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2025 .07.02
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2010 .10.03

 今日は休講日でした。午前中は良く晴れていた様ですね。

 数日前からトイレのタンクから水漏れしているのが気になっていました。漏れていると言ってもタンク内に注ぎ込む水がチョロチョロと出続ける状態です。タンク内で溢れた水がオーバーフローして流してもいないのに便器の中に流れ込みます。水ももったいないですし、水道料金ももったいないのでちょっと調べてみたら、どうやらポールタップと言う部品のパッキンが劣化している可能性が高い様でした。ホームセンターで探してみると135円で売っていました。購入して帰宅し取り敢えず止水栓で水を止めます。経年劣化の影響か止水栓も固くなっていてなかなか回転しませんでしたが、何とか回転したので水を止めることは出来ました。それで次の作業をしようとしてモンキーレンチが必要であることに気がつきました。既に夜でしたので買いに行くことも出来ず、仕方なく作業を中断しました。

 それから入浴と言う事にしたのですが、ふと思いついたのは、入浴後はいつも流してしまっている水の利用です。これをトイレの水として使用すれば、節水が可能になるはずです。バケツで運んでタンクに流し込むだけでいいのです。それでお風呂のお湯をためておいてトイレを流した後でタンクに水を継ぎ足すことにしてみました。すると予想以上にいい感じです。

 上水と下水の間にある水を中水と呼ぶそうです。通常では上水道から取り入れた水は飲料水や調理の他、入浴やトイレに利用されて下水へと放流されます。時には入浴後のお湯を洗濯に使う程度のことはありますが、それ以外に再利用する機会はあまりありません。つまり生活用水はほとんどリサイクルされることなく棄てられてしまっているのが現状ではないかと思います。雨水もまたこんな利用が可能な訳ですが、ちょうど良い機会なので、しばらく中水の利用と言うことでトイレの水にお風呂の残り湯を使ってみようと思います。

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IMG_6900.jpg 今日は雨でした。なかなか自由な時間が取れなくてお得意の散歩もサイクリングもお預けなので、今日も昨年の写真を引っ張り出してみました。

 2009年9月28日はジャガラモガラに出かけていました。ジャガラモガラとは天童の山中にある地域の名称です。一見何もない山間の窪地に何故そんな名前で呼ばれているのかというと、独特の地形と気候と伝説による所が大きい様です。インターネットで検索するとたくさんんの情報が見つかるので詳しい解説は割愛しますが、密かにファンがいるのはミステリアスな雰囲気の賜物でしょうか。

IMG_6901.jpg 昨年の今日は、特にその雰囲気が強く感じられた日でした。まずは普段見なれないアブの様な虫が目を引きました。そしてそれは足下を闊歩する足の長い蜘蛛のせいでさらに強く感じられるようになったのです。その蜘蛛は、子供の頃に父の茸採りにつきあって山に入ると時々見られた蜘蛛です。長い足と黒い小さな身体をゆらゆらさせて薄暗い山の中を歩き回っていました。その名は「ザトウムシ」です。実は、この記事を書くまで「ユウレイグモ」だと思っていました。確認の為に調べ直した所、どうやらザトウムシが正しい様です。子供の頃は、そのゆらゆら動く様子が面白いと思っていましたが、どういう訳かジャガラモガラで見たザトウムシは、それまでみたことのあるものより大きくて数も多く不気味な雰囲気を醸し出しています。生命の進化は何故こんな形態を選択したのかと疑問を呈したくなると言うものです。気がつくと物陰から「カサコサカサコソ…」と音がするので覗き込んで見るとザトウムシが蝶か蛾のような昆虫の死骸を食べていました。それまで暢気に散策をしていましたが、足下を徘徊するたくさんのザトウムシを目の当たりにしてさすがに平常心を失いそうでした。(笑)

