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外に出るためには廊下を出て階段を下り車庫脇を通らなくてはなりません。
「外に出て下さい」と言われましたが、それは危険なことと思われました。
結局、地震が収まるのを待って教室を出ました。
駅に向かって歩いていたら仲間が乗せてくれると言うので山形駅まで乗せてもらいました。山形駅では通路の天井のステンドグラスが落ちて、どこからか水が漏れて溢れています。
また落ち着いたら書こうと思います。
ガガイモ@シェアハウス
ちょっと暖かくなって道路の雪も随分解けたと思っていたら、朝の道はツルツルに凍っていました。
今日の専門校。
まずは、朝一番に浸水していた菌床を仲間と一緒に引き上げます。そして再起動です。4つの菌床ブロックの中でも低温栽培からの温室栽培へと環境の変化を経験している菌床です。今回は教室で栽培することになりますが、これまでの経験がどのように反映されるか興味深いところです。
1限目はビジネスプランの講義でした。インターネットが普及した現代社会に合わせて企業経営の舵取りを考えて行く必要があります。弱点や強みを知り、インターネットを使った新しい展開を図る必要があります。その為の分析と実行の為に優先順位の付けることが重要であると言うお話でした。
2限目と3限目は太陽光発電を中心とした自然エネルギーについての講義です。この10ヶ月で学んだことの復習が中心で講義が進められました。内容を改めて聞くとつい最近だったような気もします。この知識がしっかりと記憶に根を下ろしてくれるといいのですが…。
専門校から車で送ってもらってシェアハウスに戻るといつもより早い時間なのでちっょと気が抜けたようになってしまいました。最近少し忙しいような気がしていました。急に時間が出来たためどうして良いのか解らない感覚に陥りましたが、少しゆっくりした方が良いのかもしれません。夜になって排水処理チームの仲間が戻ってきました。何だか凄い臭いを身にまとっています。大変な現場だったようでした。
2006年にピークオイルを越えたと言われているそうです。Peak out…それが事実であるなら、これから否が応でも思い知らされることになるでしょう。ひょっとすれば、貨幣価値も変わってしまうかも知れません。バブル全盛の頃、土地の価格が下がるなどと言うことは誰も考えませんでした。保険会社が倒産するなどと誰も考えませんでした。やがてそれは現実のこととなりました。そして、遅かれ早かれ石油はなくなるのです。とすれば、次に問題になるのは温暖化ではなく寒冷化ではないのでしょうか。
例えば石油ストーブを使っていたとします。これまでなら、なくなる前に灯油を補充すれば良かったのに、それがストップし、手に入らなくなったらどうするでしょう。そして冬はまだ長く続くとしたらどうでしょう。無論、なくなるのは灯油ばかりではありません。ガソリンもプラスチックもありとあらゆる石油製品が作れなくなるとしたら…。わずかな備蓄など無意味です。肝心なのはその時、代替エネルギーを手にしているかどうかなのです。そして、冬場の農業生産が止まってしまった場合、食糧はどうなるでしょう。海外からの輸入?燃料がないのにどのようにして運べば良いのでしょう。妄想ならば…取り越し苦労なら良いのですが、果たしてそれで済むでしょうか。
現代は化石の時代なのだとつくづく思います。化石燃料がなくなった途端、現代社会は屋台骨を失うでしょう。どうすれば石油のない時代を生きられるのかと言う問題に真剣に取り組まなくてはならない時期を迎えているのです。
今日の専門校。
1限目は荒井理事長の講義でした。現在取り組んでいる事業とこれからの動きの説明がありました。
排水処理・BDF・省エネ・バイオ農業とチーム別の活動が続いていますが、これらの活動はNPO法人ビルトグリーンジャパンが長年かけてやっと育て上げた事業と連携できるのかが鍵になっています。時代は確実に省エネ・新エネ・食糧自給を求めています。しかし、物が溢れる日本に於いては実感として切実さに欠けています。暗躍する詐欺まがいの環境ビジネス商法がイメージをダウンさせ、肝心なことを見る目を曇らせることもあります。殊に二酸化炭素と言う形のないものを取り引きするということになれば、正に雲を掴むような話と言わざるを得ません。マネーゲームに呑まれることなく環境問題に取り組まなくてはならないと言うお話がありました。
2・3限目はOJTでした。
2限目は「多剤耐性菌」や「エンドファイト」の環境ビデオの視聴や雪下ろしアイテムの動画編集、事務処理などで時間を過ごし、3限目は各々の活動になりました。椎茸栽培も収穫まで指折り数える大詰めになり、教室の菌床の椎茸も随分大きくなっていました。2日前には低温で駄目になるかと心配しましたが、元気を取り戻したようです。午後、植物工場実験施設の椎茸を観察記録に出かけました。実験室内の椎茸は随分大きくなっていましたが、戸外の椎茸はわずかに大きくなっていただけです。やはり低温が生育環境を下回っている為でしょう。ただ、死滅することも腐敗することもなく生きているのはすごいことです。この強さを学ばなくてはなりません。
