忍者ブログ
HOME   
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
8

2024 .04.28
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2011 .03.15

 とうとう放射線が漏出すると言う事態に至り、日々刻々変化する事態に意識が追いつかなくなりそうです。現時点では山形県内の放射線量に異常な数値は観測されていないと言う事です。しかし、風向きによって微量ながら東京まで到達していると言う話もあります。放射線と言う実体のないものであるだけに正確な情報がないと不安になります。今回の地震で地球の地軸がズレたと報じられています。いかに大きなエネルギーだったかが伺い知れ、またその活動が収束したのかどうかすらさえ解らないのです。

 地震直後に大停電はしましたが、ガスと水道が大丈夫だったと言う事が救いでした。しかし、よく考えてみるとガスはプロパンなのです。つまりの各戸に独立していたからこそ助かったとも言えます。そのプロパンガスは現在備蓄で対応しているとラジオが報じていました。その備蓄が底を尽きるとプロパンガスも入手困難になるわけです。

 この一年、環境に関する事を様々に学んできましたが、日本はこういう専門校をあと10年早く設置すべきだったのではないかと思えます。先日、自然エネルギーの講義でオーストリアのお国事情とエネルギー政策について学びました。オーストリアはガスを外国に頼っていた為、非常に不安定なエネルギー事情だったと言う事です。しかし、今は雑草からガスを生成しているそうです。しかも、その雑草は近隣の農家からの買い取っているという話もあります。これなら日本でも休耕田を利用して可能ではないでしょうか。バイオガスを利用した発電も試験的な運用している所もある様です。

 取り返しのつかない大きな失敗をして日本は方向転換出来るのでしょうか。それともこれまでの原発事故と同様に時間と共に忘れ去りさらに大きな失敗に突き進むのでしょうか。

 ガソリン・軽油・灯油の不足。電車の不通。計画停電。食品の品薄。そして放射線の心配。たった5日前まではそんな心配の必要がなかったはずです。


 ひとり悶々と引きこもっていてもどうかと思い外に出ました。空は曇って冷え冷えとしています。福島第一原発の放射線の影響が拡大傾向にあり、近隣に住む人は屋内に入る様に、雨に当たらない様にと報じられています。直接の影響はまだないだろうと思い、スーパーへ向かいました。するとスーパーの中は平日とは思えない人の数です。やっぱり買い出しでしょうか。昨日買えなかった納豆が入荷していました。どこかのオジサンが「納豆安いぞ。身体にいいぞ。」と頼まれもしないのに宣伝しています。買い物に出られなくなる可能性を考慮して3パック程買おうとレジへ持って行きました。これでも遠慮したつもりだったのですが、「2パックまでです」と言われてしまいました。どこかに書いてあったのを見落としたのかも知れません。その後、コンビニへ入ると商品棚はどこも空っぽです。ふと気がつくと友達の奥さんと子供がレジにいました。そう言えば、この子がお腹の中にいた時にも地震があったのです。心配して様子を見に行った事を思い出しました。彼はそんなことを知ってから知らずか何やら一生懸命訴えています。大きくなったなぁと感心して外に出ると雨が降り始めていました。傘もささずに家路を急ぐ母子の姿を複雑な想いで見送ったのです。


PR

 自宅にいたら電話が鳴って、本家のサイトの編集作業を依頼されました。これは大変に光栄なお話です。そもそもサイト構築には大して詳しくもないのですが、出来るだけのことはやりたいと思います。本家サイトも更新する事になりましたので受講生の方はチェックして頂く様お願いします。


 さて、外の様子が気になったので外出する事にしました。自衛隊からの情報としてチェーンメールが回ってきましたが、最初の送り主はどこかで慌てる様子を見て笑っているのでしょうか。それにしては内容がリアルでした。時折、思い出した様に起きる余震に身構えながら、天童市内を自転車で走ります。天候は晴れ。しかし、その明るさには空虚さが感じられます。何とかガソリンを確保したいと並ぶ車列が近所の住宅地にずらりと並び、給油ができるかどうか解らないまま蛇が蜷局を巻く様に延々と待っています。「14時で終了です」と言う店員さんの声が聞こえました。到底その時間までにさばける量ではありません。昨日、談笑していた専門校の仲間が、仙台へ出かけて来たそうです。電気もガスも水道も食事もままならない娘さんの為にキャンプ用品と食糧を届けて来たとか。仙台は奥羽山脈を越えればすぐそことは言え、往復すれば燃料も使います。そして戻って来ても燃料は手に入りません。それでも行くしかないのが実際なのです。いかに普段恵まれた生活をしていたかと言う事が浮き彫りになります。


