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2025 .07.04
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2010 .08.31

 アメリカシロヒトリ(略称:アメシロ)は、時に大きな被害を及ぼす為に駆除対象とされ、その駆除方法も薬剤散布やフェロモントラップ等様々です。時として「アメシロがたかるから樹を伐ってくれ」と言う本末転倒な結論が導き出されることもあります。しかし、アメシロが繁殖するのは生態系のバランスが崩れていると言う側面があるわけですから、樹を伐ればアメシロは他の樹に移るだけで根本解決にはなりません。

 山形でよく見かける野鳥にムクドリがいます。この時期、夕刻になると群れを作って移動しているのを見かけます。ケヤキが好きなのか、公園等のケヤキの樹をねぐらにしている様です。道路沿いのケヤキの樹がねぐらとされるとムクドリの排泄物で直下の歩道が大変なことになります。ムクドリは雑食性と言うことで果樹の虫を食べる為に益鳥とされることがある一方で肝心の果物も食べてしまうので害鳥とされることもあるとか。この辺りが人間の都合なんですね。

 アメシロの天敵として数えられるもの中にこのムクドリがいます。旺盛な食欲を満たすのにアメシロは物足りないのでしょうか。

 そういえば、バードコールと言う鳥を呼ぶ楽器(?)がありますね。以前、知り合った方がこのバードコールの作り方を教えて下さったことがありました。作り方は至ってシンプルです。出来るだけ硬い木材に穴をあけ、そこに穴のサイズより少し小さめのボルトを捩じ込んで絞めたり緩めたりを繰り返すうちに鳥のさえずりに似た音が出るようになるとのことでした。しかし、注意事項として使い過ぎると鳥がノイローゼになるかも知れないと言うことでした。さえずりは鳥にとって無意味なものではなく威嚇だったり求愛だったりするのです。それで無意味にバードコールを使うと鳥の方が混乱してしまう懸念があるとのことでした。当時は野山で使うことしか考えていませんでしたので、鳥をノイローゼにさせてしまうのも意に添わないと思い、それ以上バードコールを追求することはありませんでした。けれど、都市型のアメシロ対策と言うことなら話が違ってきます。市街地の公園等で使用することで野鳥を呼ぶことが出来れば、それがアメシロ対策にもなるということになります。もちろん騒音にならないように配慮することが必要になりますね。

 そんなこんなで適材適所の役割分担は決めてはみても、ムクドリとってアメシロがごちそうなのかおやつ程度なのか…それとも食べなくても良い程度のものなのか、好みについては聞いてみなくちゃ解りません。


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 今日も暑い日でした。訓練校の仲間から電話やメールが相次いでちょっと面食らいつつ、「やっぱりみんな訓練校へ行きたいのかな」なんて考えていました。朝食はうどん。お昼はコンビニのオニギリ。そろそろ訓練校のお弁当が恋しいです。(笑)

IMG_9666.jpgIMG_9668.jpg 朝からブログに何を書こうと考えつつ、止せばいいのに昼近くなって陽射しが強くなってから外出しました。道端にはカラスウリの花や露草の花が咲いています。

 特に目的もないので川沿いの土手でコンビニのオニギリをパクつきます。市街地を流れて来た川の水はお世辞にもきれいとは言えません。それでも大小様々な川魚が泳いでいるのが見えます。桜並木の木陰でオニギリをパクついていたのですが、アメリカシロヒトリの巣が目に入りました。

IMG_9670.jpg

 アメリカシロヒトリは、蛾の一種で年に二回発生します。ふ化した幼虫は集団になって蜘蛛の巣のように糸を吐き巣を作ります。この巣が曲者で外敵から身を守るのと同時に殺虫剤からも身を守ります。生息分布を調べると東北の南部が北限となっていました。山形は北限と言うことになると思いますが、温暖化の影響が心配される所です。アメリカシロヒトリの防除に関しては、殺虫剤の散布の他、フェロモンによる捕殺などがあります。しかし、殺虫剤の散布は高い木の枝に営巣することから周辺の健康被害への懸念もあります。巣のお陰で効果も限定的です。フェロモンによる捕殺は費用がかかることから、早期に巣を発見し、枝ごと切り取って焼却処分にするのが有効と言うことの様です。しかし、ここでまた問題になるのは、高い枝を切り取るのは容易ではないと言うことです。打つ手なしか…と思いきや、実はそうでもありません。アメリカから入って来た頃は、得体の知れない虫として日本の野鳥や虫たちも餌としての認識をしていなかった様ですが、最近では生態系の一部に組み込まれ、天敵も多くいるとのことです。アメリカシロヒトリが都市型の害虫として君臨するのは、郊外では天敵が多すぎて繁殖が容易ではないと言うことなのです。

