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2024 .05.20
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 今日の専門校。

 1限目は生物学の講義です。

 遺伝子やDNA、そしてゲノムと言う言葉は、日常生活の中で折に触れて耳にする機会があります。しかし、それの実態は何なのか。そして、ゲノムの解読が一体何の役に立つのか。それを知る機会はあまりありません。日進月歩の科学技術はヒトゲノムを解読し、実際に役立たせる為に様々な研究と開発が進められています。今やDNAチップと言われる検出技術を駆使することによって遺伝子的にどうなのかと言うことが推測できるようになっています。これで全てが解ってしまうわけではないそうですが、遺伝的にどんな体質をしているのか推測できることで対応を選択できると言うことはすごいことです。


 2限目は水処理技術の講義でした。

 今日はRO膜(逆浸透膜)についての解説でした。

 専門校では、これまでの経験からはなかなか知り得なかったことを学ぶことも多いのですが、逆浸透膜を介在して水と海水を処理する技術は驚くばかりです。これを使えぱ海水を淡水へ変えることが出来るのです。しかし、どんな技術もパーフェクトを求めるのは難しいことなのでしょうか。この技術を利用した場合高濃度の廃液が発生することや耐久年数の問題、経済的な問題等事前に検討することが必要です。不思議だったのは、なぜ淡水が海水へ流れ込んでゆくのかということです。自然現象として紹介されていましたが、そのからくりが不思議だったのです。後で仲間と集まった際、その話をすると、どうやら分子の大きさの問題で、NaClという大きな分子の隙間に小さな分子であるH2Oが入り込む為ではないかと言う結論に至りました。シェアハウスはこんな風に仲間とその日の講義について話し合うことの出来る空間でもあります。


 今日のお弁当♪

IMG_3110.jpg

 午後は液体などを混合する際のミキサーを紹介するDVDを見ました。混ぜると言う行為をいかに均一に安定して実現するかと言うことに様々な仕組みが考えられています。


IMG_3120.jpgIMG_3113.jpg それから教室の椎茸を収穫して試食会になりました。様々な感想が得られましたが、個人的には地熱を利用した椎茸の方が教室のものより肉厚な感じがしました。香りは教室のものが勝っているようですが、それも収穫したのが今日だからと言う新鮮さもあるような気がします。今回は網でさっと焼いただけですが、次回はもう少し工夫してみたいと言うことになりました。一つの実験が回答を見ると、それについての意見や発想も出てきます。百聞は一見に如かず…実行することが一歩前に出る為の力になるでしょう。採りたての椎茸は生が美味しかったです♪
 

 放課後、仲間にシェアハウスまで送ってもらったのですが、そこに他の仲間も二人合流して、今日の講義の復習や四方山話に花を咲かせました。


 専門校仲間と一緒に新しい雪下ろし器具の紹介動画を作ってみました。


 滑落式雪下ろし器 楽ちゃん 実証試験


 厳寒期を迎え、雪と格闘する日々をお送りの方の一助になれば幸いです。

ガガイモ@シェアハウス
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 小学校の卒業の頃、好きな言葉を校長先生が色紙に書いてくれると言うことでお願いした言葉。それは「信頼」でした。今考えると随分重い言葉をお願いしたものだと思うのです。

 人と人が集まれば、そこに信頼関係がなければ、何一つとして為し遂げることは叶わないでしょう。しかし、信じると言う価値観はそれぞれに違いがあるため、誤解や思い違いはつきものです。傷つけるつもりはないのに傷つけたり、裏切るつもりはないのに結果的にそうなってしまったり。他の人はどうであっても信じられる人になりたいと願ってもそれすら容易なことではないのです。それほどに築くことの難しいもの。それが「信頼」です。


