忍者ブログ
HOME      »  専門校生活
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
6

2024 .05.01
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

IMG_3747.jpg 案の定、朝から雪が降っていました。路面はサラッと積もった程度だったので自転車を出そうか思案しましたが、時刻に間に合いそうだったので電車を選択しました。すると、発車して間もなく車窓から見える風景には雪がますます強くなる様子が見え、自転車で走った場合を考えてホッとしました。


 シェアハウスに立ち寄りコンビニのおにぎりをほお張ってから専門校へ向かいました。


 今日の専門校。

 1限目は荒井理事長の講義でした。6次産業化法における地域産業開発の話題でした。第1次産業の農業、2次産業の加工業、3次産業の小売業によって成立する6次産業は総合的視野とコンセプトを必要とされます。日頃重箱の隅を突くような小さな事で悩んでいる身としては、なかなかこのスケール感の発想をする事が難しいのです。地域と環境、そして福祉を視野に入れた大きなスケールのお話でした。


 2限目と3限目は畜産や畑に被害をもたらす動物、椎茸の廃菌床の利用等のについての講義でした。6次産業化法は多業種を組み合わせる事により成立します。どんな技術や情報も組み合わせる事により形になるわけです。


 今日のお弁当。


IMG_3752.jpg

 講義が終わってから、仲間と3人で植物工場実験室へ出かけました。雪が強く降り続けていました。設備に少し手を加えましたが、専門校での生活も残りわずかになったため区切りを付けなくてはなりません。出来るだけ低予算と言う事で作り上げた実験室なのであちこちが受講生の持ち出しで借り物を使っています。充分なデータがとれたかどうか解りませんが、それらを返却した時点でLEDでの栽培実験は停止する事になります。その為のスケジュールも考えなくてはならないでしょう。

 椎茸の方は浸水していたものを引き揚げて休眠させていたものを浸水する事にしました。2期目の発生が上手く行かなかった事でスケジュールは大きく狂っています。浸水方法を少し変えてみました。吉と出るか凶と出るか…。残り時間も限られている事なので判断も厳しいものがあります。

IMG_3757.jpgIMG_3758.jpg 今日のガガイモ♪

 春の陽射しを確認する様にすくすく育っている様です。






PR

IMG_3619.jpg サスティナブルと言う言葉を聞く様になったのは、東北芸術工科大学の植松先生の講義を聴講してからだと思います。「持続可能」と訳されていますが、意味する所が大きい為に解釈も様々になります。

 持続可能な地球環境。

 持続可能な社会システム。

 持続可能な日々の暮らし。

 それぞれ意味する所は同じであってもスケール感はまるで違います。その為、立場によってサスティナブルの捉え方も違って来るのです。


IMG_3622.jpg 例えば「雪」について考えてみます。都会に暮らす人にとって雪は幻想的でロマンチックで、人によっては郷愁を誘う夢のある風景だったとしても雪国に暮らす人にとって「雪」は脅威であったり労働をイメージさせたりと現実的な問題となります。では、これが雪でなく「CO2」だったらどうでしょう。都会の人が地方へやって来てCO2削減を唱えても地方の心に人に響かせることは難しい事です。何故なら周囲には緑の山や田畑が広がっているわけで、雑草が繁茂したとなれば、それは草刈りの対象に他ならないわけです。「CO2」削減の為に雑草は繁茂したままで良い等と言う事はありません。つまり同じ言葉を使っていてもお互いに意味する事は違っている事になります。そういう意味では、グローバルな話題は国内レベルの話題への翻訳が必要となり、国内レベルでの話題は地方レベルへの話題へと翻訳が必要となるのだろうと思います。

 同様の事がCOP10でも起きていたのではないかと推測します。先進国の論法で生物多様性を唱えても発展途上の国には承服できようはずもありません。


 おそらく各々の事情があり、日々の暮らしがあり、環境があります。しかし、あと20年で地球環境が破たんし、50年で破滅的気象変化があるのだとすれば、どう結果を出して行くのか急務である事になります。どういう事がサスティナブルなのか頭に入れておかなくてはならないでしょう。