IMG_9673.jpg

 そんなことを考えながら天童から山形方面へ自転車を走らせていたら、歩道を歩く一匹のイモムシに出会いました。どこから来たのか解りませんがとにかく焦っています。急いでいる理由は間もなく判明しました。この猛暑で歩道のアスファルトが高熱になっているのです。そのイモムシは、昨年も出会っていたのでスズメガのイモムシであることはすぐに解りました。セスジスズメの5令と言うことになると思います。何とも立派なイモムシでお尻の先にアンテナの様な尻尾があります。スズメガは蛾の一種と言っても一般的な蛾とは少しばかり様子が違います。スズメガの一種であるオオスカシバは蛾であるにも関わらず羽根は蝉のように透明であり、蜂のように高速で飛び回り花の蜜を吸います。セスジスズメの生態は詳しく知りませんが、成虫はスズメガらしくシャープなデザインをしています。幼虫時代は大量の植物を食害すると言うことで害虫として認識されることもある様ですが、刺すわけでもなく噛みつくわけでもなく集団で樹の葉を食べ尽くすわけでもなく、ましてや高温のアスファルトの上を一生懸命走っている姿は憎めないのでした。IMG_9674.jpgそれで、手を差し出したらやっぱりアスファルトが熱かったらしく手の上に急いで上ってきます。そして落ち着いてしまいました。(笑)その体温たるや熱湯を入れた風船の様な熱さです。よくこの体温で生きていられるものだと感心してしまう程です。ただ、刺さないことも噛まないことも解っていても相手はイモムシです。手のひらで落ち着かれてしまっては余り気持ちのいいものではありません。(笑)慌てて日陰に降ろしてやるとホッとしたように落ち着いてうずくまってしまいました。


 一仕事した様な感覚になりつつ自転車を走らせていたら、しばらくハローワークに行っていないことを思い出しました。現在の就職情勢も気になります。それで、山形市の流通団地にあるキャリアアップハローワークを訪ねることにしました。IMG_9676.jpgところが、ビッグウィングのそばを走っていて唖然としてしまいました。アメリカシロヒトリです。先刻のアメリカシロヒトリなど比べ物にならない勢いで、一本の樹が丸裸になるほどの食害でした。自然環境からさほど遠くはないのですが、天敵が少ないのかその樹が一本だけやられています。隣の樹は大丈夫なのです。そういえば、アメリカシロヒトリは相当多種の植物を食害するのですが、気に入った樹とそうでない樹に分かれると言う記述を見たことがあります。その樹は葉っぱはほとんど残っていませんが、桜ではない様でした。

 さて、まもなくキャリアアップハローワークに到着しました。昨年は随分お世話になって励まして頂きました。職員さんは昨年と違う様子でした。それで取り敢えずナビによる検索をしました。相変わらず繰り返し求人を出している企業もあり、これまでと同様に手応えはなく、来年4月の身の振り方について不安を感じつつ求人情報誌をもらって帰ることにしました。ところが、廊下に出た所で呼び止められました。

「相談はした?相談していったら?」

 

 慌てて今日はハローワークカードを持っていないことを伝えると、名前と生年月日が解れば大丈夫とのことだったのでお願いすることにしました。それで、現在訓練校に通っていて来年4月の卒業に向けて方向性を考えていると言うことをお伝えしました。すると、職員の方が意外なことを言いました。訓練校に通っている方だと言うことならお見せしましょう…と。意外な展開です。そこで見せて頂いたのは、某企業の一連の求人情報でした。既に募集が終了しているものの、そこに記載されていたのは現在訓練校で学んでいる内容ととても近いものでした。

