[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
朝、肌寒いくらいの風の中を訓練校へ自転車を走らせていたら、道路脇の側溝を自転車と並行して飛んでいる鳥がいました。一瞬でしたが、それはどうやらカワセミだった様です。山形は野生生物との距離感が近いですが、カワセミとの距離は2m程度だったでしょうか。青く小さな翼を懸命に羽ばたかせて飛ぶ姿に感激してしまいました。
今日の訓練校
一限目
荒井理事長による環境ビジネスの講義は、「これから協働」についてでした。NPOと社会との関わり、何をどんな風に成立させて行くのか新しい社会システムをイメージするのにはこれまでにない発想をしてゆく必要があり、慣例で進めていては閉塞感が立ちこめる現代日本に活路は見出せないのだと感じました。
二限目山形県内の公共事業と市民運動についての講義でした。公共事業が環境に与える影響を考えると水道事業やダム建設等の公共事業に関心を持って見つめて行く必要を感じました。
今日のお弁当
訓練校の網戸に蛾がとまっていました。枯れ葉のような姿はホシヒメホウジャクでしょうか。外に逃がしてあげようと指を差し出したらしっかりと掴まって人を恐れていない様子でした。
三限目
お世話になっている教室をみんなで床掃除でした。どうすれば効率良くきれいにできるのか声を掛け合いながら協力しての作業でした。
自主活動は、BDFの新しい利用法についてなどについて今日も遅くまで話し合いでした。この熱がいつか夢や目標を成就させることを願って止みません。
急に涼しくなりました。そろそろキノコの季節になりますね。毎年この季節にはキノコの毒に当たる人が出ます。確かに山に行けば一見食べられそうなキノコが出ています。 「あ、これはスーパーに売っているシメジとそっくりだから食べられるに違いない。」と思い込んで料理してしまうと言うのは危険なので絶対に止めましょう。
そもそもスーパーで売られているシメジは、栽培困難な「しめじ」とは違います。キノコの分類は時に曖昧であるため、誤解を生じやすいので事故にもつながり易いのです。
シメジと称されるキノコは多数あります。キシメジ・ムラサキシメジ・センボンシメジ・ハタケシメジ・ネズミシメジ・ハエトリシメジ…父がキノコ採りを好きだったので様々なキノコを食べましたが、現在ネズミシメジは毒キノコと分類されている様です。ハエトリシメジは、ハエを殺すと言われアルコールを飲みながら食べてはいけないと言われます。そんな危険を冒してまで食べる必要はない様な物ですが、キノコ好きには止められないと言った所でしょう。裏磐梯に出かけた時、稀少価値の高い「ホンシメジ」が多くの露店で売りに出ていました。「ある所にはあるんだなぁ。」と感心した憶えがあります。
ある時、山の中で白っぽいキノコを見つけました。傘は肉厚で波打っています。裏側には爪楊枝の先の様な柔らかい毛が密生していて甘い芳香がありました。帰宅して調べた所、どうやら「カノシタ」と言うキノコの様でした。名前の由来は「鹿の舌に似ているから」と言うことです。図鑑等では「可食」となっていましたが、それまで食べたことのないキノコでしたので間違っていては危険と思い調査を続行することにしました。キノコのシーズンは瞬く間に過ぎ、何度か見かけましたが食べることはしませんでした。どうやらフランスでは「ピエドムートン」として高級食材として利用されている様です。次の年、やっぱり気になって前年に発生した場所へいくと、誰も採らない為その年も発見できました。確かそれでも食べなかったと思います。誰にも相談できなかったのでそのまま三年目を迎えました。山歩きを続けていましたが、似たキノコが他に見つからなかったこと、図鑑やインターネットでも類似するキノコは見つけられなかったので意を決して採取しました。採取してみると肉厚でありながら脆く崩れやすいのも図鑑等で知り得た情報と同じでした。調理前に下茹ですると良いとのことでしたから、その通り実行しました。その後バターと塩・コショウで炒め、酒で味を整えてみました。特に嫌な味はしませんでしたが、香りが強過ぎて多食するものでもないかと言う感じでした。ところが、他の野菜や肉類と一緒に調理すると香りのバランスがとても良く美味しいと感じるようになったのです。無論、腹痛等の異常はありませんでした。自分で見つけて食べられることを確認できたのが嬉しくて毎年楽しみにするようになりました。