 お昼頃、福島の原発が水素爆発を起こしたと報じられていました。つい先日までなら水素爆発等と聞けば一大事と思っていたでしょう。ところが、テレビでは想定内だと言っています。想定内…爆発も想定内なのでしょうか。何が本当なのかさっぱり解らなくなります。ひょっとして日本は第二次世界大戦と同じ過ちを犯しているのではないかと言う考えが頭を過りました。正しいのだと信じて突き進んだ挙げ句に計画は破綻し、それでもまだ非を認めないとは愚の骨頂ではないでしょうか。ふと、頭からすっぽりショールを被りマスクをした3人組の女性が小走りに走って行きました。チェーンメールの内容は「放射能に注意」でした。なかなか素早い対応です。

 お世話になっている不動産屋さんを訪ねるといくらか住宅に不都合が出ているそうです。社長さんが対応に追われていました。

 よく立ち寄るカメラ店では、照明を落として営業していましたが、店長さんはこんな時に営業してていいのかと恐縮していました。

 ホームセンターに立ち寄ると自転車コーナーだけが繁盛していました。担当の方に声をかけるとほとほと疲れている様子でしたが、力を振り絞る様に声を出し、接客に追われていました。ホームセンターの自転車コーナーには1〜2万円程度で購入出来る自転車がまだまたたくさんありました。ホームセンターとしては想定外の需要かもしれません。

 ホームセンターでは売り切れだったのですが、100円ショップでは乾電池やろうそくがまだ売っていました。東京電力に続いて東北電力も計画停電を検討していると言う事だったので一応購入しました。

 宅急便で支援物資を送ろうとしても受け付けてもらえないそうです。

 この変化の中で人の意識も変化し、願わくばそれが良い方向へパラダイムシフトできれば日本にはまだ未来があるかも知れません。たくさんの尊い命が失われたのですから、無駄にしてはいけないのだろうと思うのです。


IMG_3937.jpg

 山形は大地震の影響があったとは一見して解らない程に平穏です。でも、スーパーやコンビニへ一歩足を踏み入れると明らかに品薄です。必要と感じている物程売り切れています。それからガソリンです。山形市他近隣の市町村のガソリンスタンドでは軒並み売り切れとなり、売ってもらえても10リットルとか5リットルなのだそうです。


 朝、専門校へ自転車を走らせながら、いつもと変わらない風景がいつもと違っていると言う事を受け容れるのは難しいことの様に思えました。


IMG_3940.jpg

 専門校に着くと次々に電話が入りました。各々異口同音にガソリンが手に入らないため登校できないと言う主旨の電話です。まだ事務局の人が来ていなかったので代わりに電話を受けてメモしました。受講生はまだ数人しかいなかったので、事務局で待機しました。やがて事務局の人や理事長が登校したので講義となりました。受講生は5〜6人です。理事長の講義は、やはりこの地震に関する事でした。この1年で学んだ事の中には自然エネルギーとして太陽光発電などについても学びましたが、太陽光発電には、大きく分けて二つの系統があります。1つは独立系と言ってバッテリーを設ける等して発電した電気を照明等の電気として自己消費します。もう1つは連系と言って電力会社に売電する方法です。この方法は電気代を高く買い上げてもらう事によって利益を生み、太陽光パネルや設置費用等の出資分を補う物です。この震災によって起きた大停電で問題になるのは、連系の太陽光発電の場合に停電すると発電しているのにバッテリーがない為に溜める事が出来ないと言う事です。つまり自家消費には充分な発電をしていても電力会社に因る停電している夜間には、照明は使えませんし冷暖房も使えないと言う事になります。さらにこれがオール電化住宅の場合は、発電しているのに夜間は大変な状況に追い詰められます。

