[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
曇り空…肌寒い天候の中、自転車を山形市総合スポーツセンターへ向かいました。途中、道路左側に車列が出来ていました。案の定給油の為の順番待ちです。日に日に長くなっている様な気がします。
現場に着くと意外な事に地元のスーパーの社員さんが勢揃いしていました。ずらりガスコンロと鍋が並び、装備も完璧、練習して来たのではないかと思うような光景でした。そして1,200食に対応すると言います。どうやらダブルブッキングだった様です。炊き出しも4日目で慣れて来た反面、少し疲れも見えて来ていたのでここは精鋭部隊にお願いして専門校生は別の事に取り組む事になりました。現場のスポーツセンターでは屋根から落ちた残雪がまだ山になっています。それを利用して雪室を作ろうと言う事になりました。せっかく頂いた食材を新鮮に保つ為の試みです。
そこへ昨日まで一緒に炊き出しをしていた職場チームが来ました。やっぱり今日はスーパーの精鋭部隊に譲る事になったのでせっかくの食材を譲ってもらう事になりました。これでまた雪室に意義が生まれます。そしてこれぞ環境技術専門校で学んで来た自然エネルギーの利用です…まぁ、ちょっと地味ですけどね。(笑)
最初は少し大きめの雪室を制作したのですが、他にも作っておこうと言う事だったので、別の場所にほぼ単独制作です。
「好きにやれ」と言われると俄然やる気になります。(笑)
急な事で道具が足りないので、粗大ゴミ等が集積されている所から壊れたスノーダンプ等をかき集めて来て使います。壊れていますが使えないわけではありません。
一通り作ってみましたが、後は雨が降らない事を祈るばかりです。その場所の残雪がいつまで残るのか、融けてからはどうするのか、山から雪を持って来るには燃料がかかります。今は目の前の課題で精一杯なのですが、ひとつずつ解決して行くしかありません。
夢中になって作っていると、先に作り始めた雪室が完成したと声がかかりました。ブルーシートで雨除けまでしてあります。これならしばらく大丈夫かもしれません。
帰宅する途中、朝見かけた車列はさらに長くなっていました。そのまま眠ってしまっている様子の人もいます。
これまでなかった異常事態はいつか異常では無くなるのでしょうか。スーパー等の流通は少しずつ回復している様です。燃料不足で大手のパンが入荷できないのに対してスーパーに入っている手作りパン屋さんは大忙しの様子でした。思えば、燃料は大切ですが、そのことによって地元の商店街は郊外型大型店舗の隆盛を許してしまっているとも言えます。街が疲弊し衰退するのは、ひょっとしたらガソリンのせいなのかも知れません。