 今日の専門校。

 1限目は荒井理事長の講義でした。核になっていると感じたのは、今、専門校で学んでいると言うことがいかに恵まれた環境であるのか、もう一度初心に立ち返るべきだと言うことです。毎日のように入れ替わり教鞭を執って下さる先生方は、普段であれば滅多にお話を聴くことすら叶わない方々です。そのお話を聞き、そして質問まで許されていると言うことが如何に贅沢なことか。そのことを見誤ると財宝のような貴重な時間が指の間からこぼれ落ちて行くことになります。

 そして、今取り組んでいる各々の活動は、長い歳月を費やし熟成させて大きな稔りをもたらすものに育てて行かなくてはならないと言うことです。目の前の現象に囚われない目と心が必要になります。

 そんなお話を聞いていたら10ヶ月にしてやっと目指す方向が少し垣間見えたような気がしました。それはまるで雲間に一瞬姿を見せた富士山の頂のように涼やかで堂々としたとても大きな目標でした。

 富士山を登ることはとても厳しいことです。安易に観光気分で登り始めればたちまち命に関わります。その為の覚悟を決めるようにと言うお話だったと受け止めました。


 2限目からはOJTで各々の活動になりました。

 今日は椎茸の収穫を予定していたので事務局のWさんに車を出していただいて現場へ向かいました。現場で仲間と合流。収穫できるまでに育っているかどうか不安があったのですが、大きさも重さもしっかりしたものに仕上がっていました。

 地熱を利用し青色LEDを使用した椎茸

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 地熱を利用し光を当てなかった椎茸

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 光を当てず実験室外の低温の場所に設置した椎茸

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 専門校教室に設置した椎茸

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 実験室外に設置した椎茸はいくらか大きくなったようですが、栽培開始から一週間が経過したので暖かい場所へ移動することにしました。


 今日のお弁当♪

IMG_3096.jpg

 そして今日の収穫。

IMG_3103.jpg

 明日は試食会の予定です。


 ガガイモ@シェアハウス


 朝、前日の残りのカレーでカレーうどんにしようかと思い水道の蛇口をひねったら、「ジャジャッ!」と出て来たのは何とシャーベットの様に凍った水でした。初めての事にしばし呆然。(笑)気を取り直してカレーうどんを食べて専門校へ向かいました。

 

 今日の専門校。

 1・2限目は、農業に関する事義でした。講義は六次化法から始まりました。産業の分類には1次・2次・3次とありますが、これらを複合的な産業として新ビジネスにしていこうと言う動きだそうです。当然ながらそれぞれの産業に精通する専門家は必要になるでしょう。しかし、それらを繋ぐ立場の人、もしくは組織が必要となるわけです。

 続いて講義は、えのき茸の廃菌床の話題になりました。廃菌床を焼却する事によって得られる灰が、水稲の生育に有効と言う事で研究されているそうです。問題になるのは、廃菌床の含水率です。焼却するには含水率を下げる必要があるのだそうです。

 他にも積雪地対応型の牧柵のアイディア等、新ビジネスの可能性はたくさんあるということでした。新ビジネスや起業のヒントはおそらく身の周りにたくさんあって、その事に気がつけるかどうかが問題なのでしょう。子供の頃から受け止める事ばかりを強要され、その中に幸福感ややりがいを見つけて来た現代人は、自らが空想・妄想・発想と言った脳内活動が苦手なのではないかと思う事があります。そして、思いついた事を出力する事にも慣れていません。どうすれば、想いを他の人に伝える事が出来るのか。そこを超えなければアイディアの山に埋もれていることに気がつかない事になるのかもしれません。

 

 今日のお弁当♪

IMG_3070.jpg

 3限目は、山形県東置賜郡川西町のNPO法人きらりよしじまネットワークの高橋さんが講師です。講義の内容は、とても90分では語り尽くせない内容がぎっしり詰まっていました。地域との密接な繋がりを持ち、再建を図って行く様子は、まるで建国を思わせます。ひとつひとつのイベントや仕組みに意図がありストーリーがあります。よくもここまでの組織を構築したものだと感心するばかりです。大切なのは、ひとりひとりがやりがいを見出し強制される事なく自発的に参加し存在意義を見出して行くと言う事でしょう。実に多くの含蓄と示唆に富んだ講義でした。

