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新年明けて最初の専門校への登校日です。外へ出てみると予想程気温が下がらなかった様子でしたが、アスファルト路面が凍っていてツルツルと滑ります。ちょっと躊躇しましたが、自転車を出す事にしました。走り出してみると所によって霧が出ている様です。霧と言ってもドライアイスの冷気の様に低い所に漂っています。やがて東の奥羽山脈側から日の出です。辺りの霧が金色に輝き始め幻想的な光景を作り出します。
考えてみれば自転車で走るのは10日ぶりになるでしょうか。路面が凍結しているのでおっかなびっくりですが、路上には雪があまりないので急な操作をしなければ何とか走れます。ただ、久しぶりということもあってか、なかなかスピードに乗れません。少し時間はかかりましたが、専門校に辿り着きました。
楽しみにしていたのは窓際のガガイモです。年末に芽が出ているので順調に伸びていれば結構成長しているのではないかと期待していたのです。もっとも長期の休みの間に室温はかなり低下していたはずですから、放置したままでどこまでその環境に耐えられるのかと言うことにも関心があったわけです。結果的にその期待に反し小さな芽はどれも枯れてしまっていました。そこまで1ヶ月を要しているので残念としか言い様がありません。
さて、講義の前に理事長から新年明けての挨拶があり、続いて受講生代表の挨拶、そして事務局の方からのお話がありました。
引き続き1限目は理事長の講義です。環境に関わることについて学ぶ機会を得て9ヶ月を過ごしましたが、一口に環境と言っても間口は広く、奥も深いと言うのが実情です。この専門校での時間の中で進むべき道を見つけ、今後10年スパンで取り組んで欲しいと言うお話でした。その為に、まずは生活しなくてはならないので、夢を描きながら現実に取り組んで行かなくてはなりません。
2限目は化学物質に関わる講義でした。化学物質と言う言葉はよく耳にする様になりましたが、そのことについてきちんと理解している人は意外に少ないものです。企業で起きた化学物質流出事故の事例紹介を交えつつ、化学物質についての理解を深める事が大切であると言うお話でした。
今日のお弁当♪
これまた久しぶりのお弁当です。
3限目はOJTでした。まずは、排水処理チームの活動報告がありました。きちんとプレゼン資料としてまとめられていたことも驚きでしたが、悪戦苦闘する様子が伝わって来て、受講生仲間の苦労が伝わって来ました。排水処理チームは、そう言ういくつもの案件に取り組んでいて、地元住民側のお話を聞き入れながら企業の取り組みに協力して行かなくてはならないのです。
その後、省エネチームやバイオ農業チームはそれぞれ休み中の活動の報告や取りまとめ、打ち合わせをしたり現場に出かける等の活動になりました。
帰宅する途中、北から翔んで来た白鳥が向かい風に煽られ頭上で方向を変え、西へ翔んで行った様です。自転車は背後からの風でスイスイ進みます。いよいよ2011年が始まりました。
果たして向かい風になるか追い風になるか!乞うご期待♪
2010年を振り返ると変化の歳だった様な気がします。リーマンショックの煽りをまともに被ってしまい、もがいてもあがいてもどうにもならない流れに呑まれていた時、現在の専門校と言う舟に拾い上げてもらった様なものです。
今年、山形県環境技術専門校が設立し、第一期生として迎えられ、これまでにない体験をたくさんさせていただきました。一度学校を卒業して社会に出ると、もう一度勉強する機会を得るのは意外と難しい事です。通信教育や文化教室も多忙な仕事の日々の中では続けて行く事がとても難しかったのです。会社員に求められているのは、目の前の仕事に没頭し余計な事を考えずに一心不乱に仕事に打ち込む事でした。それはそれで間違っているとも思いません。でも、社会との繋がりは断たれ、場合によっては家庭との繋がりも断たれてしまう様な毎日はまるで人間性も社会性も否定される様な日々です。
…それでいいのでしょうか。立ち直る機会のない社会は立ち直る事が出来るのでしょうか。是も否もなく、やがてそんな日々に戻らなくてはならないのかも知れません。それでも「環境」と言うテーマの下、学ぶ機会を得られたと言う事は、これからの人生にとってとても大きな財産になるでしょう。一緒に学んだ仲間もまたこれからの人生の大きな財産になるでしょう。小学校とも中学校とも高校とも違う世代を越えた仲間がとても貴重な存在に感じています。
