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2025 .07.03
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2010 .11.13

IMG_1250.jpg 今朝は薄曇りの空で比較的暖かい日でした。1時間も自転車を走らせていると専門校に辿り着く頃にはすっかり汗をかいています。


 今日の専門校。

 1限目と2限目は省エネ診断の講義でした。まずは省エネルギーセンター認定資格である「ビル省エネ診断技術者」募集の案内でした。

 引き続き、省エネ診断の講義は、病院施設の省エネについての解説でした。病院施設は商業施設や工場とも違う特殊性を持っているため、相応の考え方が必要になります。一般的には機械の待機電力は削減することが望ましたわけですが、病院に関してはそれが許されない機器もあります。それでも施設全体の消費エネルギーは相当なものになります。照明機器の照度チェックや設備の清掃など細やかな確認が必要となる点は他の施設と同様な診断が必要です。その上で、ボイラー配管からの放熱や医療機器の適切な省エネ対策が必要になります。


 今日のお弁当♪

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 午後はOJTです。バイオ農業のチームは植物工場の実証試験計画の変更と確認のミーティングでした。時代の動きを見極めながら、次世代の農業のあり方を考えて行くことになります。


 明日から休講日ですが、OJT各チーム毎の活動が各々展開されることになります。


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IMG_1223.jpg ふるさとの原風景と言ったらどんな風景が思い浮かぶでしょうか。近年、帰化植物の台頭により圧され気味ですが、少し前ならススキは日本の象徴的存在だった様に思います。車窓から見た夕日に揺れるススキ野原が今も脳裏に焼き付いています。

 先日の丹 省一先生の講義でデンマークのエネルギー事情が紹介されていましたが、その時に紹介されていた「バイオマスエネルギー源としてのススキ」に驚かされました。しかもススキは日本から持ち込んだのだとか。身近にあるからこそ見落としてしまいがちな価値をここでも教えられた心持ちです。

 近年、ススキ野原が減少した様に感じるのは、セイタカアワダチソウの勢力拡大の為でしょうか。セイタカアワダチソウはその名を知られた帰化植物です。根から分泌されるアレパロシーと言う物質により、他の植物が育つことが出来ない様に駆逐してしまうのだそうです。そしてそれが自己中毒を引き起こし、やがてセイタカアワダチソウも育つ事が出来なくなるのだとか。ここで「アレパロシー」が除草剤にならないだろうかと考えました。するとやはり同様の発想をする人はあるもので、実際に実験まで発表されていることを知りました。除草剤と言うと不自然に植物の枯れたあぜ道を想像してしまうのであまり賛成も出来ないですが、天然素材と言う部分は興味深いです。

 セイタカアワダチソウの花粉がぜんそくの原因とされたこともありました。現在では養蜂家の蜂蜜源と言う面もあるそうです。そう言えば、黄色い花にたくさんのミツバチを見かけます。何だかそんな話を知ると帰化植物だからと言って憎めなくなってしまいますね。では、ススキがバイオマスエネルギーの原料になるのですから、セイタカアワダチソウはどうなのだろうと思いましたが、インターネット上でその様な報告は為されていない様です。世の中そんなに旨い話は転がっていません。

 そこでセイタカアワダチソウの利用法は他にないのかと思い、調べてみると意外や意外、ヨモギの様なキク科の植物であるセイタカアワダチソウは、ハーブとして薬湯に使えるのだそうです。そしてちゃんと実践している方がいらっしゃるのですから感心します。掘り下げれば、まだまだ利用法が見つかっているかもしれません。
 

IMG_1228.jpg 朝、いつもの道を自転車で走っていたら、遠くに工事車両が動くのが見えました。「コンクリートから人へ」というキャッチコピーの下、ダムと併せて高速自動車道の整備も再検討の動きでしたが、どうやら高速自動車道の整備は動いてる様子です。朝早くから動き始めた工事用車両にはどんな指名が与えられているのでしょう。COP10による変化は何をもたらすのでしょう。


 今日の専門校。

 1限目と2限目は、河合直樹先生によるエコアクションの講義でした。エコアクション21を取得する為の手順を実際に討議してきましたが、少しずつ実績報告が見える様になってきました。しかしながら、企業活動と省エネは背反する部分も多く、削減を目標としていたエネルギー使用量でしたが、仕事量の増加によりむしろ増加してしまうと言う事態も生じます。仕事量の増加は企業にとって歓迎すべきことでありながらエネルギー使用量を抑制しなくてはならないと言うジレンマに遭遇することになります。その現実にどう取り組むべきか討議が進められました。