 最近注目されていたスマートグリッドにこの事態を解決する可能性があるのですが、バッテリーの性能向上等の課題がある様です。


 7mもの高さを持つ津波は、既に人智の及ぶ物ではありませんが、停電時やガソリンの代替エネルギーとしての電気を利用するには、スマートグリッド方式でエネルギーを有効利用する事が良い解決策になるような気がします。地域でこのエネルギー総和の意識があれば、ひょっとしたら原発も不要になるかもしれないのです。


 今回の東北大震災は蓄積された社会問題までも浮き彫りにしたような気がします。


 今日は、お弁当の代わりにおにぎりの差し入れがありました。


IMG_3947.jpg

 専門校を出てシェアハウスに向かいました。こんな時は日頃車の便利さに叶わない自転車が大活躍している様に感じます。シェアハウスに着いて専門校仲間と電話で話していたら、後で寄ると言うのでそれまでの時間を使ってアルミ缶潰しをすることにしました。以前からシェアハウスのアルミ缶やゴミが溜まっている事が気になっていたのです。早速、洗って踏みつぶしてアルミ缶回収ボックスへ持って行く事にしました。地道にひとつずつ潰して袋にまとめた所で、専門校の仲間に電話してちょっとシェアハウスを留守にすると告げるとアルミ缶やペットボトルは引き受けてくれると言う話になりました。何でもボランティアで収集しているのだとか。渡りに舟とはこのことでしょうか。間もなく到着した専門校仲間と話していたらもうひとりの専門校仲間が来ました。3人で談笑しながら時間を過ごしていたらあっと言う間に午後7時になっていました。まだ余震は続いていますが、仲間と笑って過ごす時間が不安を忘れさせてくれます。

 暗い夜道を走って自宅近くのスーパーに入りました。軒並み空っぽの棚が目立ちます。それでも普段に必要な食品は充分ある様に思えました。レジの人と少し話をしたら、涙ながらに大量の買い物をして行くお客さんがいるのだそうです。そしてこれから仙台に向かうと…。天童からは国道48号線を走ると仙台です。買い出しか…あるいは救援か…山向こうの街に広がっていると言う東北大震災の爪痕を感じさせられました。


IMG_3890.jpg ちょっと疲れているみたいです。たぶん睡眠不足でしょう。地震からたった一日しか経っていないとは思えない程です。自宅に戻ると電気は戻っていたので、地震が来なければ、暖かくして眠れそうです。


…いろんな物語がありました。詳細は追々機会を見ながらと思います。

IMG_3911.jpgIMG_3923.jpg 
自然エネルギーの最後の講義が終わろうとしていた頃です。先生が「地震が来るかもしれない」と言いました。間もなく横揺れが始まり、それが徐々に大きな揺れになりました。最初は落ち着いていましたが、揺れは長く続いて益々強くなりました。
外に出るためには廊下を出て階段を下り車庫脇を通らなくてはなりません。
「外に出て下さい」と言われましたが、それは危険なことと思われました。
結局、地震が収まるのを待って教室を出ました。
駅に向かって歩いていたら仲間が乗せてくれると言うので山形駅まで乗せてもらいました。山形駅では通路の天井のステンドグラスが落ちて、どこからか水が漏れて溢れています。
また落ち着いたら書こうと思います。
ガガイモ@シェアハウス
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア

にほんブログ村 環境ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ
にほんブログ村
にほんブログ村 環境ブログ 環境ビジネスへ
にほんブログ村
にほんブログ村 環境ブログ 環境学習・教育へ
にほんブログ村
最新コメント
[04/10 NONAME]
[04/09 NONAME]
[04/08 天使のangel]
[03/05 如意]
[03/04 如意]
最新記事
OFF
(04/17)
(04/16)
(04/15)
(04/14)
(04/13)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ガガイモ
性別:
男性
趣味:
絵画・イラスト・写真・山歩き・釣り…
自己紹介:

メール:artleaf@mac.com

バーコード
ブログ内検索
P R
アクセス解析
アクセス解析

Page Top
CALENDaR 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30