先日、樽石大学の学長の松田先生がこうおっしゃいました。
「充実してますか?」
無論、答えは決まっています。
「はい!お陰さまで!」
苦しい時、たくさんの方々にご心配をおかけし、お世話になってきました。そうしてやっと辿り着いた山形県環境技術専門校と言う舟です。この舟が辿り着く港に新しい未来があるのか、それはまだ解りません。それでもこの充実した日々はひとりの力では到底実現できないものでした。そのことにまず感謝したいと思うのです。
2010年は、折れてしまった心を修復する日々でした。捨ててしまった夢をもう一度探す日々でした。専門校生活も残す所あと3ヶ月余り。不安や焦りがないと言えば嘘になります。それでも、留まる事をことを許されていない以上覚悟をきめるしかないのでしょう。
感謝を込めて関わった全ての方々の幸福を願いつつ、2011年を飛躍の歳にしたいものです。
今日も朝から雪模様。いつもより30分早く起床して電車で出かける準備をしました。休日ダイヤなので平日より一本電車が少ないのです。ところが、駅に着いたら1分遅刻でした。駅は静まり返って人影もなく、次の電車まで45分待ちが決定です。やっと来た電車に乗って山形駅に着くと、そこから専門校まで徒歩です。予定より遅い電車なので気合いを入れて歩きます。歩道にはすっかり雪が積もっていて歩くのも一苦労です。割り切って長靴で出かけていたのは正解でした。通り過ぎる車の跳ね上げるしぶきを浴びながら歩く事40分。始業前に無事到着しました。
今日の専門校。
1限目は生物学の講義です。前回から引き続き遺伝子についての講義です。生命の不思議は、この生物学の講義が始まってからずっと感じています。今日は生殖細胞についての解説からバイオテクノロジーについての講義でした。大腸菌の持つプラスミドが遺伝子組み換えに利用されているお話は特に興味深い内容でした。遺伝子組み換えの人工ゲノムによって自己増殖に成功したと言う話もあるようです。いよいよ目を離せない分野です。
2限目は水処理技術です。家庭で利用される生活用水になるまでSSやコロイド粒子、細菌まで除去されているわけですが、普段意識せずに過ごしている事を高度な水処理技術を駆使して安心・安全な飲料水になります。目に見えない極小のレベルに至る水処理に感心するばかりです。
今日のお弁当♪
3限目は大掃除。みんなとても手際良く、一緒にやらなきゃと思いながら事務所でもたもたしているうちに終わっていました。申し訳ないです(汗)
それから2010年の〆に荒井理事長に御言葉を頂きました。短いようでたくさんの出来事を詰め込んだこの8ヶ月間。先頭に立って引っ張って下さっている理事長です。容易ならざる問題に苦悩しながらも飄々とこなす姿勢は余人をもっては代えがたい指導者です。なかなか真似出来るものではありませんが、ご指導を仰ぐ機会に恵まれた事は幸運に他ならないと思うのです。
今日のガガイモ♪
雪の日が続いて日照が足りないのか、ガガイモの芽に菌糸らしき糸が伸びています。湿度が高すぎる可能性もあります。ペットボトルのキャップは外す事にしました。これから寒い日が続き、年始までの休日はガガイモの生命力が頼みの綱です。窓にぶら下げたままでは、凍ってしまうだろうと仲間が心配して机の上に並べてくれました。普段は「ガガイモなんて雑草だ」と笑いの種になりますが、ちゃんと心配してくれているのです。そんな仲間と一緒にお茶会をしました。各々に1年を振り返りながらとりとめもない話でゆく年2010年を惜しみました。
帰宅しようと駅まで送ってもらったら電車は何と1時間待ち。やっと来た電車に乗ったら途中の駅で6分の連結待ちでした。何だかすっかり体調が悪くなってしまいました。やっとのことで天童に辿り着いたら雨です。寒くなったり暖かくなったり気候の変化の激しさは2010年を象徴する様です。
今日は朝からしっかりと雪が降り積もっていました。一度は自転車で挑みたい等と夢想していましたが、やはり現実は厳しかったです。いつもは平坦で何でもない道が、雪のお陰で途端に自転車のタイヤへの抵抗が大きくなりました。まるで16kmの登りのようでした。心臓はバクバクと激しく、息は上がり、汗敵の様に流れます。1時間で通っている道を走破するのに1時間40分を要しました。辿り着いた専門校で待っていたのは仲間の拍手。疲れが吹き飛ぶ様でした。
今日のガガイモ。
