[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
植物工場実験施設は断熱材で包んだり屋根にシートを掛けた為、前回の様子とは随分変わっていました。電気関係の設備を設置や買い出し等で時間が過ぎて行きます。やがて予定を終了して忘年会の準備となりました。
続々と仲間が集まり、少しずつ賑わいを増します。今回の忘年会の会場になったのは河北町の海老鶴温泉さんです。館内の暖房など随所に温泉熱を利用しているそうです。
やがてお待ちかねのお料理が続々と運び込まれ、カラオケもあって大いに盛り上がりました。専門校の仲間が集まって専門校生としてできる忘年会は最初で最後です。深夜遅くまで宴が続き、語らいが続きました。専門校の内外のご尽力により大変に楽しい忘年会となりました。
今日は、植物工場チームはOJTで現場集合です。基本構造の建築から出向くことが出来ていないので楽しみです。その後、忘年会となります。
さて、昨日、専門校からの帰り道、周囲に広がる田園風景を眺めながら自転車を走らせていたら、田畑は食欲のデザインなのだなぁとふと思いました。植物を餌とする虫等が思うままに樹の葉を食べ進めた結果、それが虫喰いと言うテザインとして残ります。人間の食欲のデザインが虫のそれと違うのは、積極的に・前もって・計画してデザインされると言うことです。行き当たりばったり目の前のものを食べていては、人類はここまで発展しなかったでしょう。つまり大地は食べるものと食べないものにデザイン分けされているのです。土地の取得に関して計画的であったと言い切れませんが、それでも日照や降雨等の気象条件・土地の性質・作業性等を考慮しつつ田畑を整備して来たわけです。視線を山に転じると、山はまた別の条件で区画分けされ樹木の植栽も地主の意図によってデザインされます。これはまた田畑とは違ったタイムスケジュールが必要となるでしょう。環境はそんな風に日々デザインされ、季節が色を変えているのです。俯瞰で世界を捉える機会は少ないので、デザインの中に身を置いていることに気がつかずに暮らしていることになります。それでも、人類が積極的に・前もって・計画してデザインすることができる生命体である以上、場当たり的な開発行為は慎むべきではないかと思うのです。
最近「でんぷんからプラスチック製品を作る」という技術が注目されている様です。既にじゃがいものでんぷんを利用した新製品が発表されています。しかし、トウモロコシやサトウキビ等から抽出されるバイオ燃料が食糧危機を引き起こすと言われていますから、でんぷんを使ってプラスチックを作ると言うことにはまだ問題がありそうです。例えば、遺伝子組み換えの作物を利用すると言う手はあるかも知れませんが、生分解性である為、製品としての役割を終えてからの動向も気になる所です。また、生分解して土に帰るのが良いのか、プラスチックとしてリサイクルするのが良いのかと言う点についても検証が必要であるでしょう。現在、食糧として利用する作物からではなく、草木のセルロースからを利用する方法が研究されているとか。今後の成果が期待されます。
人類の環境デザインは、現在必要に応じて変化しています。必要とあれば原生林さえ伐り開きます。しかし、計画性を持った取り組みでなければ、植物の葉を無心に食べ尽くし、果ては枯らしてしまう虫と大差無くなってしまいます。
今朝はみぞれ模様。雪まじりの雨がボタボタと降って専門校に辿り着くまでの道中で雨具を装着した途端大降りになりました。ともかく何とか専門校に到着。仲間が親切に濡れた衣類を暖房で乾かしてくれました。
今日の専門校はOJT。各々の活動に打ち込みました。4月からの専門校生活の中でそれぞれが得たものと向き合います。排水処理チームは、排水処理施設に出張。バイオ農業チームは、冬休み前の活動内容や冬休み中の当番を決めたり書類を作ったりして過ごします。省エネチームもまた書類を制作している様子。既に起業に向けて動き始めている人も居て、半年前とは教室の雰囲気も違います。
今日のお弁当♪
午後も引き続きOJTでした。