 今日のお弁当♪

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IMG_1237.jpg 午後はOJTの時間となりました。チーム毎に具体的な活動が始まりました。今後の動向を調整しながら意見交換をして成果を残す為の活動と言うことになります。窓の外には大きな虹が出ていました。


IMG_1241.jpg 帰宅する道すがら西に傾いた太陽から陽射しが放射状に拡散していました。もう何度も見た光景であっても環境に恵まれた地域に暮らしていることを再認識させられます。見慣れた風景の中に可能性を見つけられますか?





IMG_1194.jpg 雲間から朝日が射し込む光景は、何度見ても神秘的な気持ちになります。
 

 今日の専門校。

 1時限目は、荒井理事長による講義です。熊や猪、鹿等の被害が多数報告されていますが、自然界はどこかで調和のバランスをとるにしても、唯一人類はそのバランスを大きく破壊してしまっています。急速に失われる希少生物の数々。その絶滅のスピードに拍車をかけてしまっているのは一体誰なんでしょう。

 CCA:クロム、ヒ素、銅から構成される固着型の水溶性木材防腐剤

 アスベスト:石綿。断熱材として使われていたが、人体に有害であるため現在はその使用が禁止されている

 フロン:オゾン層破壊の原因物質

 FRP:リサイクルに問題あり

 PCB:脂肪に溶けやすい為、体内に蓄積しやすい。ダイオキシンの発生源

 人類は、文明の発展の為に様々な発明や開発を繰り返してきました。良かれと思って前に進んだ結果、原子力発電や原子爆弾を作るまでになってしまいました。化学物質の合成により環境が汚染されると言うことを研究者はどの程度予期していたでしょうか。結果的にそれが世界を住みにくくする等と予想したでしょうか。

 深海にまで買い物用のビニール袋などのゴミが浮遊し洗濯機まで沈んでいるそうです。

 日本の高度経済成長期は終わりました。これからどんな世界を生きたいのか。それを問われているのです。


IMG_1197.jpg 2限目は、丹 省一先生の自然エネルギーの講義です。

IMG_1206.jpg デンマークに於ける風力発電や太陽光・太陽熱利用の現状の紹介がありました。日本の太陽光の日照条件と比較しても不利な条件でありながら、活発な自然エネルギーの利用が促進されている現状を解説していたただきました。山形県でも風力発電の施設の建設が進められています。遊佐町では海岸沿いの黒松林に建設が進んでいるそうです。

 今日のお弁当♪

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 3限目も引き続き丹先生の講義です。

IMG_1217.jpg 風力・水力等の発電には流体に関する知識が必要になります。層流と乱流についてその知識の背景になる裏付けである計算式が2枚のホワイトボードに書き綴られます。

 …いつ見ても壮観な眺めです。(^^)




 朝から冷たい雨模様。雨合羽に身を包んで走る自転車はまるで蒸し風呂の様です。

 今日の専門校。

 1限目は荒井理事長の講義でした。

 紅葉をテーマにした内容で、緑の葉が赤く色づき黄色になって枯れ葉になるまでのしくみの解説がありました。葉にはそもそも緑色のクロロフィルと黄色のカロチノイドを持っているそうです。ところが、植物が葉を落とす準備に入ると光合成によってクロロフィルで生成されたブドウ糖が茎の方に運ばれなくなります。そして夜の間に合成されてアントシアニンに変化するのだとか。やがてクロロフィルが分解されるとこのアントシアニンが葉を赤く見せるのだそうです。では、赤くなる直前の葉は甘いんでしょうか???(笑)

 やがて枯れ葉は地上に落ちて長い時間を費やして腐葉土になり、微生物やミミズ等の生き物達がふかふかの土壌を作ることになります。野菜を栽培する時、この腐葉土がとても良いのだそうです。落葉の季節ですから公園では次々に枯れ葉が落ちては積もります。しかし、この落ち葉は清掃させて焼却処分されてしまいます。資源を燃やしてしまっているわけです。


 2限目は久しぶりに武内先生の太陽光発電の講義でした。

 今日は太陽光発電の連系の為に電力会社に提出する必要のある書類の解説でした。少しずつ簡略化されつつあると言うものの、手続きには注意点もあり契約の際には慎重に検討する必要がありそうです。

