[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今日の専門校。1限目から受講生の多くがOJTで省エネ照明の交換作業に出て別行動でした。残った受講生もそれぞれの活動やミーティングの時間になりました。
2限目と3限目は太陽エネルギーを存分に活かす建築物「太陽建築」の講義です。太陽光は古代より様々な形で利用されてきました。それは、他に有効なエネルギーがなかったと言うことかも知れませんが、そこを知恵で乗り切って来たわけです。ところが現代はどうでしょう。電気やガスと言ったエネルギー源を手にした為、太陽光線を無視した建築物であっても暑さ寒さをしのぐことが出来ます。無論、これはエネルギーをふんだんに使うことが出来ることが前提になっていますから、現代ならではの建築物と言うことになります。では、太陽のエネルギーを見直し、太陽を中心に考えた建築物を現代の技術で建設したらどうなるだろう。それが太陽建築です。講師の井山武司先生の建築思想が語られます。思えば、毎日太陽が昇って沈んで行くことは当たり前で、そのエネルギーがどれ程のものか意識することはほとんどありません。けれど、そのエネルギーを充分に活かすことが出来れば、無駄なエネルギーの使用は削減することが出来ます。
太陽建築はゼロエネルギーを目指しています。太陽光を受動的に利用することをパッシブソーラーと呼ぶそうです。自然環境を破壊して都市を打ち立て、太陽光に頼らず化石燃料を燃焼させることによってアクティブに文明を開拓してきました。それが現代社会と言う恩恵をもたらしてくれたわけです。しかし、このまま限界点を超えて持続可能な社会を形成することは出来ないのです。当たり前だと思っていたことが、実は当たり前ではないのだと言うことに気がつかなくてはならない時代に踏み込んでいるのです。
今日のお弁当♪
午後、OJTで外出していたチームが戻ってきました。実務は大変だったと言いながら、仕事をして来たと言う達成感が笑顔から見て取れました。
帰り道、空はすっかり晴れていました。角度の低くなった太陽光線を浴びながら自転車を走らせているとススキが夕日に染まっていました。