 帰宅しようと駅までの道を歩いていたら、仲間が車で通りかかって乗せてくれました。他にも二人の電車組の仲間が乗っていました。 「僕らも何かやりたいですねぇ。」

 この一言が高橋さんの講義の成果を物語っていないでしょうか。

 

 電車待ちの間、一人の仲間とコーヒーを飲みながら話しました。それぞれがそれぞれの悩みと向き合いながら、これからをどう生きて行こうかと考えています。

 

 2006年にピークオイルを越えたと言われているそうです。Peak out…それが事実であるなら、これから否が応でも思い知らされることになるでしょう。ひょっとすれば、貨幣価値も変わってしまうかも知れません。バブル全盛の頃、土地の価格が下がるなどと言うことは誰も考えませんでした。保険会社が倒産するなどと誰も考えませんでした。やがてそれは現実のこととなりました。そして、遅かれ早かれ石油はなくなるのです。とすれば、次に問題になるのは温暖化ではなく寒冷化ではないのでしょうか。

 例えば石油ストーブを使っていたとします。これまでなら、なくなる前に灯油を補充すれば良かったのに、それがストップし、手に入らなくなったらどうするでしょう。そして冬はまだ長く続くとしたらどうでしょう。無論、なくなるのは灯油ばかりではありません。ガソリンもプラスチックもありとあらゆる石油製品が作れなくなるとしたら…。わずかな備蓄など無意味です。肝心なのはその時、代替エネルギーを手にしているかどうかなのです。そして、冬場の農業生産が止まってしまった場合、食糧はどうなるでしょう。海外からの輸入?燃料がないのにどのようにして運べば良いのでしょう。妄想ならば…取り越し苦労なら良いのですが、果たしてそれで済むでしょうか。

 現代は化石の時代なのだとつくづく思います。化石燃料がなくなった途端、現代社会は屋台骨を失うでしょう。どうすれば石油のない時代を生きられるのかと言う問題に真剣に取り組まなくてはならない時期を迎えているのです。


 今日の専門校。

 1限目は荒井理事長の講義でした。現在取り組んでいる事業とこれからの動きの説明がありました。

 排水処理・BDF・省エネ・バイオ農業とチーム別の活動が続いていますが、これらの活動はNPO法人ビルトグリーンジャパンが長年かけてやっと育て上げた事業と連携できるのかが鍵になっています。時代は確実に省エネ・新エネ・食糧自給を求めています。しかし、物が溢れる日本に於いては実感として切実さに欠けています。暗躍する詐欺まがいの環境ビジネス商法がイメージをダウンさせ、肝心なことを見る目を曇らせることもあります。殊に二酸化炭素と言う形のないものを取り引きするということになれば、正に雲を掴むような話と言わざるを得ません。マネーゲームに呑まれることなく環境問題に取り組まなくてはならないと言うお話がありました。


 2・3限目はOJTでした。

 2限目は「多剤耐性菌」や「エンドファイト」の環境ビデオの視聴や雪下ろしアイテムの動画編集、事務処理などで時間を過ごし、3限目は各々の活動になりました。椎茸栽培も収穫まで指折り数える大詰めになり、教室の菌床の椎茸も随分大きくなっていました。2日前には低温で駄目になるかと心配しましたが、元気を取り戻したようです。午後、植物工場実験施設の椎茸を観察記録に出かけました。実験室内の椎茸は随分大きくなっていましたが、戸外の椎茸はわずかに大きくなっていただけです。やはり低温が生育環境を下回っている為でしょう。ただ、死滅することも腐敗することもなく生きているのはすごいことです。この強さを学ばなくてはなりません。


