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朝から強い雨が断続的に降り続く中、バイオ農業チームが現場に集結しました。メンバーの中には、建築の専門家もいます。
材料は経費を抑える為に養鶏の実証試験で使ったものを再利用したりしていますが、配管についてはメンバーが手配した新品の銅管が用意されました。
設置場所は養魚場に利用されていた水槽なので、底に傾斜があります。
まずは手分けして材料の搬入から開始です。そして親方が木材のカットし、指示を仰ぎながらの組み立てです。お昼過ぎになって形が出来上がってきました。
今日のお昼ご飯は肉そばです♪
午後からの作業は水平出しをしたり断熱材のカットなど、作業は徐々に専門的になり熱を帯びます。とりまとめをするリーダーに親方に現場経験豊富なメンバーが中心になって作業は進められました。やがて辺りは暗くなりましたが、それでも作業は続きます。深夜になってやっと切りがついたと最後まで頑張ったメンバーの一人から連絡がありました。明日は配管の作業になる様です。専門校での残された期間を思えば、のんびりしている訳にも行かないのですが、OJTとしての作業の流れはとても勉強になります。ひとりの夢が仲間の協力で実現化して行く行程を目の当たりにするのは、ひとりでは実現不可能だった夢をこの仲間と一緒なら実現出来るかもしれないと言う可能性の片鱗を感じさせてくれるものなのでした。
手際がいいとか悪いとか、そういうレベルの話ではないのです。夢を砕かれ、行き詰まり、場合によっては生活そのものを維持することすら難しい現実をくぐり抜けて、立ち止まってしまった歩みを一歩また一歩と前に進める為には、未来をイメージすることが出来ること、夢が形になって行くことを実感することが何よりも大切なのではないかと思います。出来上がりつつある植物工場の実験室が稼働する様子を思い浮かべて久しぶりに…本当に久しぶりに胸が高鳴る想いがしました。
一緒に学んでいる仲間に感謝。
こういう機会を与えてくれた専門校に感謝なのです。
今日はバイオ農業チームの植物工場実験設備準備の為に直接現場へ向かいました。濃い霧が立ちこめ、自転車を走らせると冷たい風が顔に吹き付けます。通りかかったのは、今時珍しい小川です。何かと言うとコンクリートでまっすぐに護岸を固めてしまいがちですが、この小川は護岸を石組で構成していて、敢えて蛇行させている様です。湧水地としても知られる地域ですから水との関わりや意識も違うのかも知れません。
湧水を利用した養魚場を通りかかりました。物陰から黒猫が様子を伺っています。魚を捕るつもりなのでしょうか。
今日のガガイモ。
たくさん袋果がなっていた場所を通りかかると、袋果が落下し雨に濡れて腐りかけていました。人間が関心を持っても持たなくても関係ないのです。ガガイモは時に厄介者として扱われながらも次世代に命を託しシーズンを終えます。
さて、道具を揃えて現場に集まった仲間で設備を組み立てる為の場所の清掃です。もうもうと立ち込めるホコリの中、お借りした場所を手分けして掃き掃除です。リーダーが中心になって着々と計画を立ててきました。いよいよそれを実行する時なのです。
今日のお昼ご飯♪
午後は、器材の移動です。鉄パイプや銅管、コンパネ等を設置場所まで運び込み、明日の組み立てに備えます。10人程のメンバーがいたので作業は着々と進み、あっと言う間に予定の作業を終えました。明日はいよいよ組み立てです。
朝、奥羽山脈からの日の出の陽射しの中を自転車で走っていると、通りかかった川面から水蒸気が立ち上り、幻想的な風景を描き出していました。山形県に住んでいると、まるで絵の中で暮らしている様な光景に出会うことが時々あります。これが山形で暮らす醍醐味の一つです。
今日の専門校。
一限目は荒井理事長によるOJTの活動の解説から始まりました。省エネチームは、デマンドコントローラーの制御と使用電力の監視がずっと続いています。社会情勢とBDFの関係や水処理チームの活動状況、バイオ農業チームの方向性…。それぞれのチームが取り組んでいることを把握するのは大変な仕事です。しかも必要に応じて適切な指示が必要となります。今後の専門校の方向性の解説があり、それから各自のOJTへと移行しました。
BDFチームは、BDFの蒸留実験をしていた様です。前回はカリンで試験していましたが、今回は実際にBDFを使ったと言うことでした。しかし、相手は水と油です。思う様な効果が出なかった様で、次の方法を試すことにした様です。
