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2025 .07.02
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IMG_1967.jpg 今日の講義は山形市水道事業部の講話と言う事になっていました。水は生命活動の根源であり、生活と切り離せない問題ですから興味を持っていました。

 山形市を中心に水道料金と収益のグラフ等が紹介されます。予想外だったのは収益のグラフがどんどん下がっています。その原因の一つになっているのが「節水」なのだと言うことでした。専門校でも省エネの一環として節水に関する講義や製品情報等から活動を展開しています。しかし、その活動に因って節水を推進した結果、水道使用量は確実に低下し、水道使用料金が低くなって来た為、収益も下がって来ているわけです。

 そこで問題になるのが水道事業の今後です。上下水道共に敷設・普及が進んでいますが、これまで使用して来た水道管を耐震用の水道管にの更新の必要があります。それがこれからずっと続くことになるわけですが、節水が進んで収益が下がれば水道管更新の為の費用が足りなくなります。公的事業であるとは言え、このままでは独立採算が成り立たないばかりか、これからの水道施設利用に不安の影を落とすことになります。

 水道料金は上げられません。節水は時代の要望です。しかし、設備の老朽化は避けられず、耐震設備の設置も必要です。非常に厳しい状態にあると言うことを知って驚いてしまいました。

 今日のお弁当♪

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 午後は、理事長と排水処理施設の提案書を提出に出かけました。排水処理と言う実態と不快感を感じさせない為のパッケージが一体化して機能することが肝要です。提案書の提出とプレゼンの様子はなかなか同席する機会もない為、とても勉強になりました。資料の作成についてもまだまだ力不足の感は否めません。けれで、プレゼンに同席できたことで資料制作の際にもとても参考になります。これがまた次への活力源に出来そうです。


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IMG_1944.jpg 今日は休講日でしたが、山形県立置賜農業高校で取り組んでいる有機EL照明の栽培実験の見学に出かけました。有機ELは現段階でまだ高価であるためLEDや栽培用の蛍光灯等の他の照明との成長比較も同時進行です。植物の種類は成長の早いものを選定しているそうですが、やはり太陽光線に比べ成長は遅いとのことです。また光が弱い為に植物は光を求めて徒長しやすいそうです。やはりお天道様にはかなわないのです。照明時間のコントロールはしていますが、温度に関しては寒暖の差を作る為に夜間の温度調整はしていないとのことです。照明器具の発熱に因って室温への影響はある様です。成分に関しては、有機ELが太陽光線に近い分、旨味成分がいくらか多い様です。

IMG_1945.jpg 実験の目的としては、天候不順に因る野菜収量の不安定化を補うことが可能かどうかと言うことにあります。そのシステム構成に山形県が取り組んでいる有機ELの利用を組み込んだわけです。近年、異常気象とも言われる天候不順が繰り返されています。植物工場で生産された野菜は設備投資やエネルギーの使用により、とかく高価になりがちですが、それでも天候不順で不作の際に野菜の価格が高騰すると、植物工場生産野菜の方が相対的に安くなってしまう場合があるそうです。対応して下さった先生には様々な質問に淀みないお返事を頂きました。

IMG_1948.jpg その後、急なお願いでしたが、培養室を見学させて頂きました。培養室では、寒天などを用いた培養実験が行われていました。成長点を切り取ってクローンを育成するわけですが、初めて見る光景がとても新鮮でした。照明器具を使って種から栽培することも植物工場的ですが、組織細胞からの培養もやはり植物工場でしょう。整然と並べられた容器の中で成長する植物組織はどこかSF的で、メンバー各々が興味津々で見学させて頂きました。

IMG_1955.jpg 専門校での残された時間には限りがある為、どこまで出来るか未知数ですが、少しずつやりがいを感じ始めています。








IMG_1928.jpg 今日は穏やかな小春日和でした。

 脳に刺激を与えるべく自転車を走らせ、近所の公園で思索を巡らせます。まるで閃きを拾い歩くかの様です。それから書店へ向かいました。

 やまがたの方言カルタに興味を引かれたので手にとって眺め、それから店内を回遊する様に歩きます。植物図鑑のコーナーの前に立ち止まって何冊か開いてみました。そしてもちろん「ガガイモ」を探します。印刷物は流動的な情報のインターネットで調べる感覚とは違いある程度固定化された事実として認識されます。ところが、その固定化された情報がインターネットに比べて圧倒的に少ないのが現実です。しかも、誤解を生む様な表現であると落胆も著しいものがあります。ガガイモに関しては、根にある毒性を記載していないものや特徴的なガガイモの袋果の写真を載せずに根が芋の形をしているからガガイモの名があるとか。実際に根が芋の形をしているのかどうか未検証ですが、袋果の形を見ていれば、それが連想の元になっていることは想像出来るのではないかと思うのです。もっとも、サツマイモが日本に伝わったのは江戸時代ということですので、名前に何故「芋」が付いているのかはっきりしない様です。

