忍者ブログ
HOME   
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
11

2024 .04.29
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 春の兆しでしょうか。雪混じりの雨が降っていました。

 今日はゆっくりしようと思っていたので、洗濯等しながら昼頃までMacの前に座っていました。衛星画像を確認すると雨も上がりそうだったので、午後から所用を済ませる為に外出。まだ少し雨がパラついている様でした。歩道の雪も随分解けています。自転車で走るのも楽になりました。

 専門校生活ももうすぐ1年になり、終了を迎えます…いや、落第しなければですが。先日の芸工大でのサステナブル国際会議の内容は、この1年学んで来た事を重ねて見る事によって立体的なイメージを出来そうな気がしましたが、町に出てみると、変わらない日常が淡々と流れています。社会は変わらなくてはならない局面を迎えているのに何も変わる様子は見えません。むしろそれが永続的なものであればどれほど幸せな事でしょう。世界が滅亡するシナリオは現実になってしまうのか、或いは笑い話や狂言の類なのか。環境問題を取り上げる話にはいささか過剰と思われる表現もあるために逆効果となってはいないでしょうか。

 IEAが認めた2006年ピークオイル説が本当であれば、変わらなくてはならないのは間違いないのです。むしろそれは随分以前から伝えられていた事です。1970年代のオイルショックの騒動は象徴的な出来事と伝えられていますが、石油への依存は当時より確実に大きいと考えられますから、真剣な取り組みが求められます。中国やインド等の人口増加と経済発展の影響を考えれば、石油原料が調達できなくなる日は早まる危険性もあります。だからと言って一般庶民はどうすれば良いのか。その答えが見つからないのが現実です。

 自転車を利用する様になってもうすぐ1年になります。想像していたより快適な場合もあれば、想像以上に過酷な場面もあります。気象条件等の条件が良ければ、半径20kmはカバー出来ると思いつつ動きが限定される事は否めません。現代の社会システムで石油が手に入らなくなる事は致命的と言えるでしょう。

 そんなことを考えながら走る町はまだ風が冷たいのでした。


PR

 環境問題を考えているとアートやデザインというキーワードに気がつくことがあります。それは時に景観デザインであったり、建築デザインであったり、そして環境の取り組みのデザインであったり…。形のあるものばかりではなく、形のないものにもデザインはあります。アートと言われる分野も同様の事が言えるでしょう。


 今日は東北芸術工科大学でサステナブルデザイン国際会議に参加させて頂きました。そこで貴重なお話を聞く事が出来ました。建築家がどう言った背景で設計・デザインするに至ったのかと言う事を知ることができました。

 あまりに非日常体験だったため、正直な所、頭の中がまだ整理できていない様です。時間をかけて咀嚼し消化して行く事になるのでしょうか。山形と言う地域性は少なからず人口減少の傾向にあり、場合によっては過疎の為に限界集落となり消滅して行く運命を辿る地域もあります。しかしそこにアートやデザインが関わって行くことによって再生に転じる可能性もあるわけです。そんな可能性を感じながら充実の時間を過ごさせて頂きました。


IMG_3619.jpg サスティナブルと言う言葉を聞く様になったのは、東北芸術工科大学の植松先生の講義を聴講してからだと思います。「持続可能」と訳されていますが、意味する所が大きい為に解釈も様々になります。

 持続可能な地球環境。

 持続可能な社会システム。

 持続可能な日々の暮らし。

 それぞれ意味する所は同じであってもスケール感はまるで違います。その為、立場によってサスティナブルの捉え方も違って来るのです。


IMG_3622.jpg 例えば「雪」について考えてみます。都会に暮らす人にとって雪は幻想的でロマンチックで、人によっては郷愁を誘う夢のある風景だったとしても雪国に暮らす人にとって「雪」は脅威であったり労働をイメージさせたりと現実的な問題となります。では、これが雪でなく「CO2」だったらどうでしょう。都会の人が地方へやって来てCO2削減を唱えても地方の心に人に響かせることは難しい事です。何故なら周囲には緑の山や田畑が広がっているわけで、雑草が繁茂したとなれば、それは草刈りの対象に他ならないわけです。「CO2」削減の為に雑草は繁茂したままで良い等と言う事はありません。つまり同じ言葉を使っていてもお互いに意味する事は違っている事になります。そういう意味では、グローバルな話題は国内レベルの話題への翻訳が必要となり、国内レベルでの話題は地方レベルへの話題へと翻訳が必要となるのだろうと思います。

 同様の事がCOP10でも起きていたのではないかと推測します。先進国の論法で生物多様性を唱えても発展途上の国には承服できようはずもありません。


 おそらく各々の事情があり、日々の暮らしがあり、環境があります。しかし、あと20年で地球環境が破たんし、50年で破滅的気象変化があるのだとすれば、どう結果を出して行くのか急務である事になります。どういう事がサスティナブルなのか頭に入れておかなくてはならないでしょう。