「しまった!もう少し真面目に受講すべきだったか!?」と一瞬後悔したかどうかは内緒です。(笑)

 

 職員さんのお話では、現在の訓練校のことは企業の社長さんにも御理解頂いていることなので、きちんと勉強して行けば卒業の二ヶ月くらい前にはいろいろとお話があるのではないかと言うことでした。ただ、こんな風に様子を見にくることは大切なのでまた折りを見て足を運んで下さいと言うことでした。興味があれば、受講生の希望者で職場見学の申し込みをしてみるのもいいかもしれないと言うことでしたので、次回の受講日に報告したいと思います。

IMG_9681.jpg ひょっとして「イモムシの恩返し」で良いことがあったのでしょうか。帰宅する道すがら、日陰に辿り着けずに息絶えたイモムシが歩道でアリのご馳走になっていました。最近、果樹園で鳥脅しに悲痛な鳥の叫び声が使われているのを耳にしますが、アメリカシロヒトリの食害のある樹でバードコールをしてみたらどうでしょう。

 どうやらアメリカシロヒトリには恨まれそうです。


 夏を惜しむように蝉が遠慮がちに鳴いていました。でも、陽射しはまだまだ元気ですね。

 今日は、久しぶりに関山まで走ってみました。自転車で片道約16kmの行程です。自転車で走るようになって改めて感じるのは、道路整備は飽くまでも自動車が優先であって歩行者や自転車はその次なんだと言うことです。急に細くなったり路肩を走らなくてはならなくなったりの連続です。国道48号線は大型車の往来も多い為、通行には注意が必要です。

IMG_9644.jpg 途中「畑の茶屋」さんで休憩させて頂きました。以前から時々お邪魔していましたが、コーヒーが100円、アイスコーヒーが150円と言う価格設定なので休憩させて頂く時には大変助かります。高速道路の無料化による地域への影響等の話しをさせて頂きながら店内を拝見すると、知る人ぞ知る「おとぎり草茶」や「えごま油」など店長さんのお眼鏡にかなった商品が並べられています。先日から「水」を話題にしていましたが、何と「新潟県魚沼産」のお水が販売されていました。最近では箱買いしていく人もあるそうです。新潟県魚沼産と言えば「コシヒカリ」が有名ですね。お近くを通りかかった際は是非ご利用下さい。

 言うまでもなく山形も清水や湧水はあちこちに散在し、地元の方に愛され利用されています。昔は「どっこん水」とか「どんこん水」と言って水が湧き出ている場所が多数あったと聞きます。そう言う場所を地図上にプロットしてみました。



より大きな地図で 山形天然資源 を表示

IMG_9428.jpg 先日、天童の箱清水と呼ばれる湧水が整備されていました。以前はもっと水量が多く、「あらいまんま」または「あろえまま」と言って、ご飯を冷たい水で冷やして食べたりしていたそうです。箱清水は乱川扇状地にあり、水量が少なくなったのは奥羽山脈のブナ林が少なくなった為ではないかと言われることもある様です。山形は、そう言う豊かな自然の資源があっても有効に活用できていないと言うのが実情なのかも知れません。


 さて、じりじりと強くなる陽射しを浴びながら国道48号線を上って関山ドライブインへ辿り着くと残念ながら滝の下流にある橋は工事中でした。それで、今まで行ったことのない上流側へ下りてみました。すると夫婦連れの先客がいたので少し話をすると以前は旦那さんがその場所で釣りをしていたのだそうです。ヤマメがたくさんいて良く釣れたのだとのことですが、コンクリートの護岸工事の後、釣れなくなってしまったとのことでした。現場を知る釣り人ならではの実感でしょう。