シェアハウスに送ってもらってから、カレーライスを作ることにしました。材料を買い出しに行き、一緒に住んでいる仲間と手分けして作りました。我流なんですが、ちょっと辛さが足りなかったかなぁ。でも、ひとりで食べるのと違って食事の時間も楽しいひとときです。
ガガイモ@シェアハウス
今日は休講日です。予約してあった自転車用のスノータイヤに換装するため、ホームセンターに出かけました。朝から冷え込んでいたので、そろそろ積雪が近いと思ったのです。近所の河原では鴨達が集まって来てくつろいでいました。鴨の写真を撮っていたら近所のおばあちゃんらしき人がやって来て「寒くないんだかねぇ?」と言いました。何でも散歩中に鴨の様子を観察するのが楽しみなんだそうです。
それから所用を済ませながらホームセンターへ到着、冷え込んだ風の中を走って行ったのでホッと一息つきました。自転車の担当者にタイヤの件を話すと1時間程でできると言うことだったので、その間店内を見て歩くことにしました。環境関連商品はないかと思いながら歩いてみました。改めて探してみると意外とないものです。太陽光パネルを利用した照明器具はありましたが、デザインが無骨と言うかお洒落感が足りません。オシャレなら良いと言うことではないのですが、購買意欲を刺激されなくては、せっかくの実力が活かせないではないかと思うのです。そんなことを考えながら店内を2〜3度回っていたら自転車のタイヤ交換が完了したとのことでした。
それから100円ショップへ向かいました。そして、またも店内をぐるぐる回っていて目に止まったのは、エアー枕です。長距離の移動の際、シートにもたれたまま休める様に、或いは旅先に持参する為の枕と言うことですが、これは環境に優しい商品ではないでしょうか。もちろん空気が抜けてしまっては意味がないので、ゴムや石油製品等が使用されていることは想定できますが、中は空っぽなわけです。容積あたりの素材使用率が極端に少ないのではないでしょうか。そう言う意味では、自転車のタイヤも中身は空気。もちろん車のタイヤだってそうです。気がつかない所で環境に良い製品を利用していることになります。
風力発電は言うまでもなく大気圧の変動による風を利用しているわけです。大気を利用した場合の利点としては、利用する前後で減衰も劣化もないと言うことです。太陽光の場合は、エネルギーを熱なり電気なりに転換する必要があり、利用する前後ではエネルギーの変換があり、変換のある所では損失があります。
変換のない状態でエネルギーを利用することで効率良いエネルギーの利用が可能になり、それはエネルギー利用の際の省エネと言うことになるかも知れません。
現代のエネルギー事情では、手法に関わらず一旦「電気」と言う通貨に変換させる必要があります。太陽光発電でも風力発電でも水力発電でも原子力発電であっても必ず「電気」に変換させなくては流通させることが出来ません。つまり、損失がつきものと言うことです。
その点、エアー枕やタイヤ等の大気の利用は変換の必要がないため損失がほとんどありません。
太陽光の利用も電気に変換して損失させてから利用するのではなく、外光を直接利用することの方がより環境に良いとことは言うまでありません。テクノロジーに酔って本筋を見誤らない様にすることが大切でしょう。
帰宅する頃、アラレの様な小さな氷の粒が降ってきました。
今日の専門校。1限目から受講生の多くがOJTで省エネ照明の交換作業に出て別行動でした。残った受講生もそれぞれの活動やミーティングの時間になりました。
2限目と3限目は太陽エネルギーを存分に活かす建築物「太陽建築」の講義です。太陽光は古代より様々な形で利用されてきました。それは、他に有効なエネルギーがなかったと言うことかも知れませんが、そこを知恵で乗り切って来たわけです。ところが現代はどうでしょう。電気やガスと言ったエネルギー源を手にした為、太陽光線を無視した建築物であっても暑さ寒さをしのぐことが出来ます。無論、これはエネルギーをふんだんに使うことが出来ることが前提になっていますから、現代ならではの建築物と言うことになります。では、太陽のエネルギーを見直し、太陽を中心に考えた建築物を現代の技術で建設したらどうなるだろう。それが太陽建築です。講師の井山武司先生の建築思想が語られます。思えば、毎日太陽が昇って沈んで行くことは当たり前で、そのエネルギーがどれ程のものか意識することはほとんどありません。けれど、そのエネルギーを充分に活かすことが出来れば、無駄なエネルギーの使用は削減することが出来ます。
太陽建築はゼロエネルギーを目指しています。太陽光を受動的に利用することをパッシブソーラーと呼ぶそうです。自然環境を破壊して都市を打ち立て、太陽光に頼らず化石燃料を燃焼させることによってアクティブに文明を開拓してきました。それが現代社会と言う恩恵をもたらしてくれたわけです。しかし、このまま限界点を超えて持続可能な社会を形成することは出来ないのです。当たり前だと思っていたことが、実は当たり前ではないのだと言うことに気がつかなくてはならない時代に踏み込んでいるのです。
今日のお弁当♪
午後、OJTで外出していたチームが戻ってきました。実務は大変だったと言いながら、仕事をして来たと言う達成感が笑顔から見て取れました。
帰り道、空はすっかり晴れていました。角度の低くなった太陽光線を浴びながら自転車を走らせているとススキが夕日に染まっていました。