 野草であってもキノコであっても、あるいは動物であっても、図鑑に載ってさえいれば既に知られた生物であるとしてそれ以上疑問を持たないのが普通でしょう。しかし、調べてみると意外に情報が充分ではないことが解ります。調べ方が悪いのでしょうか。(^^)それにしてもガガイモを調べ始めた頃はあまりに少ないと感じていた情報が芋づる式に出てくるからインターネットは奥が深いです。

 さて、それから環境関連の書籍コーナーへ移動して何冊か手にしてみました。情報集めと言うよりは、脳細胞の活性化が目的です。

IMG_1935.jpg ビオトープの考え方には、破壊された環境を修復・復元すると言う目的があります。しかし、一度破壊された環境を取り戻すことは大変に難しいことです。日本の公園は西洋化が進み、芝生で整備された明るい西洋風の公園が主流です。では日本庭園はどうかと言えば、これまた樹木がきちんと刈り込まれ整備されることで庭園としての体面を保っています。比較的自然な状態を維持しているのが神社・仏閣の敷地です。ビオトープの思想と生物多様性を念頭に置いてデザインすることが重要です。それでもそこにデザインと言う意図が介在することは排除できないため、やはり自然ではなく人工と言うことになります。つまり破壊された環境を完全に修復・復元することは事実上不可能です。だからこそ環境を保護するのが如何に大切かと言うことになるのです。そしてそこにデザインと言う意図が働くため、未来を見通す心が必要になるでしょう。


 強害植物と言う言葉があるのを初めて知りました。そしてガガイモもまた強害植物として認識されている様です。ガガイモに関してはその旺盛な繁殖力は知られる所ですが、一方で絶滅を危惧されています。「日本のレッドデータ検索システム」に因ると九州南部では準絶滅危惧・絶滅危惧II類として希少な存在となっています。

 ガガイモは日本古来の植物であり、山菜や漢方薬として利用される等、有効性が評価されています。では、何が「有害」と認識されているのでしょう。確かに根にはアルカロイドを含む有毒植物ではあるようです。しかし、敢えて根を掘り起こして食べる必要もないわけですから、それが直接害になるとは考えにくいのです。インターネットで調べた限りでは、トウモロコシ畑でツルが絡み付いて収量に影響するとありました。なるほど、ガガイモのツルは昔は弓に使われたり、釣り糸として利用されたこともある様ですし、実際引っ張り力にはかなり強いと思います。ところが、秋になって葉が落ちると跡形もなく、溶けてなくなる様に枯れてしまいます。では、トウモロコシ畑以外ではどうなのでしょう。

 言うまでもなく、植物も動物も生まれながらに「益」や「害」の特性を持っているわけではなく、人間に取ってどう言う存在であるかに因って善悪が判断されています。生態系全体から言えば人間こそ「強害生物」であることでしょう。つまり、ここで言う「強害植物」は、「人間に取ってとっても厄介な植物」と言う意味で必要以上に忌み嫌う必要もないのだと思うのです。むしろ人間がまだ利用できないと言う可能性を秘めています。

 ガガイモは、山菜として天ぷらなどの調理することで利用されることがある様です。繁殖力が旺盛という特性を評価すれば、食用として栽培するにはエネルギーや化学肥料や農薬に因る汚染も必要ないと考えられます。肝心なのは美味しさ、調理しやすさ、収量、収穫の容易さ…そんなところでしょうか。葉を乾燥させて飲用してみた所、何だかとても懐かしい様な味がします。ガガイモ特有の青臭さも嫌悪する様な匂いではない為、慣れると逆に安堵感に繋がる程です。

