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2024 .05.15
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IMG_1620.jpg 今日は休講日です。専門校内で紹介されていた東北芸術工科大学のイベント「サスティナブルデザインアイデアコンペ2010最終審査」へ足を運びました。

 午前10時開始で学生ならではの初々しい発想が次々に発表されました。プレゼンの短い時間の中にアイディアを詰め込むのですべてを表現するのはなかなかに難しいことなのですが、緊張しながらも一生懸命な様子は好感が持てます。

 見学させて頂きながら「デザインとは何か」と言うことを改めて考えさせられました。都市機能・建築・プロダクト・ライフスタイルなどデザインする角度も着眼点も様々です。まとめられた内容はパソコンのプレゼンソフトでスマートにまとめられ時代を感じさせられます。便利な時代だからこそのスマートさなのだろうと思いましたが、未完成でも荒削りでもまとまりがなくても「サスティナブル」と言う核になるテーマと正面から取り組んだ汗がもう少し見たかった様な気がします。

 その昔、少年漫画雑誌の表紙には、21世紀の自動車とか電車とか夢を描いた未来像がイラストで紹介されていました。漫画家は未来を描くことがとても重要な仕事であった様に思います。その21世紀を迎え、これから100年の時代をどんな未来像として思い描くのか若いデザイナーの卵達も大きな使命を担っています。これから一層の活躍を期待したいと思います。

 サスティナブルとは持続可能な社会を実現すると言う理念だとか。高度経済成長期とは違った未来を描く必要があるかも知れません。そう言った時代背景を考慮している為か少しおとなしい印象がありました。逆に言えば、生活に密着した身近なアイディアが印象的でした。持続可能な社会を実現するには、身近なことから取り組まなくてはならないと言う意識が働いているのかも知れません。世間に溢れる製品はひとつとしてプロダクトデザインと無縁なものはないでしょう。だからこそ重要な役割を担っているとも言えるでしょう。環境に関わる勉強をさせて頂いている立場から、コンペを興味深く拝見しました。


 今日の昼食♪芸工大の学食の坦々麺です。

IMG_1622.jpg

 プレゼンが終了して芸工大近くのエコハウスを見学させて頂きました。自然エネルギーの有効利用に加えて木質チップを利用したバイオマスボイラーや高機密・高断熱構造の説明がありました。

 芸工大を後にして山形市総合スポーツセンターへ足を運びました。「たんぽぽ」で専門校の受講生仲間と合流し情報交換しました。



IMG_1640.jpg 天童に戻って舞鶴山の夜景です。美しい町の輝きは即ちエネルギーの輝きです。持続可能な社会にする為、どんな取り組みが必要であるのか、考えることも続けて行かなくてはならないでしょう。







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 休講日、何か物足りないと思ったら、専門校の仲間と話してないからの様です。風邪が流行っていて「学級閉鎖か?」と言う冗談まで出ていますが、本当にそんな勢いです。

 もう1ヶ月以上になるかも知れません。咳がいつまでも止まらないので民間療法を調べてみたら「タマネギを刻んで枕元に置いて寝ると良い」と言う情報が見つかりました。早速実践してみたら気のせいか少し楽になった様です。家族で別の種類のインフルエンザにかかってしまったと言う話も聞きますが、昨年の恐怖映画の様な騒ぎからすれば、比較的冷静な対応が出来ているのかも知れません。

 鶏や豚がインフルエンザにかかれば殺処分というのも考えた方が良いのではないかと思ってしまいます。


 今日は天候が崩れたので体調にも考慮して自宅にひきこもっていました。専門校での宿題もあるのでパソコンに向かっていたのですが、ふいに思い立って放置してあった水洗トイレの修理に取りかかりました。ポールタップのパッキン交換です。