 シェアハウスに送ってもらってから、カレーライスを作ることにしました。材料を買い出しに行き、一緒に住んでいる仲間と手分けして作りました。我流なんですが、ちょっと辛さが足りなかったかなぁ。でも、ひとりで食べるのと違って食事の時間も楽しいひとときです。



ガガイモ@シェアハウス

2011 .01.25

 今日は休講日と言う事で、買い物ついでにと思い天童から山形方面へ出かけました。相変わらず遅刻気味の電車に乗り込み、漆山で下車。歩いてリサイクルショップへ向かいます。冷え込みが厳しく、動いていないと凍えてしまいそうです。

 専門校では色んな事を学んで来ましたが、その中でも「熱」に関する事は、様々なことと密接に関係しています。省エネも然り、植物工場の温度管理にしても然り。そもそも熱とは何なのかと言う事が問題です。熱とは分子の運動エネルギーであるとか。つまり運動であると言う事は、蓄える事が出来ない性質のものです。そんなことを考えながら歩いていたら、ふと「音」も蓄えられない事を思い出しました。それで、専門校でお世話になっている先生にメールで質問してみました。

「音と熱は仲間ですか?」

 すると、早速頂いたお返事にはこの様に書かれていました。

「どちらも分子の運動が源ですが、音は秩序を持った波で熱は乱雑な運動です。」

 なるほど、どちらも分子の運動であると言う事は共通している様です。問題は、運動パターンが違うと言う事です。もうひとつ知られている分子の運動パターンとして電子レンジで利用される分子の回転運動があります。

 熱を利用する上で無視できないのがエネルギー保存則です。

『ある閉じた系の中のエネルギーの総量は変化しない』

 熱する場合。冷やす場合。分子の運動エネルギーである熱エネルギーを右へやったり左へやったり、まるで誰かの部屋掃除…あ、いやいやそうではなくて…はたまた断熱等の処置をしなければ、熱エネルギーはどんどん逃げます。これまた誰かの財布のような…あ、いやいや。つまりこれは熱エネルギーが熱エネルギーのままである事が問題なのではないでしょうか。熱エネルギーを別の形に置き代える事が出来れば、蓄熱が可能になったり、冷暖房が効率良くなったりしないでしょうか。電気はこの手法を利用しているのではないかと思うのです。風車によって発電された電気はどこから来たのでしょう。風が風車を回すことによって得た動力を電気に変換しているわけです…たぶん。(笑)であれば、熱エネルギーも何かに変換すればコントロールが容易になるのではないでしょうか。そこで、妄想力を使って熱と言う分子の運動エネルギーを音と言う分子の運動と相互変換できないかと考えてみます。音と熱…一見関係性を持たないような両者が実は分子の運動という共通項を持っている…ということは…。

〜妄想空間〜

 とある夏の暑い日。南向きの部屋は蒸し風呂のような暑さとなっている。帰宅したばかりのN氏は、おもむろにオーディオの電源を入れる。すると、スピーカーから流れ出す軽やかな音楽。そしてその音楽が流れ始めると同時に部屋の気温がぐんぐん下がり始めたではないか。そう、N氏が電源を入れたオーディオが、熱エネルギーを音に代えてしまったのだ。


 それから季節は流れ、厳しい冬になった。降り続く雪、曇りがちな空を眺めながらN氏は例のオーディオの電源を入れる。スピーカーから音楽が流れ出すと冷えきっていた部屋が少しずつ暖まり始めた。部屋の壁が分子の運動である音を熱としての分子の運動に変換してしまうのだ。


 こうして、以前は考えられなかった機構を持つオーディオと壁によって快適な生活を得られる様になったのだった。

〜おしまい〜

 

IMG_3030.jpg 一面の雪景色を眺めながら、どうすれば山形での暮らしを快適に出来るだろうと妄想の展開は続きます。






 


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