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2024 .05.02
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IMG_2514.jpg 今日から年末年始の休みですが、植物工場実験棟の観察は続きます。山形は連日の雪になっていますが、実験棟に出かける予定だった受講生仲間が雪で遅れると言う連絡が入りました。もしかしたら行けないかもしれないと言うので、ここはバックアップをしなければと自転車を走らせました。天童周辺はぽっかり青空が見え隠れしていて車道の雪も融けていました。最近まで利用していた道を確認しながら走ったら河川沿いの道は案の定除雪していなかったのですが、強引に走ろうとして見事転倒してしまいました。そうそう、たまには転ばなきゃと自分に納得させながら気を取り直して実験棟へ走りました。

IMG_2522.jpg 現場には太陽光チームが先に到着していました。現場を御借りしている海老鶴温泉の社長さんがそばで棚作りをしていたので、お手伝いをするつもりで邪魔してしまった様です。太陽光チームは既に作業は終えていたようでしばらくして帰宅しました。ひとりでLEDチームの到着を待っていたのですが、寒くなったので温泉施設内で待たせて頂きました。間もなくLEDチームの仲間二人が上山から到着しました。大変な雪かきだったとの事で二人とも疲れた表情をしています。一息ついてから現場に戻って作業開始です。今日の記録と雨漏り対策などを施しました。

IMG_2516.jpg LEDを点灯したプランターのサニーレタスと小松菜は一斉に光を向いて伸びようとしています。現在はそれぞれのプランターに1灯ずつのLEDなので、それぞれが中心にあるLEDの方向を目がけて葉を広げているのです。しばらくすると新たにメンバー入りした仲間がお手伝いに来てくれました。


IMG_2523.jpg 冬の日はすぐに傾き始め気温もぐんぐん下がります。一通りの作業を終えて帰途につきました。みぞれの様な湿った雪がポタポタと降り続け帰宅するまでずぶ濡れでした。上山のメンバーは帰ってからまた雪かきになったかも知れません。






 

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2010 .12.23

IMG_2394.jpg 雨上がりの合間を縫う様に専門校へ自転車を走らせていたら、道端の樹の枝先に猫が…いや、ネコヤナギですね。ネコヤナギってこんな時期でしたっけ???昨日からの雨も雪が大気中で雨に変わったのでしょう。川は増水し濁った水が河川敷の植物を押し倒して流れ去っていました。

IMG_2396.jpg

 今日のガガイモ♪

IMG_2400.jpg 野外のガガイモは、まだこれから種を飛ばそうと言う時期に専門校で育てた窓辺のガガイモはめでたく発芽していました。種から育てたとあって可愛いです。適度な長さまで育ったら収穫して食べる予定なのですが、可愛いので食べられないかも知れません。(笑)インターネット上では、花は不快臭がすると書かれていると言うので仲間が嫌がっているのですが、本当かどうか確認してみたいと言う想いもあります。また若い実は天ぷらにして食べられると言うので稀少な珍味として味わってみたいものです。


 今日の専門校はOJT。しばらくOJTで現場通いが続いていたので何だか久しぶりの教室です。午前中は、OJTの新しい企画について話し合ったり、植物工場実験棟の当番チェック表を確認する等して過ごしました。


IMG_2415.jpg 今日のお弁当♪

 これまた久しぶりのお弁当です。夏場に育てたフランス産の黒鶏プレノアールが登場です。


IMG_2425.jpg 午後からは植物工場実験棟へ出かけました。途中で部品の買い出しや新しい企画に必要なものを持ち寄ったりしながら走る車の先には大きな虹が出ていました。

IMG_2436.jpg 実験室内の空気を撹拌する為に安定化電源から分配した電線をファンに繋いだり、午前中に用意してあったチェック表を配置したりデータ計測準備も仕上げ段階です。


 実験の成り行きも気になりますが、一つのことを具体化して行く為に計画し、手配し、必要なものを集め、実現して行く過程の思考訓練が大切なのだろうと思うのです。


 朝からの荒れ模様。今日も植物工場実験棟でのOJTです。専門校では荒井理事長による講義があったと言うことで、聴講できなかったのが残念です。


IMG_2373.jpg 植物工場実験棟では、主に人工光チームの実験室内の設備拡充作業を行いました。時計・温度計・湿度計・記録用の台・黒板…そして、LEDの設置とアルミホイルで作った反射板も出来ました。大手企業が植物工場事業に進出していますが、大きな資本力がなくても力を合わせれば手作りでここまで出来るということが次への自信とアイディアに繋がります。誰かに強制されるのではなく、自らがアイディアを実践して行くと言うことに魅力があるのです。

IMG_2375.jpg 日暮れが近付くとコンクリート構造の水槽の底にある実験棟周辺の作業スペースは気温が低下します。仲間の一人が用意してくれた暖かいお茶とコーヒーを頂きながら一息ついたのでした。