IMG_6914.jpg 動植物を観察する時の楽しみはその生命デザインの美しさやユニークさを感心しながら眺めることです。生命の進化の果てに切磋琢磨されたデザインだとするなら何故それを観察する人間の目に美しいとか面白いとか感じられるのでしょう。もしかするとその感覚は人間の側に生まれる特有の感覚なのかも知れませんが、そうであれば気の遠くなる様に長い歳月の中でお互いの関係が培った感覚だと言うことになるかも知れません。

 生命が誕生して40億年だそうです。その長い歴史の中で会得した経験が新たな生命のデザインへ活かされて行くのでしょうか。ザトウムシのように完成されたひとつのデザインを見せられると、生命のデザインが経験だけではなく目指している完成形のデザインがある様な気さえします。生物多様性とは、たくさんの生命のデザインが支えている環境と言うことになります。ジャガラモガラもまた、そんなたくさんの生命のデザインを育む貴重な地域であると言えるでしょう。

 深まる秋の日。ちょっと天候が崩れましたが、いかがお過ごしでしたか。

 そろそろ山は栗とかキノコとか山の幸の季節です。訓練校も休講日と言うことで山へ出かけたい気持ちはあれど、どうにも予定が組めません。例年、この季節になると出かける方向は決まっているので、この時樹にどんな様子なのか大体想像がつくだけにソワソワしてしまうのです。

 昨年の9月27日にはこんな写真を撮りました。

 まずは、猛毒で名を馳せるトリカブトの花です。造形の面白さが目を引きます。

IMG_6838.jpg











それから、判別つかない食毒不明のキノコです。

IMG_6852.jpgIMG_6859.jpgIMG_6861.jpg




他にも様々な植物や菌類が実りの季節を迎えて、山の幸を充実させているはずです。ご都合のつく方は、毒草や毒キノコ、クマやスズメバチに注意して無理のないアウトドアライフをお楽しみ下さい。

 さて、山形県環境技術専門校で学ぶようになって訓練校生活も半年を迎えようとしています。受験コースの人からは合格者も出ていますが、今後の進路についてはまだまだ思案のしどころかと思います。実際、環境に関する取り組みはとても範囲が広くどこから手を付ければ良いのか、何処へ向かえばいいのか、判断することが難しいのも事実です。この専門校に学ぶ機会に恵まれ、これまで以上に環境のことを学んで行く必要性も感じています。この分野において山形と言う地域性が優位にあることも感じます。しかし、多くの起業家もまた暗中模索の最中でありこれをやれば間違いないと言うものはないのだろうと思います。逆に言えば、何も環境ビジネスでなくとも間違いなく成功を約束されていること等ないのですから環境について学ぶことが出来ているだけ有利と考えるべきかもしれません。

 改めて環境ビジネスって何だろうと考えてみると、太陽光発電や風力発電ばかりではなく食品や健康に関することも該当するでしょうし、情報や出版も環境ビジネスの一環と捉えることが出来ます。受講生の多くは社会経験豊富ですから、その経験の中から環境について考えるのもいいでしょう。個人的には野山や川や海に関わることが出来ればいいなぁと漠然と考えたりしています。

 C.W.ニコルさんの「アファンの森」と言う森林再生保護の活動があります。傷ついた森を再生し保護して行くと言うことは、言葉で言う程容易ではなかろうと思います。

 山形には素晴らしい自然が今も息づいています。そのことに気がついている人はどれほどいるでしょう。経済活動の一環として新興住宅地の開拓や高速道路の整備などが黙々と進行し、もう一方では市街地の空洞化や過疎の問題を抱えています。大きな目で見れば、経済活動はまるで粘菌やカビのような広がりを見せ、留まる所を知らないかの様です。生物学の講義で学んでいるように、人間を含む好気性生物は、植物の光合成による酸素の生成との連係がとても大切です。その意味からも森林の存在は、大きな生命活動の一端と見ることも出来るのではないかと考えるのです。お隣の仙台市が「杜の都」をコンセプトにしていますが、山形も森林都市構想の様な街作りがあってもいいのではないかと思います。車社会の弊害か、日本の街作りは碁盤の目の様に整備される傾向にある様です。確かに建築物や交差点は直角に整備できますから何かと都合が良いことは解ります。でも、恐らく脳神経は碁盤の目のように発達はしていないでしょうし、目的地に辿り着くまでの間に脳にゆとりを与える様な街作りが地域文化を発展させることになるかも知れません。そうは言っても根こそぎ作り変えることは出来ないので、今後の都市計画を立てる上で利便性だけではない角度からのアプローチを期待したい所です。