バイオ農業チームは、明日からの植物工場実験の為の調整をしました。
省エネ診断チームは、報告書の作成や省エネ製品の取扱に関するミーティングをしていた様です。
水処理チームは外出して活動となった様です。
ビオトープの提案書は理事長に提出して修正をお願いしました。
今日のお弁当♪
午後も引き続きOJTでした。
ペットボトルに播いた種はまだ出ない様です。トトロのダンスをしなくちゃダメみたいです。(^^)
帰宅する道沿いのススキの穂は乾燥してフワフワになっています。ガガイモの種も羽化の時期を迎え、次々に飛び立っています。
ガガイモ…多年草でありながら、綿毛を使って種を飛ばし旺盛に繁殖します。それは古事記が書かれた古代日本の時代より繰り返されて来た生命の営みです。古来より日本人の身近にありながら、その生命力故に敬遠されて来た側面があります。
人は、巨大なエネルギーを手にする時、その力の大きさを制御することが求められます。原子力発電が問題とされるのは、そのエネルギーの巨大さを人類がまだ御し得ていないことからだと言えるでしょう。ガガイモの生命力と言うエネルギーは、1000年を越える時を得て尚、活用できていないのです。ガガイモの活用法を思案する時、その巨大な生命エネルギーに想いを馳せます。もしかしたらこれから1000年の時をかけてもまだ手にすることが出来ないのでしょうか。
生物多様性が注目される様になりました。それでもまだたくさんの種類の生物が絶滅して行きます。小さな舟の形をしたガガイモがあと1000年生きながらえることが出来れば、そしてその1000年をかけて生命力と言う巨大なエネルギーの秘密を知ることができれば、過ぎた時間に意味が見つかるかも知れません。
二日ぶりに外出しようと玄関を出たら吹き寄せられた落ち葉の中にカメムシが潜り込もうとしていました。空は晴れ渡り、街路樹の葉も随分落ちた様子です。
遠く山々に視線を移すと白い粉を振り掛けたような雪化粧です。
明日はまた専門校まで自転車を走らせなくてはならないので鈍りかけた身体を暖気運転させるつもりでゆっくりとペダルを踏み込みます。
山形県は都会に比べれば娯楽施設が少ないかも知れませんが、楽しみ方次第だと思っています。例えば、書店とかホームセンターは大型化し、眺めて歩くだけでも想像力が掻き立てられます。ここが大事です。出来上がった娯楽を受け身で楽しむのではなく、想像力で能動的に楽しむ事で可能性が∞大に広がるわけです。今日はホームセンターに足を運んでみました。
専門校までの約16kmの道を自転車で通って半年。いよいよ雪の季節を迎えようとしています。せっかく半年頑張ったので、このままどこまで頑張れるか試したいと思うのですが、雪路の自転車走行は初体験です。装備をどうするべきか模索しているのが現状です。自転車向けのスタッドレスタイヤとかスパイクタイヤが販売されているので、交換するつもりではいましたが、某ホームセンターでは交換手数料込みで一万円超と言われていました。ところが今日立ち寄ったホームセンターでは、交換手数料が無料になっていてスタッドレスタイヤ代だけで5,000円程でした。何でも限定二組だけ仕入れて残っているのは一組だけとのこと。手持ちがなかったので取り敢えず商品を押さえてもらうことにしました。スタッドレスタイヤはゴムが柔らかいので雪のない道では磨耗が激しいため、交換するタイミングも難しいのです。しかし何と言っても店員さんがとても親切でした。他の自転車店で不愉快な想いを繰り返して来たので本当にありがたかったです。これで雪路を自転車で走るのが楽しみになりました。
車を降りて自転車に乗る機会が増えれば、それだけでCO2の削減に繋がると思います。ところが、この数年で立ち寄った自転車店は、なかなか気持ちの良い対応がしてもらえなかったと言うのが正直な感想です。自動車産業に比べて自転車産業は成長産業とは言えないからなのか、サービス面での改善が期待される所です。言ってみれば、環境ビジネスの老舗としての一翼を担っているのですから。
最近、電動バイクに興味があります。電動バイク+太陽光パネルという組み合わせが熟成されて行けば、給油所に立ち寄らずにどこまでも走れることになります。これは画期的です。自動車よりも重量も軽いわけですから、実用化に手が届きそうな気がします。自転車店は、電動アシスト自転車を扱っていたり、バイク店と兼ねていたりするわけですし、既に基本構造のノウハウも持っているわけですから、これからの成長産業としていい位置にいるのかもしれません。自転車の空気チェックと軽くブレーキの点検をしてもらえたのでとても気持ち良かったです。いくつかの店舗の中でも優良店として記憶することになるでしょう。
