりないのが現実です。天童市では、クリーンピア共立でゴミの分別収集を行っています。プラスチック容器の分別収集をしていますが、弁当などの汚れた容器は洗って指定の日に出すことになっています。この分別は単純明快なようで意外にそうでもないのです。例えば、弁当の容器はプラスチック容器でも値札シールは紙です。弁当を販売しているスーパーでもこの弁当容器を回収していますが、値札シールの部分は切り取って出すようにと案内が出ています。とするとこの切り取った値札部分はプラスチック容器か燃やせるゴミかと言うことになります。また醤油などの入った小さな袋は洗わずに燃やせるゴミに出して良いと言うことです。またプラスチック容器としてビニール袋は出していいのですが、ビニール紐はダメです。分別する側は解っていることだと思いますが、イチイチ悩んでしまうのが実情です。ところが、清掃工場の立地の落ち着き先がなかなか見つからない山形市では紙も生ゴミもプラスチック容器も一緒で良いと言うのです。何かうまく説明できない矛盾を感じます。理事長の講義では、同じゴミでも産業廃棄物なのか一般廃棄物なのか、はたまたプラスチック容器でも汚れの有る無しで管理型と安定型に分類され、1t当たりの処理費用に3倍の開きがあるのだと言うことでした。今からわずかに40年程前には、豆腐は器を持参で買いに行っていました。野菜や肉や魚を買うにはわずかなビニール袋を使って、お母さん方は買い物かごを持っていました。使い終えたビニール袋を母は洗って再利用していたと記憶しています。その後、爆発的に普及した買い物用のビニール袋とペットボトル。どちらも石油製品です。オイルショックを経験したはずの日本は何を学んできたのでしょう。

「バスーラ」と言う映画があるそうです。フィリピンを舞台にしたこのドキュメンタリー映画は予告編を見ただけでも想像を絶する現実を突き付けられます。青い空に舞う白いビニール袋のゴミ。同じ時代を生きる人たちの厳しい生活がそこにあり、恐らくそれは世界各地に貧困と言う形で存在しているのです。現実の問題として捉えた時、その事実を受け入れるのか否かと問い質されるような想いがします。ゴミの山…ゴミの海…ゴミの…不衛生な環境は病気になりやすく死亡率も高い。ゴミを出す者とゴミを拾う者、そしてゴミと共に生活することを余儀なくされる人々。現代日本人は、そんなゴミの山を目にすることすらなく存在しないものとして葬り去ってしまう毎日です。それでいいのかと考えさせられます。

〜【バスーラとは】タガログ語で「ゴミ」を表す 〜


 以前、知人が中米へボランティアへ出かけた際、ゴミを漁る子供達の姿を見て涙を堪えられなかったと言う話をエアメールで送ってくれたことがありました。山形は自然に恵まれ、冬ともなれば一面に広がる銀世界です。環境の大きな違いを感じないではいられません。


 そして、今日のお弁当♪

IMG_3204.jpg

 午後はOJTになりました。

 快晴の冬の日。陽射しは雪原で踊りまばゆく輝いているようです。何故生まれ、何故生きて、何故死んで行くのか。この世の摂理は時としてドライで感情を差し挟む余地のない現実を突きつけます。そんな人の世の中で何故集い、何故行動や生活を共にするのか…専門校での生活も大詰めを迎えそんなことに想いを馳せつつ植物工場へ向かいました。

 今日はいつもの仲間がIT農業のセミナーがあると言うことで出かけていました。現場に着くとまずは野菜の苗のチェックです。用土が乾いてしまっていてサニーレタスは萎れているようでした。慌てて水をあげましたが、どうでしょう???生長が見られないようなので限界かもしれません。

IMG_3206.jpg 一方、低温で栽培していた菌床を暖かいところに移したら見事復活。しもやけのような傷が見られますが、むしろしっかりした椎茸になっているようにも見えます。考えようによっては、低温の場所に置くことによって栽培時期のコントロールが可能になると言うことになります。2本だけ収穫して後は栽培続行です。また2日もすれば収穫可能になるでしょう。休眠させている菌床は一部カビが見られましたが、特に異常なしと言うところです。収穫した椎茸は専門校の仲間が生でポリポリ食べてしまいました。(笑)

IMG_3230.jpg 先日お願いしていた干し椎茸も良く出来ていました。しかし、それでも重さでは約4gくらいになっています。100gの袋詰めなら1本4gの大きな干し椎茸なら25本必要です。う〜ん。これは大変。(汗)何故なら、4gあったのは一番大きなサイズがわずかに1本だったからです。温度コントロールが鍵と解っていてもなかなか簡単ではありません。

 現在、椎茸栽培に取り組んでいますが、キノコ栽培の後の廃菌床が注目を集めています。改めてスケジュールを組んでみたら、随分長く栽培時間がかかりそうなので、廃菌床までたどり着けるかどうか…。いずれにしても興味深い素材です。


ガガイモ@シェアハウス
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