 今日は、温水の循環が良くなかったため、実験室内の室温が上がりませんでした。調整が必要の様です。


IMG_2331.jpg 着々と準備を進めて来た植物工場実験棟に棚を入れることになりました。専門校の仲間が準備してくれた棚を、いよいよ実験棟内へ運び込みます。経験者であるSさんが棚の設置作業の実務に当たり、リーダーのK君とIさんは、電気関係の作業、そしてプランターにする為のケースの加工をSさんとSさんと…と、とにかく手分けして作業に取り組んだわけです。(笑)

IMG_2344.jpg 実験棟内では、限られたスペースでの作業なので限られた人数でこなすしかありません。棚の設置に当たって作業を進めていると実験棟内の室温は17℃程まで上がっていました。温泉熱を通している配管には既に温泉水が通っているものの、まだ植物の栽培までは気温が不足しています。そこで梱包用気泡緩衝材(いわゆるプチプチ)で、棚の周囲を包むことにしました。棚の設置と同時進行で温泉水をプランターに通す為の仕掛けを組み立てて行きます。こういう作業は、ほとんどが経験者の知恵と腕に委ねられています。目的を持って作業する時、個々の経験が集結するとこれまでの規格にない驚くべき成果を生むのだということを目の当たりにする想いです。

 照明器具にLEDを導入するのですが、試しに点灯してみました。すると暗い実験棟内でまばゆい紫色の光が煌煌と輝いて幻想的な照明効果をもたらします。植物の光合成では光の波長の中で赤と青の光が最も効率良く利用されると言うことでLEDの光も選択的に利用する試みな訳です。もっとも青と赤の光だけでは期待した結果が得られないと言う報告も聞かれますので、それも実証実験と言うことになります。
 

IMG_2366.jpg 実験棟では部屋をふたつに区切って1つは太陽光と温泉熱で熱帯植物の栽培実験。もう1つの部屋では、太陽光を遮断して人工光と温泉熱で野菜の栽培実験を行います。既に太陽光チームでは室温が30℃にもなる部屋で植物がスクスクと育っています。太陽光チームでは温泉熱配管だけでは期待温度が確保できなかった為、温泉熱でラジエーターを温め温風を送ることに因って効率良く室温を上げています。この方法は海老鶴温泉の社長さんのアイディアによるものです。

 さて、人工光チームも棚とプランターの設置が完成し、土を入れて種を播く工程になりました。果たして結果はどうなるでしょう。乞うご期待。


 海老鶴温泉名物ざるそばの大盛り♪

IMG_2354.jpg


 ガガイモ速報♪

 専門校の仲間から3本のガガイモが発芽したという連絡が入りました。明日も海老鶴温泉に直行なので今週末には発芽した写真が撮れるのではないかと楽しみにしています。



IMG_1944.jpg 今日は休講日でしたが、山形県立置賜農業高校で取り組んでいる有機EL照明の栽培実験の見学に出かけました。有機ELは現段階でまだ高価であるためLEDや栽培用の蛍光灯等の他の照明との成長比較も同時進行です。植物の種類は成長の早いものを選定しているそうですが、やはり太陽光線に比べ成長は遅いとのことです。また光が弱い為に植物は光を求めて徒長しやすいそうです。やはりお天道様にはかなわないのです。照明時間のコントロールはしていますが、温度に関しては寒暖の差を作る為に夜間の温度調整はしていないとのことです。照明器具の発熱に因って室温への影響はある様です。成分に関しては、有機ELが太陽光線に近い分、旨味成分がいくらか多い様です。

IMG_1945.jpg 実験の目的としては、天候不順に因る野菜収量の不安定化を補うことが可能かどうかと言うことにあります。そのシステム構成に山形県が取り組んでいる有機ELの利用を組み込んだわけです。近年、異常気象とも言われる天候不順が繰り返されています。植物工場で生産された野菜は設備投資やエネルギーの使用により、とかく高価になりがちですが、それでも天候不順で不作の際に野菜の価格が高騰すると、植物工場生産野菜の方が相対的に安くなってしまう場合があるそうです。対応して下さった先生には様々な質問に淀みないお返事を頂きました。

IMG_1948.jpg その後、急なお願いでしたが、培養室を見学させて頂きました。培養室では、寒天などを用いた培養実験が行われていました。成長点を切り取ってクローンを育成するわけですが、初めて見る光景がとても新鮮でした。照明器具を使って種から栽培することも植物工場的ですが、組織細胞からの培養もやはり植物工場でしょう。整然と並べられた容器の中で成長する植物組織はどこかSF的で、メンバー各々が興味津々で見学させて頂きました。

IMG_1955.jpg 専門校での残された時間には限りがある為、どこまで出来るか未知数ですが、少しずつやりがいを感じ始めています。








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