 工具とパッキンは購入してあったので、いざ修理開始です。ところがボールタップを取り外して分解してみてからどうも様子が違うことに気がつきました。交換方法はインターネットで調べていたのですが、どうやらメーカーが違っていた為か構造が全く違っていたのです。よくよく調べると購入したパッキンの種類も違っています。軽いショックを受けながら構造を確認していたら、パッキンを交換しなくても浮きを支えている軸に調整のネジがあることに気がつきました。つまりそのネジを調整すればパッキン交換の必要も無くなるかも知れません。早速実行してみるとどうやら大丈夫の様子です。パッキンが古くなっていることは間違いない様なので交換しておくことにこしたことはありませんが、しばらくこのまま使うことも可能な様子でした。それで止水栓を開けてタンクの蓋を閉めようとしたのですが、この修理までの間、お風呂の残り湯で何とかなっていたことが引っ掛かりました。そこで、昨年の水道使用量と比較してみた所、残念ながら今年の方が使用量が少なくなっている様子はありません。生活様式が変わっている為でしょう。自炊も多くなっているのでやむを得ないといった所です。しかし、これで止水栓を解放して水洗トイレを使うことになれば、当然水の使用量は増えるわけです。面倒ではあってもお風呂の残り湯を使った方が経済的であり、節水にもなるはずです。

 専門校では、トイレのタンクに使う節水バルブの紹介もありました。時代の変遷で水洗トイレが普及したことで水道水の使用量も増えているはずです。

 国土交通省のデータによれば、「平成18年における我が国の水使用実績(取水量ベース)は約831億m3/年(年間約八百三十一億立方メートル)。」だそうです。

 グラフで見た限りでは意外にも水道使用量の著しい増加の変化は見られません。しかし、農業用水も工業用水も減少傾向にあって生活水だけがじりじりと増加傾向にある様です。 

 生活水としての水道使用には、炊事・洗濯・入浴・水洗トイレ・掃除・植木・他などがあると思いますが、トイレの使用は毎日の事ですし、節水を心掛けることによって経済的にも環境的にも効果が期待出来ると言うものです。そんなわけで止水栓は再び閉めてしばらくはバケツリレーを続けることにしました。(笑)


 さて、休講日の活動は各々に任されていますが、水処理チームからの活動報告が寄せられました。水処理チームは活発な活動をしている様子でしたが、専門校外での活動が多く、関係者以外にはその様子が見えませんでした。

 報告によれば「県内外で水処理に困っている業者さんに対して改善提案や実際に配管の手直し、器具の取り付け等を行っています。」とのことです。なるほど実務に取り組んでいる様子が伝わってきます。他にも「異業種で用いられている技術を応用して汚泥の減量化に取り組んでいます。」とのことです。そうなのです。専門校で学んでいることは多種多様なので範囲が広いので、異業種間の技術を応用することが強みかも知れません。報告はこんなコメントで締めくくられていました。「講師の先生の皆さんにご相談したところ、もし成功すれば十分商売として成り立つとのアドバイスを戴いたので本当に成功すれば良いなぁ。」将来への希望が感じられて期待が膨らみます。水の利用は今後とも社会として取り組まなくてはならない課題なのです。昨日の記事にも書いた様に鮭が群れを成して遡上する未来の為に活躍を期待したいと思います。


 夕方になってまた咳込んで来たので、秘蔵のカリン酒を取り出しました。喉に良いからと言うことで数年前に漬け込んだ果実酒です。でも、実は香りがあまり好きではないのです。何かとブレンドしようと思ったら丁度レモン酒がありました。漬けたことも忘れていました。ブレンドしてみるとカリンの独特の匂いがレモンの爽やかな香りで気にならなくなりました。お湯割りにして咳対策です。果実酒は梅酒を始め様々な果実で利用される方法ですが、山形では「オトギリ草」を焼酎に漬けると言う習慣も一部にある様です。オトギリ草は民間療法で利用される薬草ですが、市販薬と違って「あれやこれに効く」という口述によって伝えられていることです。焼酎に漬けることでどうして薬効成分の抽出が可能になるのかからくりは解りませんが、そんな伝承も検証しつつ次世代に繋いで行ければと思うのです。