 今日のお弁当♪

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 3限目はスローフードの講義でした。

IMG_1190.jpg 山形では具体的にどんな農業生産物があるかと言うことで、今日は果物の紹介でした。筆頭はサクランボですが、フルーツの多くは海外との繋がりがあり山形の気候とマッチングしたからこそ栽培が可能になっていると言う印象を受けました。また大切なのは、品種改良と遺伝子組み換えの違いを理解すると言うことです。長く親しまれ食物として認識されていたのにある時突然有毒成分が見つかるキノコ等もあります。遺伝子組み換えで強引に作り出してしまった品種の安全性を確認することは容易なことではありません。


IMG_1187.jpg 帰宅する頃、雨が上がり始めていました。赤く色づいたガガイモも雨に濡れていました。








 季節の変化を絵本にしたら新しいページを開く時にこんな音がするでしょうか。降り出した雨を後押しする様に鳴った唐突な雷鳴に身をすくめてしまいました。

 今日はお借りした本のページを眼で追って過ごしていました。生物多様性をテーマにした本です。先日名古屋でCOP10が開催されていましたが、その詳細を知るにはいささか努力が必要です。今回お借りした本には「COP10とは何ぞや?」と言うあたりから解説されています。初めて聞く略称に眼を白黒させながら読み進めると次第に訓練校の講義で紹介された内容がきっかけになって意外と読める様になってきました。

IMG_6706.jpg 先日の講義で「生物多様性オフセット」と言う考え方が紹介されていました。開発行為を行う場合、異なる場所に生物多様性を持った生態系を構築することだそうです。それは開発行為の抑止力として効力があるとのことですが、実際にはそんな簡単なものではないでしょう。自然環境も生物多様性も地域と密接な関係性を持ち、長い時間をかけて実現されるものです。つまり開発行為を行うことによって破壊される生物多様性は短時間で異なる場所に同等レベルに構築することは甚だ困難だろうと言わざるを得ません。しかし、それでも某かの効力があると言うことですから、何もないよりは良いと言うことでしょうか。

IMG_6713.jpg 以前に米沢の福島県境にほど近い場所を紹介されました。何でもブナの原生林と言うことでした。ブナは以前から興味を持っていましたが、わざわざ遠くまで見に行く程とは考えていませんでした。しかし、一見しておいても良いだろうと思い出かけたのです。実際にブナの原生林に身を置いた時の感覚は言葉に言い表し難いものでした。言うまでもなくブナの原生林を再構築することは不可能です。無論、時間の問題もありますが、人間が植樹した時点で「原生林」とは言わないでしょう。そうは言っても蒔かぬ種は生えません。山形県内でも植樹の試みはされている様子です。寒河江市の幸生から大蔵村の肘折温泉に至る国道458号線沿いにもブナの育成林があったと記憶しています。近年、ナラ枯れと併せてブナ枯れも問題視されています。このまま枯れることなく成長を続けられれば、数百年の時を経て巨木の立ち並ぶブナの人工林を形成することが出来るでしょう。

 生物多様性の問題の中に「パーム油」の話題を見つけました。パーム油は食品や石鹸等様々に利用されている様ですが、チョコレート原料として使用していたパーム油が森林を違法伐採することによって拓いたパーム農園で栽培されていたことで問題になりました。パーム油を原料とした石鹸は硬水でも泡立ちが良いと言うことで成分表示に「植物原料100%:原料はパーム油」と言うものを買い求めていましたが、化学物質を敬遠し天然成分を追求した結果、異国の原生林を破壊している可能性もあると言うことになります。本末転倒、五里霧中とはこのことでしょうか。

 何かと言うと環境問題が取沙汰される昨今ですので企業も環境保護活動に無関心ではいられません。ところが、一方で環境保護活動をしながら、もう一方で開発行為を行っている場合もあるのです。それは薄々気がついていても日々の生活の中から見透すことは容易ではありません。

 一言に環境問題とは言っても本当に大きな背景があり、その中から答えを選択して行くことは増々困難になって行くでしょう。それでも一度絶えてしまった種を再生する事とは出来ません。ドミノ倒しの様に生命全体の存在が危ぶまれることのない様、問題に向き合って行く必要があります。


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