IMG_3618.jpg 環境問題への取り組むにはそれぞれに立場があってそれぞれの主張があります。

 例えば、地球温暖化を取り上げ北極の氷が解けて異常気象が頻発する様になるという危機感を喚起する立場です。記録的な大雪も温暖化による異常気象の影響であると。そして、世界的な異常気象が食糧不足を生み、それが難民を生むと。当然食料価格は高騰し、同時にピークオイル後の世界は石油不足になり、それが食糧不足に拍車をかけるため石油製品ばかりでなく食糧も高騰すると。だから早く取り組まねばならないとする立場です。映画「不都合な真実」もまた同様の立場を取っているのではないかと思います。

 一方、こんな楽しい事をすると自然に循環型社会に寄与することになるよ…という立場があります。例えば、古布を使って新しく衣類に生まれ変わらせると言うものです。単純にリサイクルショップで古着を購入するだけでもひとつの取り組みになるわけですが、それをさらに利用して新しい作品にする事によって楽しみと喜びを加えた幾重もの価値を生む事になります。調べてみるとファッションショーも行われている様です。そういう取り組みが様々なフィールドに広がる事で相対的に持続可能な循環型社会への移行を促せば、抵抗感も少なくスムーズなパラダイムシフトが可能かもしれません。


 この両者を比較してどちらが良いとか悪いとかと言うことではないのです。事態は急を要しており強制的にでも転換を図らねばならない事態だとすれば、手段を選んでいる場合ではなく法律の改正等が必要になるかもしれません。しかし、その風当たりが強くなればなるほど猜疑心や抵抗感を誘発してしまうでしょう。それでは困ってしまいます。太陽と北風はどちらも必要でバランスが問題なのかもしれません。


2011 .02.23

IMG_3528.jpg 朝から良いお天気なので自転車で走るには申し分ありません。雪の心配がなさそうだったので、防寒具と衣類を一枚ずつ減らして自転車を走らせます。日の出が早くなったのでしょう。いつもの時間より早く自宅を出たのに朝陽は思ったより高くなっていました。黄金色の朝陽が空に輝き、雪原は蒼き眠りから目覚めようとしています。まるで絵画の中に暮らしているようです。通りかかった川辺には今朝も鴨や白鳥が眠りから覚め活動を始めようとしています。

IMG_3541.jpg

 今日の専門校。

 1限目はOJTでした。久しぶりに窓辺のガガイモの芽が出て来ています。発芽まで1ヶ月近くかかる事を思えば、卒業までに収穫まで出来ないかも知れません。教室にある椎茸の菌床ブロックも目覚めないまま発芽しません。どう対応すべきか思案しています。


 2限目は、川西町のきらりよしじまネットワークでご活躍の高橋由和先生の講義です。今日は2回目なのですが、DVDによる地域起こしの紹介から始まりました。DVDは鹿児島県鹿島市にある柳谷地区「やねだん」の紹介だったのですが、不覚にも見ていて目頭が熱くなってしまいました。その地区に暮らす方々の活き活きした様子が何だか昔の楽しかった子供時代を思い出させたのかも知れません。或いは地域の外から招き入れたアーティストとの関わりがとても温かかったからかも知れません。変化が加速し始めると地域が活性化するとともに熱を帯びて行く様子が伝わってくる様でした。


 今日のお弁当

IMG_3554.jpg

 3限目は2限目に続いて高橋先生の講義です。チーム別になって地域起こしの為の企画の立て方をワークショップ形式で学びました。短時間でまとめるのがなかなか大変だったのと、どうしても全体の意識が似通った所に落ち着いてしまうのが残念な気がします。地域の活性化に繋がれば斬新さや奇抜である必要はないのですが、独自性はあった方が良いような気がします。二番煎じや二匹目のドジョウを狙うようでは、その地域への定住が期待できないと思えるのです。その事に関しては時間をかけて温めて行く必要があるかも知れません。