2010 .11.14

IMG_1275.jpg 今日は休講日。天候は今ひとつでしたが、比較的暖かい日でした。近所の紅葉も色づいています。

 予定していなかったのですが、今年はあきらめていた柿の収穫に急遽出かけることになりました。山形の方は御存知の様に渋柿に焼酎をつけて一週間ほどで渋抜きします。たわわになった柿の実の重みで枝が地面にまで下がっていました。高枝伐り鋏を持参したのですが、樹の半分くらいまでしか届きません。毎年のこととは言え、丸々と大きく熟した柿は寒さとともに自然に甘くなって野鳥の食事になるまで樹の上で時を待つことになります。自然に落下した実は、また来年の栄養に変わります。

IMG_1276.jpg 1時間程で収穫して帰宅する途中、河川の堤防にはびっしりとセイタカアワダチソウが繁茂しています。

 日本の食料自給率は40%に届かないとか。レアメタルは輸入に頼るしかないとか。産油国ではないので石油も輸入するしかありません。そんな理由から日本には資源がないと言われます。でも、この光景は何でしょう。セイタカアワダチソウが繁茂しているばかりではなく野や山にはたくさんの自然が広がっています。この光景を見て資源がないとは???

 もしかして資源がないのではなくて利用できていないのではないでしょうか。

IMG_1283.jpg 言うなれば、有機資源大国なのではないでしょうか。それで「有機資源」で検索してみたら。なんと既に「社団法人 日本有機資源協会」と言う組織が存在することを知りました。さらに「財団法人 有機質資源再生センターという組織もあります。その他、民間でも取り組みが見られます。「有機資源」と言う意識を持って活動されている様子が垣間見えます。注意を要するのは、有機資源であっても無尽蔵ではないと言うことです。生産物を輸出する際には、日本の土を輸出することであると言う認識が必要かもしれません。

 以前、長野県で農作業のアルバイトをした際に「草かじり(草の地表部分を削り取る作業)」をしていたら、土を畑の外に出さない様にと教わりました。ほんの些細な土であっても農家の方が精魂込めて作った土なのです。野菜の苗床作りの為の土作り作業もどうやら配合の秘伝がある様子でした。

 そう言う意味では、日本が食料を輸入すると言うことは、海外から有機資源を輸入していると言い換えることも出来そうです。では、海外から輸入した有機資源である食料は日本でどんな扱いをされているでしょう。栄養として摂取し生命活動に利用するのは良しとしても、大量に余った食料が出ていると伝えられます。それは即ち大量の有機資源が余っていると言うことになります。そしてその先はご存知の通り焼却処分です。しかも大量の熱エネルギーを使用して。

IMG_1289.jpg 数が少ないもの。或いは利用価値の高いものに稀少価値を見出します。でも、たくさんあるもの余っているものには目もくれないというのは、こうして見るとおかしな話です。

 日本が広いとは言えない国土に豊富な有機資源を持ち、さらに多くの有機資源を輸入していると言う事実に気がついて新しい循環システムを構築するまでどれくらいの時間を必要とするのでしょう。


 季節の変化を絵本にしたら新しいページを開く時にこんな音がするでしょうか。降り出した雨を後押しする様に鳴った唐突な雷鳴に身をすくめてしまいました。

 今日はお借りした本のページを眼で追って過ごしていました。生物多様性をテーマにした本です。先日名古屋でCOP10が開催されていましたが、その詳細を知るにはいささか努力が必要です。今回お借りした本には「COP10とは何ぞや?」と言うあたりから解説されています。初めて聞く略称に眼を白黒させながら読み進めると次第に訓練校の講義で紹介された内容がきっかけになって意外と読める様になってきました。

IMG_6706.jpg 先日の講義で「生物多様性オフセット」と言う考え方が紹介されていました。開発行為を行う場合、異なる場所に生物多様性を持った生態系を構築することだそうです。それは開発行為の抑止力として効力があるとのことですが、実際にはそんな簡単なものではないでしょう。自然環境も生物多様性も地域と密接な関係性を持ち、長い時間をかけて実現されるものです。つまり開発行為を行うことによって破壊される生物多様性は短時間で異なる場所に同等レベルに構築することは甚だ困難だろうと言わざるを得ません。しかし、それでも某かの効力があると言うことですから、何もないよりは良いと言うことでしょうか。