 以前、米沢市の山形県と福島県境にほど近い地域にあるブナの原生林を紹介されました。ブナの樹であれば、天童から米沢まで足を運ばなくとも見られるのですが、原生林という言葉に惹かれて出かけたのでした。林道沿いに車を止めて川沿いに砂利道を登山口まで歩きます。登山口と言ってもそこからの上りは1時間程度ではなかったかと思います。息を切らせて登り切った所で唖然としてしまいました。まるで「風の谷のナウシカ」で描かれた「腐海の底」の様な光景です。太いブナの樹幹がグイグイ天に向かって伸びています。カメラは持っていましたが、35mm程度の広角レンズでは収まりきらないスケールでした。ブナの森は他にもありますが、これほどの原生林がある意味で手の届く距離にあると言うことが驚きでした。それから二度程足を運ぶ機会があったと思います。思い出したら、また出かけたくなってしまいました。

 深まり行く秋。ブナの森の風を思い出しています。


2010 .09.21

IMG_0092.jpgIMG_0096.jpgIMG_0101.jpg

朝、雨が降っていましたが、傘を差して川沿いの土手を歩くとチョウやトンボが思い思いの場所で雨に濡れていました。

IMG_0090.jpg 昼顔の花のそばに紡錘形の実がぶら下がっています。何だろうと思い写真を撮って後で調べたら先日ご紹介した「ガガイモ」の実の様です。あんなに小さな花からこんな大きな実がなるとはにわかに信じがたいのですが、どうやらその様です。

 調べてみると面白いことが解りました。 「日本神話では、スクナビコナの神が天之蘿摩船(あまのかがみのふね)に乗ってきたといい、これはガガイモの実を2つに割った小さな舟のこと」 by Wikipedia

 そんな風に見るとそんな風に見えるから不思議です。


IMG_0104.jpg そんな雨に濡れる植物の中にアレチウリの花を見つけました。アレチウリは以前にコンペイ糖の様な形をした実を不思議に思って調べたのですが、帰化植物であり繁殖力が強いため全国的に問題になっているそうです。一見ウリやカボチャの葉に似ている為、誰かが植えたものではないかと思ってしまいます。ただ、帰化植物であっても日本の昆虫等の生物と上手くやっているようで生態系の中に溶け込んでいる様です。

IMG_0108.jpg

 夕方近く雲の切れ間から陽射しが射し込むと刈り入れの始まった田圃が色づいているのが見られました。


IMG_0146.jpg









IMG_0083.jpg 風は心地よく紅葉にはまだ早かったですが、秋の風情が漂っていました。樹の幹にしがみついた芋虫を発見。スズメガの幼虫でしょうか。何だか今年は芋虫の写真ばかりを撮っています。若干食傷気味ですが、堂々としたお姿を拝見すれば撮影せずにはいられないのです。(笑)

 環境省のインターネットの活動に「いきものみっけ」というサイトがあります。身近な動植物に関する情報を寄せることによって地球温暖化の動向に傾注するとともに環境に関する意識を向上しようと言う試みです。指標になる動植物が選定されていますので見つけた場所や日付けを報告することによってその結果が分析へと繋がります。この情報を投稿する人を「みっけにん」と呼んでいて、報告する情報を持っている場合、サイトに登録して登録することが出来ます。山形県のみっけにんは現在4名。身近な自然の中に見つけた動植物のことを報告しませんか。

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