それから数年が過ぎて毎年恒例のキノコ図鑑チェックしていた所、こんな記述が見つかりました。
「カノシタ:毒成分が見つかったので食べない方が良い」
唖然としました。日本ではあまり利用されていないので混乱もなかった様ですが、キノコ類はこんなことがあるのです。ネット上では現在も希少なキノコとして販売されているようです。他に知られる所では、何年か前に食べないようにと報じられた「スギカノカ(スギヒラタケ)」の様に個人差が出るキノコもあります。
以前、山に登った時のこと。山の上で出会った人に尋ねられました。
「このキノコ食べられますかね?」
残念ながら素人同然ですので「解らない」とお返事しましたが、山を歩いている人が詳しい人とは限りません。仮に食べられると言われても自信のないキノコは口にすべきではないでしょう。
ワライタケを食べられるとする地域もある様です。慣習や適切な処理をされたキノコであっても個人差がないとは言えないことを忘れないようにしなければいけませんね。
山歩きの楽しい季節です。事故のないように楽しいアウトドアを楽しみましょう。
朝から変わりやすい天候で雨が降ったり止んだりでしたが、用があったので小雨模様の中を自転車で走りました。少し降りが強くなった後に間もなくして雨は上がり青空が見えました。道端のツクバネウツギの花にはアゲハチョウやモンシロチョウが集まっています。
昼食後、うたた寝をしたら何だか夢を見た様です。「熱交換」という言葉だけ憶えています。(^^)訓練校の夢を見た様ですね。今日は休講日ですが、出校して自主活動をした人もあったと聞いています。先日、求人案内が貼り出されましたが、皆の進路が決まるといいなぁと思います。
先日「夢」についての理事長の講義がありました。山形環境技術専門校に通い始めて5ヶ月です。間もなく半年になるでしょう。就職を希望する人、ビジネスに活かしたい人、将来の方向性を模索する人…想いはそれぞれ違っていても一緒に学んだこの時間は小さくないのではないかと思います。講義は本格的な高齢化社会を迎える日本のこれからの暮らしをどんな風にデザインして行くべきかを問いかけていました。そしてそれを具現化するモデルについてのお話でした。環境に関するアイディアは大小複数あり、実際に事業化できるかどうか模索する日々が続いています。そんな中で目指すべき理想型があるということは、方位磁石の様な役割を果たすでしょう。その為にハードやソフト等、様々な角度からのアプローチや環境整備が必要であり、現在推進しようとしている様々な試みが理想的な暮らしを実現する為の試金石となるのかも知れません。
理事長は言います。
「失敗と言う貴重な体験が財産である。」
失敗すれば当然ダメージもあり落胆もするでしょう。けれど、その経験からしか見えて来ない次の目標があるのかも知れません。
環境について学ぶ機会を得て、各自それぞれがどんな活かし方をして行くのか、それがまだ明確に見えている訳ではなくても、机上の空論を展開して言い訳を並べるよりも一歩ずつでも踏み出して失敗して行くことが経験として血や肉になって行くのでしょう。
今日の訓練校
一限目:光合成/生物学の基礎
結構難易度の高い講義で理解に努力が必要な局面も多々ありますが、今日は光合成に関する講義でした。惜し気もなく披露される講義の内容は現代科学の成果であり、暗記に終止した学生時代とは一線を画します。解らない所は質問して謎を解き明かしてもらうことが出来るので、まるで雲の中から富士山が出現する様な感動を味わうことすらあります。今日の光合成に関する講義もまたそんな謎解きの場面がありました。