それからしばらくホームセンター内を歩きました。観賞魚コーナーで水槽の中を覗いていたら「ヌマエビ」が目に止まりました。このヌマエビ、いるところにはいるもので、金魚用の餌を入れた瓶を沈めておくだけでかなりの数のヌマエビが獲れることもあります。たまたま場所と時期が良かったのかも知れませんが、そんなことがあったので水槽に入れて売ると言うことに少しばかり違和感を覚えます。でも、水槽の中で動き回る様子は童心に帰るというか少年の心を思い出す様な気にさせてくれます。
山形県西川町に川雑魚(かわざっこ)水族館と言う施設があります。もともとお土産店だったわけですが、店内を一新して川魚やカエル等の生き物を水槽に入れて飼育展示しています。子供の頃は馴染みだったはずの生き物達が今も生き続けていることにどこか安堵するのです。
ホームセンターでそんなことを考えながら歩いていたら、ふと「ホームセンター風の環境ショップ」を開いたらどんな感じだろうと思いました。ホームセンターは「住まいと生活」がテーマです。でも「環境と暮らし」と言うテーマだと少し違った角度の商品を扱うことになるでしょう。もっとも現在のホームセンターは取扱商品が多岐に渡っているため、多くの部分で競合することは目に見えていますね。(^^)
山形県内で雪が降ったと言う話が伝わってきました。昨日に引き続き自宅でビオトープに関する課題に取り組んでいたので外の様子が解りません。窓から外を見たらせっかくの干し柿が雨に濡れていました。雨が上がる頃には紅葉していた木々も葉を落としていることでしょう。
雪の報せが届き、落葉の時期を過ぎれば、山や川に溢れていた様々な生命はまるで息絶えたかの様に身を潜めます。あるものは次世代に命のタスキを託し、あるものは仮死状態で春を待ち、またあるものは生命維持の為に暖かな場所を求めます。冬を迎えると言うことは、活動を休止させることであり、次の季節の為に体力を温存させる時期でもあります。植物を餌として生活する草食動物は、植物が激減する冬に活動することは困難です。そしてその草食動物を補食することによって生命活動をしている肉食動物も草食動物が活動しない時期に活動を続けることは困難になります。そうすると、動物の生命を握っているのは植物であると言うことにならないでしょうか。
春になって動物が活動を開始する時、そこに活動源となる植物か、または補食すべき草食動物が存在しなければ、活動を再開することは不可能なわけです。よくよく観察すると、それは春になって植物が活動を再開してから様々な動物が繰り返す生命活動と緻密な繋がりを持っているようです。若葉萌える頃に生命活動が再開され、新しい生命が生まれ、エネルギー源が必要とされる頃に必要な食事が用意されていなくては食物連鎖そのものが成り立たないことになってしまいます。
雑草と称される植物群は、次から次へと絶えず交代を繰り返しています。その植物の交代に併せて昆虫等の小動物も交代し鳥や爬虫類、両生類、哺乳類と食物連鎖のピラミッドを支えているわけです。そのサイクルが不順で不具合が発生した時、その異常は生命全体に影響することになりかねません。
動物の中には、特定の食べ物しか食べない者もいます。それは対象となる餌がない状況では活動できません。雑食であることは、それだけで生命維持を安定的にすることが可能でしょう。しかし、山から下りてくる野生動物は、雑食ではないでしょうか。餌となる対象が多種に渡ることで生命維持の安定性を保っているはずの雑食動物が山から下りてくると言うことは、餌に特定の対象しか持たない動物はさらに危機的状況にあると考えられます。「山から下りて来ない」のではなく「山から下りて来られない」のではないでしょうか。山から下りた所で食べる物がないのであれば、山で空腹を抱えるしかありません。
山形県尾花沢市に徳良湖には毎年のたくさんの白鳥や鴨が集まります。鳥インフルエンザ騒ぎ以来、餌付けが自粛されていますが、厳寒期には野鳥であるはずの鴨が餌を求めて人間の後ろをついて歩くこともありました。
山から下りてくる野生動物は、その危機的状況を報せに下りて来ている使者なのかも知れません。その使者に対してどんな態度で接するのが適切なのでしょう。