IMG_9663.jpg 帰り道の途中、猿が車にはねられていました。豊かな自然と共存することは、簡単なことではないようです。






2010 .08.28

 ふと気がつくと、あれ程鳴いていた蝉の声が聞こえません。代わって秋の虫の声が道端の草むらから聞こえてきます。

 今日は訓練校が休講日です。みなさんいかがお過ごしでしょうか。

 山形は自然と触れあう機会が多いので、日常の出来事はつい当たり前のこととして見過ごしがちですが、四季のハッキリしたとても恵まれた環境です。今年の猛暑も峠を越え、間もなく実りの秋を迎えます。田圃の稲穂も着実に実って来ました。お米は個人的に「はえぬき」を主食にしています。食感と香りがとても好きなのです。そろそろ「つや姫」が市場に本格デビューと報じられています。「はえぬき」は気に入っているので、すぐに乗り換えようとも思いませんがもちろん興味はあります。

 県産米が首都圏でなかなか販売が伸びないと言われます。美味しいお米であっても好みに依る所は大きいわけで、今まで食べていたお米に不満がなければ、乗り換えを促すのは容易ではないでしょう。そう考えると、新品種は好みを分散することになるのではないかと思ったりします。それは「はえぬき」が販売されるようになった頃、「どまんなか」と言う品種が同時に販売されていて選択に迷った記憶とも重なります。みなさんはどのようにお考えでしょう。

 さて、先日お話ししました四万十川の水質浄化について調べていた所、科学技術振興機構による「サイエンスチャンネル」と言うサイトに辿り着きました。

 http://sc-smn.jst.go.jp/index.asp

 ご興味のある方は、番組検索で「(1)川を創る!~四万十川水質浄化システム~」と入力してご視聴下さい。

IMG_9617.jpg 朝晩はいくらか過ごしやすくなりました。訓練校に向かう道すがら、目を楽しませてくれる季節の草花にも変化が見られます。気になった花があるのですが、名前が解りません。調べてみたら、どうやら「ガガイモ」の様です。



 

  さて、今日の訓練校。まずは理事長のお話で、9月1日の視察に関する説明がありました。9月1日は、視察チームとBDF製造チームと受験 等の勉強に打ち込むチームに別れてOJT活動になります。視察チームは、ビオトープについて知識を深めることになります。

 ビオトープには以前から興味を持っていましたが、実際に関わることが出来る機会と言うのはなかなかないものです。生物の生態についての広い知識も 必要となる為、貴重な体験となることでしょう。以前、畜舎から出た汚水を如何に浄化して河川へと放流するかと言うドキュメント番組がありました。その河川 と言うのは清流で名を馳せる四万十川です。山形もまた河川の水質への関心も高まりつつあり、ビオトープの浄化作用に期待される所は大きいと考えられます。

IMG_9620.jpg IMG_9624.jpg

 次いで、講師は「エコアクション」のご指導をいただいている河合直樹先生です。

 環境のことを勉強していると「データ」の重要性が解ります。でも、その測定機器に触れることが出来る機会はあまりないのです。今日はその環境測定機器についての講義がありました。
 

IMG_9629.jpgIMG_9627.jpg

 今日の測定器は、一酸化炭素や二酸化炭素、それにシックハウス症候群の原因物質とされるホルムアルデヒドを測定できます。試しに二酸化炭素を測定 した所、みるみる検知管の色が変化し、空気環境の実態を実感として感じ取ることが出来ました。なかなか操作する機会のない器具に触れることが出来るのは、 実務に一歩近付いた様な感覚を得ることが出来ます。続いて化学物質に関する講義へと続き、身の周りにある化学物質とのつきあい方に関して基礎知識を得るこ とが出来ました。


IMG_9640.jpg

 お昼は今日も見事なお弁当でした。美味しかったです♪

 午後、蛍光灯に代わるLED照明の紹介がありました。丁度、前回の河合先生の講義で照度測定等の機器に関して講義を受けていたので質問が活発に出され、お客様にお勧め出来るかどうか見定めようと熱心に説明を受けました。


 放課後、自主活動ではLED照明の話題やビオトープの話題で盛り上がりました。明日は休講日ですが、自主活動をしたいと言う意見も出ましたが、今 回は各々の在宅活動に委ねることとなりました。自主活動をするようになってしばらくなりますが、ここのところの盛り上がりは嬉しく思っています。

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