IMG_6713.jpg 以前に米沢の福島県境にほど近い場所を紹介されました。何でもブナの原生林と言うことでした。ブナは以前から興味を持っていましたが、わざわざ遠くまで見に行く程とは考えていませんでした。しかし、一見しておいても良いだろうと思い出かけたのです。実際にブナの原生林に身を置いた時の感覚は言葉に言い表し難いものでした。言うまでもなくブナの原生林を再構築することは不可能です。無論、時間の問題もありますが、人間が植樹した時点で「原生林」とは言わないでしょう。そうは言っても蒔かぬ種は生えません。山形県内でも植樹の試みはされている様子です。寒河江市の幸生から大蔵村の肘折温泉に至る国道458号線沿いにもブナの育成林があったと記憶しています。近年、ナラ枯れと併せてブナ枯れも問題視されています。このまま枯れることなく成長を続けられれば、数百年の時を経て巨木の立ち並ぶブナの人工林を形成することが出来るでしょう。

 生物多様性の問題の中に「パーム油」の話題を見つけました。パーム油は食品や石鹸等様々に利用されている様ですが、チョコレート原料として使用していたパーム油が森林を違法伐採することによって拓いたパーム農園で栽培されていたことで問題になりました。パーム油を原料とした石鹸は硬水でも泡立ちが良いと言うことで成分表示に「植物原料100%:原料はパーム油」と言うものを買い求めていましたが、化学物質を敬遠し天然成分を追求した結果、異国の原生林を破壊している可能性もあると言うことになります。本末転倒、五里霧中とはこのことでしょうか。

 何かと言うと環境問題が取沙汰される昨今ですので企業も環境保護活動に無関心ではいられません。ところが、一方で環境保護活動をしながら、もう一方で開発行為を行っている場合もあるのです。それは薄々気がついていても日々の生活の中から見透すことは容易ではありません。

 一言に環境問題とは言っても本当に大きな背景があり、その中から答えを選択して行くことは増々困難になって行くでしょう。それでも一度絶えてしまった種を再生する事とは出来ません。ドミノ倒しの様に生命全体の存在が危ぶまれることのない様、問題に向き合って行く必要があります。


2010 .11.08

IMG_1154.jpg 午後から少し雲が出て来て紅葉の色も今ひとつですが、秋の町の彩りを記録してきました。真っ赤や黄色一色に染まる光景もきれいですが、緑色が少し混じっていると色が強調されますね。

IMG_1155.jpg 空模様が怪しくなりつつある中、自転車を走らせると近所の公園を通りかかるとケヤキの木が落葉していました。ほんの数ヶ月前は蝉時雨が降り注いでいました。時の流れの速さと四季の変化が明確に見て取れます。

 住宅地を流れている川ではカモが寄り合いをしていました。留鳥も結構いる様ですが、数が増えた様なので渡りのものも混じっているのでしょうか。先日、白黒模様のアヒルも1羽混じっているのを見かけました。仲間意識とかどうなっているのでしょうね。

IMG_1158.jpg 美術館脇の歩道は色鮮やかな紅葉です。色の美しさももちろんですが、人間がその色の変化を美しいと感じる存在であることも不思議です。人間以外の動物が違う人間の可視領域とは違う光の波長を感じ取っていると言う話は聞きますが、美しいと感じられる光の波長が人間に限定されたものであるとすれば、この感動の源泉はどこにあるのでしょう。また眼を持たず、移動することも出来ない植物にとってこの世界はどんな風に感じられているのでしょう。眼に見えるもの。手に触れるもの。聴こえてくる音。感じられる匂い。そして、味わい。人間は、五感を駆使して結晶化した世界を現実として認識していますが、実はそれが真実であるとは限らないことになります。利己的で自己中心的になれば世界は限定され、その中にしか真実を見出せなくなります。情報過多な現代社会で如何に道を見つけだすのか問われているのでしょう。

IMG_1161.jpgIMG_1169.jpg

IMG_1179.jpg 雨が降り出したので、撮影を中断し帰宅しました。この雨が雪に変わるまでもう間もなくです。









 


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