太陽光線には可視光線の他に紫外線や赤外線も含まれているわけですが、植物が光合成をするのに必要な波長は可視光線の中でも赤と青の波長域と聞いて「あれ?紫外線は?」と思ってしまいました。光合成に最も重要な役割を担っているのは紫外線だと思い込んでいたのです。ところが紫外線は植物にとって有害であり、光合成には利用されないと言うことでした。そして太陽光線によって励起されたクロロフィルによって酸素が発生します。ここまで聞いて「励起って何?」と言う疑問が生まれました。
「励まして起こす」
何だか、理系と言うより文系な感じです。励起とは、クロロフィルの中心に配置されたMg(マグネシウム)の電子の軌道をひとつ外側へ弾き出す作用ということでした。そして弾き出された電子は元の軌道に戻る際にエネルギーを放出するのだと言うことでした。何と素晴らしい仕組みでしょう!軌道を一つだけ外側の軌道に弾き出すのに丁度良いエネルギーを持っているのが太陽光線の中でも赤と青の波長域だと言うことです。紫外線は力が強過ぎて必要以上に電子を弾き飛ばしてしまうのだそうです。何度も何度も頭の中で咀嚼したくなる知識でした。
二限目:水処理技術
講義の中で語られる専門用語は様々ありますが、BODやCODもそんな言葉の中の常連さんです。今日はまずBODに関する解説でした。
BOD:生物化学的酸素要求量
微生物が有機物等を5日間で酸化分解する際に必要とされる酸素量。これは難分解性の物質や微生物にとって有害な薬品を含んでいる場合、それから湖沼や池、湾などの滞留する海域では正確な測定が難しい等の弱点がありますが、それでも河川等の水質測定には利用されることの多い数値だそうです。
ビオトープ企画の話もあり、水質を測定・評価する機会はこれから何度もあるでしょう。数値が全てではないにしても重要な判断材料になることは間違いないでしょう。
今日のお弁当♪
三限目:受験対策とOJT
午後は昨日に引き続き、事業化の可能性について話し合いました。今日はBDFの利用に関しての話題が中心でした。引き続き自主活動へと移行し、ハウスメンテナンスやその他の事業化の可能性についての話し合いが続きました。
今日は断続的に雨が降り、夜になって少し強くなった様です。
一限目:生物学の基礎/クエン酸回路〜発酵
生物の基礎を受講していると、体内は様々な仕組みが複雑に関係しあって成立しているものだと改めて認識させられます。酸素を必要とする好気性生物は、酸素を直接二酸化炭素に変化させているわけではなく、摂取した食事から取り出した栄養素を巧みに変化させATPを合成して最終的に二酸化炭素へと辿り着くのです。日常生活の中で「酸素は良いもの」で「二酸化炭素は悪いもの」と分けてしまいがちですが、実際には両者に善悪の違いはないのです。普段当然のこととして何の疑問も持たずに思っていることの背景には、実に神秘的な世界が広がっているのです。
これまで難しい分野として敬遠して来た世界へ繋がる入り口として実に興味深い講義です。
二限目:生物学の基礎/光合成
講義は引き続き光合成へと移りました。クエン酸回路で悶絶しましたが、光合成の仕組みはさらに難しくなると言うことで若干身構えましたが、人類が未だ模倣することすら成し得ていない光合成の仕組みなので是非とも知っておく必要があります。一般的に知られている緑の葉っぱの光合成の他にも様々な形態の光合成があり、最も進化した形態がシダやコケや種子植物と言うお馴染みの植物群と言うことになります。中心にMg(マグネシウム)を持つと言うクロロフィルの意味深さは、次回の講義への期待感を感じさせ、まるで長編小説の一節を垣間見る様な講義でした。
疲れた頭と身体に美味しいお弁当♪
どど〜んと大きなホタテにビックリでした。(笑)
三限目:OJT
受験対策と事業化の可能性を模索するチームに分かれての活動でした。事業化の可能性を模索するチームは、それぞれにテーマを持ってインターネットを使って調査したり、必要に応じてディスカッションする等して時間が過ぎても自主的に活動を継続しました。メンバーが入れ替わりつつ終了したのは午後6時頃になっていました。充実した時間を如何に実績へ繋げるべきか厳しい時期が過ぎていきます。