今日の専門校。1限目と2限目は水処理に関する事義でした。1限目は、現在水処理チームが関わっている業務内容の紹介でした。「混ぜる」と言う技術にも高度なものがあるのだと言う事を知りました。
2限目は、水処理の中でもコロイド状の細かい粒子を凝集剤により沈降させる技術の紹介でした。水道水を処理する際にも使われる方法と言う事です。
今日のお弁当♪
午後はOJTでした。各々の活動に取り組みました。いよいよ2010年も押し詰まり、2011年の活動計画を立てなくてはなりません。
帰りも自転車で走りましたが、雪路を自転車で走るのは危険性も高まります。歩道は除雪されていない為に、車道を走らざるを得ない区間があり車の運転者にも迷惑をかけてしまいます。帰りには何人もの仲間に心配してもらいましたが、何とか自力で帰宅しました。16kmの道程を往復してみて納得できたので明日は電車にしようと思います。
夕方になって植物工場実験棟に出かけていたリーダーから連絡が入りました。早くも野菜の種が発芽したとの事です!早速LEDを点灯し生長を観察する事になります。経験により次への発想が生まれる事になります。
朝から雨。雪を覚悟していたので若干拍子抜けしました。出かける為の装備をどうするか考えます。結果、雨なのでと言うことで長靴とカッパを着用しました。格好悪いなんて言ってられません。
専門校に到着すると、ガガイモの芽をチェック。昨日よりひとまわり大きくなった印象です。成長が早いのでしょうか。インターネットで調べていたらガガイモの根は1年で10mにもなるらしいです。アルカロイドを含む有毒な部位なのですが、多年草であることを考えると、この有毒部位が有効部位である葉や袋果、そして袋果の中の種髪や種を生産する根源です。つまり有毒部位である根は、見方を変えれば宝の様な価値を持つことになります。
今日の1限目は荒井理事長の講義でした。OJTで聞けないこともあるので貴重な時間です。話題はこれまでの講義内容を踏襲しつつ、この1年間の専門校生活をどう活かすかと言うお話しになりました。職業訓練校と言う性質上、就職することが第一なのですが、現実問題として就職が難しいからこそ専門校で学んでいるわけです。そこで、幸福とは何だろうと考えてみます。財産をたくさん持っていることか、勝ち組になることか、それとも…そこで理事長はこう続けました。
「それは夢や目標を自分の中に見つけることだ」と。
それで思い出したことがあります。山形県村山市にある生涯学習施設の樽石大学の松田学長さんは常々おっしゃっているのです。
「する事がある 行く処がある 友達や仲間が居る」と。
今は専門校と言う「行く処」があり、そこに「友達や仲間が居る」のです。足りないのは「する事」なのですが、それこそが荒井理事長のお話にある「夢や目標」なのかもしれません。あと3ヶ月程で仕事が決まらなければ、また全てを失う事になります。その事をみんなが胸にしまったまま、目の前にある「やるべき事」に向き合っています。
2〜3限目はOJTでした。省エネチームは別室で書類作成でしょうか。排水処理チームは上山方面へ出かけた様です。バイオ農業チームはミーティングや現場へ出向いて電気工事等と取り組みます。最近、実験続きの様子のBDFチームから画像が託されましたので掲載します。バージョンアップした蒸留装置だそうです。BDFは湿式の場合、不純物が残ります。そこでその不純物を取り除く方法を模索しているのですが、高度な試みを手作りで頑張っています。
今日のお弁当♪
午後、バイオ農業チームの植物工場実験棟での新企画「椎茸栽培」について調べていたら、特許庁のサイトで公開されている情報に興味深いものを見つけました。それは、「椎茸の子実体の成長には光が必須である」と言うものです。しかも、その光は波長が470nmの青い光が活性化させるとのこと。何と、現在取り組んでいる植物工場実験の施設にぴったりです。椎茸の生育には15〜20度程度の気温が良いとされていますから、これまた条件がぴったりです。早速準備に入る事になりました。
昼過ぎに雨は雪に変わり、帰宅する時間には細かい雪が降り注いでいました。風もあるので横から吹き付ける場所もあります。それでもどこかホッとしていました。雨が降るとカッパを着ても濡れてしまうのですが、雪ならばちょっと叩けば落ちてくれるからです。セーフティーグラスが曇るのは困りますが、汗をかきかき走っているので、滑らない様に走れば、雨の日より楽かも知れません…甘いかな?