IMG_3618.jpg 環境問題への取り組むにはそれぞれに立場があってそれぞれの主張があります。

 例えば、地球温暖化を取り上げ北極の氷が解けて異常気象が頻発する様になるという危機感を喚起する立場です。記録的な大雪も温暖化による異常気象の影響であると。そして、世界的な異常気象が食糧不足を生み、それが難民を生むと。当然食料価格は高騰し、同時にピークオイル後の世界は石油不足になり、それが食糧不足に拍車をかけるため石油製品ばかりでなく食糧も高騰すると。だから早く取り組まねばならないとする立場です。映画「不都合な真実」もまた同様の立場を取っているのではないかと思います。

 一方、こんな楽しい事をすると自然に循環型社会に寄与することになるよ…という立場があります。例えば、古布を使って新しく衣類に生まれ変わらせると言うものです。単純にリサイクルショップで古着を購入するだけでもひとつの取り組みになるわけですが、それをさらに利用して新しい作品にする事によって楽しみと喜びを加えた幾重もの価値を生む事になります。調べてみるとファッションショーも行われている様です。そういう取り組みが様々なフィールドに広がる事で相対的に持続可能な循環型社会への移行を促せば、抵抗感も少なくスムーズなパラダイムシフトが可能かもしれません。


 この両者を比較してどちらが良いとか悪いとかと言うことではないのです。事態は急を要しており強制的にでも転換を図らねばならない事態だとすれば、手段を選んでいる場合ではなく法律の改正等が必要になるかもしれません。しかし、その風当たりが強くなればなるほど猜疑心や抵抗感を誘発してしまうでしょう。それでは困ってしまいます。太陽と北風はどちらも必要でバランスが問題なのかもしれません。


IMG_3584.jpg 最近、白鳥や鴨の群れをよく見かけます。

 

 今日の専門校。

 1限目は、荒井理事長の講義でした。思えば、昨年4月からの専門校生活で理事長の講義を最も多く受けている事なります。教科書にしたら相当のボリュームになるでしょう。たくさんの情報と共に思考の展開方法、大きなスケール感での捉え方を学んで来たような気がします。今日もCO2排出枠と省エネ診断への取り組み、排水処理の活動状況、そしてバイオ農業の動き等を取り巻く状況などの解説がありました。

 時代はTwitterに続いてFaceBookと言うシステムに流れ始めた様です。大きな違いは実名登録を求められる事。これは仮想現実の中で独特の世界観を構築して来たインターネット業界が新たな変化を認め始めたと言う事になります。インターネット上では様々な無料サービスが存在します。例えば巨大企業へと成長した検索サイトGoogleは無料で様々なサービスを提供する事によって広く協力者を得ました。そして広告収入によって莫大な利益を得ているのです。インターネットで広告収入を得ると言うビジネスモデルは定番化していますが、一方でWikipediaは無料で協力者を得て膨大な知識をデータベース化し、非営利を貫きつつ寄付金を募る事で運営を可能にしている様です。Twitterが流行った頃、国会議員のような有力者までが災害の際の連絡手段にしようとか発言していましたが、時代は常に新しいものを求めより進化したサービスを利用する様になります。Facebookもまた然り。利用する事は悪くないとは思いますが、流行は廃れるものである事を憶えておく必要があろうとかと思います。

 さて、現実社会に目を向ければ、新興国が隆盛を見せる中、資源や食糧が不足し始め、価格がジリジリと上がり始めています。日本はまだデフレの影響が残っていると言っても季節的な要因もあって野菜はなかなか値下がりしません。成長は限界点を越え資源もエネルギーも乏しく、食糧自給率も低い日本が迎えるのはどんな未来になるでしょう。

 

 2限目と3限目はOJTでした。それぞれの活動に取り組みました。

 

 今日のお弁当。

IMG_3595.jpg

IMG_3607.jpg 否が応でも進路を考えなくてはならない時期になり、山形県環境技術専門校も4月からの第2期生を募集しています。問い合わせも相次いでいるようですが、募集枠が30名と言う事ですから狭き門なのかも知れません。時代の動きにどう対応して行くのか、悲喜こもごものそれぞれの人生です。3月は変化の刻になりそうです。


カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア

にほんブログ村 環境ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ
にほんブログ村
にほんブログ村 環境ブログ 環境ビジネスへ
にほんブログ村
にほんブログ村 環境ブログ 環境学習・教育へ
にほんブログ村
最新コメント
[04/10 NONAME]
[04/09 NONAME]
[04/08 天使のangel]
[03/05 如意]
[03/04 如意]
最新記事
OFF
(04/17)
(04/16)
(04/15)
(04/14)
(04/13)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
ガガイモ
性別:
男性
趣味:
絵画・イラスト・写真・山歩き・釣り…
自己紹介:

メール:artleaf@mac.com

バーコード
ブログ内検索
P R
アクセス解析
アクセス解析

Page Top
CALENDaR 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30