 そこまでして何故ガガイモにこだわるのかと言われるかもしれません。そこには様々な想いがあるのですが、ひとつには食生活の画一化に危機感を感じていると言うこともあります。スーパーに並んだ野菜類は、多くが海外からもたらされた物です。そこに日本人が古来から食べて来たものの姿を見つけるのは難しいのではないでしょうか。無論、栄養価や味が評価された上で厳選されていることは承知しています。しかし、病害虫対策として散布された農薬や大きさや形を良くする為に与えられた化学肥料、そして通年収穫の為に投じられるエネルギーを食べていることも事実です。食卓の西洋化は日本人の食文化に大きな影響を与えていて、今や切り離して考えられるものではありません。では、日本人が昔食べていたものに必要な要素はなかったのでしょうか。もっともガガイモを食べていたと言う記録が見つかったわけではないですが。(笑)

 野草を食べることに興味を持ってみると、藤の花やアカザ等の食べてみると意外と美味しいと感じる野草があります。天童に住むようになり、春先に近所を散歩していると、地元のおばちゃんが何やら野草を摘んでいて、その名前と食べ方を教えてくれます。そう言う時のおばちゃんは、どこか得意げで、どこか照れくさそうです。まるで大切にして来た宝物を見せている様です。残念ながらそう言った野草は、流通する機会が少なく、昔はどこにでもあったことから特に珍しくもないと言うことで「雑草」の類として食べる機会が少なくなりつつあります。

 春の山菜や秋のキノコは、古来の食習慣の残った食品と言えるでしょう。農産物を生産している所謂田舎では、都会の人が想像できない様な野草を普通に食べてまいます。そして自嘲する様に「雑草」と呼びます。しかし、その野草すら都会の人の口に入る可能性はとても低いのが現実でしょう。

 インターネットは確かに便利で様々な情報が手に入ります。ただし、その情報の本質が手に入るわけではないのです。

 強害植物…その利用法さえ見つかれば、それはたちまち強益植物となるはずです。


IMG_1907.jpg 朝から雨模様。雨と防寒対策をして訓練校へ自転車を走らせました。

 今日の専門校。

 1限目は理事長の講義です。これからの農業が取り組まなくてはならない問題についてのお話でした。

 最近、TPP「環太平洋戦略的経済連携協定(Trans Pacific Partnership)」と言う言葉をよく耳にします。何でも参加各国の自由貿易協定と言うことですが、これが日本の農業に打撃を与えると言うのです。その為、農家に対して戸別所得補償すると言う事です。そのことそのものが問題と言うよりも、その政策が土地の有効活用に支障を生じさせる場合があると言うことです。

 日本の農業は家族経営で引き継がれていることが多く、企業が参入することは難しいのが現実です。その問題の一つになっているのが農地の問題です。家族経営によって相続された土地は「先祖より守り継がれた土地」であり、おいそれと手放せる類のものではないのです。しかし、道路整備等の都合で農地が補償の対象になることがあります。それがまた農地の有効活用に妨げになる場合もあるわけです。

 水資源の乏しいイスラエルが農業で成功している例を挙げて、これからの日本の農業がどう言う方向に向かうべきなのかというお話でした。そして植物工場の実験は、その事を心に留めて進める様にと言うことでした。


 2限目は、農業の講義です。新潟から来て頂いている今井先生はヤギの専門家でもあります。今日はヤギの出産の様子を動画で紹介して頂きました。小学校で子供達や先生、そして父兄と地域ぐるみで参加するヤギの飼育とふれあいのお話を聞かせて頂きました。


IMG_1908.jpg 今日のお弁当♪

IMG_1917.jpg いつもの「たんぽぽ」さんのお弁当ではありませんでしたが、なかなか美味しいお弁当でした。お味噌汁が格別においしかったです。



 3限目は、肉牛に関する講義でした。近年、高級嗜好の影響か、ブランド化により庶民の手の届かない様な価格設定で販売されています。果たしてそれで良いのだろうかと言う問題提起でした。確かに、牛肉に関わらず豚肉や鶏肉…野菜や果物等、ブランドかによって高価格帯で販売されているものは、なかなか手の届かないものです。そこに着目して、庶民の手の届く価格帯の牛を育てることを考えようという動きがあるとのことでした。


 講義の後、久しぶりに顔を合わせた仲間を交えてしばし歓談しました。
帰宅しようと自転車に乗ったら、なんとパンクしていました。自宅までは16kmの道程です。自転車を引っ張って歩くにはちょっとばかり大変です。すぐ近所の自転車屋さんに持ち込んで修理をお願いしました。店のご主人が修理中、環境の話をしました。修理の間、気持ち良く対応して頂き帰宅しました。運河良いのか悪いのか、人は一人では生きられないのです。

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