IMG_3565.jpg 午後、仲間と少し話をしてから家路に就きました。冬を越える間に足の筋肉が増強されたのか、ペダルを踏むのが楽な様に感じます。陽は西に傾き、夕暮れを迎えようとしていました。葉山の向こうには月山が泰然と聳えています。ふいに山形で暮らしているのだと言う実感が湧いてきました。県外生活が長かった為か山形への郷愁も強かったのです。けれどそれも11年の間にすっかり慣れてしまいました。それで普段「山形」を意識する事は少なくなったのですが、何かの弾みに突然、郷愁のような満足感のような感覚が湧いてくる事があるのです。葉山と月山は、その象徴的な存在でもあります。暮れて行く空を鳥達の群が家路を急いでいる様でした。


2011 .02.18

 朝、窓から外を見たら黙ったままの曇り空。これなら自転車で走れるかもしれないと思って準備をしていたのですが、いざ出かける段になって大粒の雪が降り出しました。少し悩んだのですが、仕方ないので無理せず電車で出かける事にしました。準備していたらギリギリになってしまいましたが、何とか電車に間に合いました。急いだことと厚着していたことで電車内では汗がにじむ程でした。駅を出てシェアハウスに立ち寄ると仲間が朝食を準備していました。それからまた徒歩で専門校へ向かいます。背後に気配を感じて降り帰ると仙台から通っている仲間でした。話をしながら専門校へ向かいます。途中、トラックの運転手さんに道を聞かれ、バスを待つ子供と一緒にいる顔なじみのおばあちゃんに挨拶し、やっと専門校へ辿り着きました。


 今日はOJTの予定でしたが、変更があって二酸化炭素の排出権取り引きに関する講話がありました。二酸化炭素の排出券取り引きに関しては、正直な所、未だ雲を掴むような感覚が抜けきれません。実際、マネーゲーム的な要素もあり手掛けるには相当の知識と判断力と先見の明が必要であるような気がします。

 今日のお弁当♪

IMG_3435.jpg


 午後は、先日打診されていた排水処理チームのお手伝いに出かけました。現場は養豚場の排水処理施設です。お手伝いは2度目です。前回は写真を撮る係をしていたのでほとんど仕事をしていませんが、今回はそこそこの仕事量があるためそうは行きません。

 途中、使い捨ての作業着やゴム手袋、使用するビニール袋を購入して現場に向かいました。到着してまず戸惑ったのは、降り積もった雪です。話には、運び出す為の1,000個の器材を4人で袋詰めするはずでしたが、雪に埋もれてしまって半分以上が見えません。ただ、器材は既に袋詰めされています。事情が飲み込めずに電話で確認すると、どうやら運び出す為の1,000個の器材をまとめると言う事に変わりはなさそうです。しかし、既に袋詰めされている器材がそれぞれ数がバラバラなので数え直す必要があると言う事になりました。袋の中に入った器材は浄化水槽から引き揚げたものなのでそれなりに汚れていてそれなりに臭います。でも、作業を始めたら汚れなんて構っていられなくなりました。4人で手分けして次々に積み上げて行きます。しばらく頑張って何とか予定数をクリアしました。汚れと臭いにまみれて頑張りました。

 自宅まで送ってもらって早速洗濯しながらシャワーを浴びてやっと一息つきました。いつか、四万十川の畜産排水設備を手掛けた人がテレビで言っていた事を思い出します。

「臭いが無くなる頃、仕事も終わりを迎えるのです。」


カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア

にほんブログ村 環境ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ
にほんブログ村
にほんブログ村 環境ブログ 環境ビジネスへ
にほんブログ村
にほんブログ村 環境ブログ 環境学習・教育へ
にほんブログ村
最新コメント
[04/10 NONAME]
[04/09 NONAME]
[04/08 天使のangel]
[03/05 如意]
[03/04 如意]
最新記事
OFF
(04/17)
(04/16)
(04/15)
(04/14)
(04/13)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ガガイモ
性別:
男性
趣味:
絵画・イラスト・写真・山歩き・釣り…
自己紹介:

メール:artleaf@mac.com

バーコード
ブログ内検索
P R
アクセス解析
アクセス解析

Page Top
CALENDaR 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31