ふと、窓辺のガガイモ栽培実験を確認した所、ひとつの種が発芽しかかっている様です。ペットボトルの中なのでちょっと確認し難いのですが、失敗だとばかり思っていた実験なので、これが発芽なら野外より約半年早く発芽したことになります。経過観察を継続することにしました。この実験にはふたつの意味があります。ひとつは、冬期のペットボトルでの栽培。もうひとつはもちろんガガイモの発芽実験。窓は南向き。太陽光を利用してペットボトル内を温めます。室内の暖房もあるので、ペットボトルの中の温度は結構上がっているはずです。温度計を使っていない辺りが詰めが甘いのですが、11月25日に播種して23日間程かかっています。2〜3cm程の深さに播種していますので、もう少し浅く播けば発芽が早かったかもしれません。ガガイモは多年性の植物なので、種の他に根で殖える様です。その為、強害植物として敬遠される一方、種髪の美しさからファンもいる様です。また、春に若芽を摘んで山菜として利用することが出来る為、実験で栽培しているものは収穫して調理する予定です。種髪の利用については現在模索中です。最近では植物由来の繊維も注目されている様ですので、ご興味のある方はご連絡ください。
明日はOJTの後に忘年会があります。
今朝は霜が降りて冷凍庫の中の様な光景。顔と足先が冷えてピリピリしました。
今日の専門校。
OJTで外出して活動している人が多くなりました。
1限目は排水処理チームが関わっている内容についての説明がありました。これまで講義を受けて来た内容の応用編といった趣です。テクノロジーの進化は日々努力が重ねられています。その試行錯誤の中で何度も失敗し経験を重ねて洗練された技術へと発展して行くのです。OJTで外出しているOJTのメンバーの苦労が少し伝わってくる様でした。
2限目はDVDの鑑賞でした。
アインシュタインが導き出した式「Rij-1/2gijR=-kTij」が宇宙のはじまりである特異点を予言し、そこから先のことは誰も解明できていないと言う内容です。考えてみれば、当たり前に過ごしている日常であっても、宇宙の果てを知らずに生きています。知らなくても良いこととして疑問を持つこともありません。もちろん隣町どころか隣の住人のことすら解らない時代ですから、宇宙の果て等知る由もありません。しかし、この世に生を受けて、存在していることを認めようとすれば、存在していない状態を認めるしかありません。宇宙が存在していることを認めれば、宇宙が生まれる前の状態を認める必要が生じます。この世の果てには何があるのか。この人生の果てには何があるのか。そんなことを考えさせられました。
今日のお弁当♪
午後はOJTとなり、各々の活動になりました。受講生の仲間と今後の活動について話し合いました。来春、OJTによる活動をどう繋げて行くのか。それが問題です。
帰宅しようとしたら小雨が降り出しました。ボタボタと降る雨は、どうやら上空の雪が融けて雨となって降り注いでいる様です。雨具を悩んでいるうちに帰宅。いよいよ冬を迎えようとしています。
とても天気の良い朝でした。路傍の農機具も朝日に映えています。
今日の専門校。
1限目はOJTです。それぞれがチーム別に活動していました。2限目に座学が入っていたので時間を有効に使う為、栽培実験をすることを考えていました。専門校の教室に新たに設備を作ることは難しいと思っていたので、廃物利用のペットボトルです。吸盤フックでぶら下げて出来上がりです。温室効果・省スペース・ペットボトル利用の発芽実験が目的です。夏場はサウナの様になってしまうでしょうから使えない手法ですが、秋冬の太陽光線を有効利用するには悪くないと考えました。しかし、予想以上にペットボトル内の気温が上がる様です。暫くするとペットボトル内に結露が始まりました。教室内は暖房を必要とするくらいの気温ですが、ペットボトル内は予想以上に温まる様です。少しキャップを緩めて膨張した空気を抜きました。果たして芽は出るでしょうか。
2限目は環境関連製品の企業から企業活動の紹介がありました。
専門校に学んで半年。環境ビジネスと言われるものは多種多様でひとつひとつの真贋を見極めることは大変に難しいことだと感じています。ただ誰かが開発した技術をそのまま鵜呑みにして流用することが如何に危険かと言うことを認識しなくてはなりません。斬新な技術と言われる発明の背景や成り立ちを理解せずして情報に飛びついていては、せっかくの信頼関係を壊すことになりかねないのです。またそれが環境ビジネス全体の盛衰に関わることなのです。確かな技術を手にするには、汗を流し、考えて、悩んで行かなくてはならないのだと思いました。
今日のお弁当♪
3限目は再びOJT。教室ではバイオ農業チームがミーティングしていました。なかなか難しい問題があり、来年4月までと言うタイムリミットとの調整もあります。無論、山形はこれから雪のシーズンになりますから、活動するのであれば温室が不可欠となるでしょう。大学の様に4年あれば…タイムリミットがなければ…焦燥感がにじみます。若きリーダーも取りまとめに苦慮しています。
帰宅する途中、田園風景の中に漂う煙が不思議にたなびいていました。